大阪 国立国際美術館「インポッシブル・アーキテクチャー」展

国立国際美術館で開催されていた「インポッシブル・アーキテクチャー ―建築家たちの夢」展('20.1.7~2.28まで。観覧料900円)を観てきました。
この展覧会は、20世紀以降の世界中のアンビルト(完成に至らなかった)の建築をインポッシブル・アーキテクチャーと名称し、約40人の建築家やアーティストが構想したインポッシブル・アーキテクチャーの図面や模型・資料に焦点を当てるという内容です。

建築家というのはすごいですね。
構想中の下絵は、抽象画に近いような意味不明なものが多かったのですが、これらから図面をおこし、立体的に模型を作り、更には実際に建築するところまでもっていくのですものね。
単なる平面的で奇抜なイメージ画が、建築家の頭の中では既に立体的に組み立てられているのかと驚嘆しました。
この展覧会で取り上げられている建築の多くは、ちょっとエッジがききすぎており、常識にとらわれている私なんぞは実際に建てられても周囲の建物と調和がとれるのか、こんな建物に住めるのか?などと思いましたが、もし本当に建てられていたら存在感抜群で、注目される建物になってたであろうということは想像に難くないです。
ですが、アンビルトであるため、それらのイメージはアートに分類されてもよいのでは?という提言がされた展覧会なのかなと思いました。
観覧者は若い人が多かったです。
建築家志望の学生さんかもしれませんね。
新型コロナの感染予防・拡散防止のため会期が短くなり、この展覧会は終了しました。
こちらの美術館は、2/29~3/15まで臨時休館し、その後展示替え休館に入りますので、実質2/29~4/3まで休館予定です(変更の可能性あり)。
国立国際美術館
住所:大阪市北区中之島4-2-55 TEL:06-6447-4680
開館時間:10時~17時(金・土曜は20時まで。入館は閉館の各30分前まで)
休館日:月曜(月曜が祝日の場合は翌日休館)、展示替え休館あり

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