大阪 enoco 「なにわの企業が集めた絵画の物語」展

大阪の阿波座駅近くにある大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)では「なにわの企業が集めた絵画の物語」展('20.1.24~2.15まで。入場料500円)が開催されています。

この展覧会は、大阪の企業が所蔵している美術品を展示しており、昨年開催され好評を博し、今年はその第2弾です。

この展覧会、良かった~

約45点の展示なのですが、さすがは企業が所蔵しているだけあり、どの作品も素晴らしかったです。

こちらはチラシに載っていた作品を少しだけ大きく写したものですが、右下のアンドリュー・ワイエスの「アフタヌーン・フライト」は、男性はうつむき加減で、背景が冬の1日であることから、一見寂寥感が漂っているように見えるのですが、そこはかとなく温かみが感じられます。
それは、画家の若者に対する温かい眼差しによるものだろうなと思いました

右上の作品は藤田嗣治の「パリ」です。
藤田のこんな作品を見るのは初めてです。
ほぼ未公開の作品だそうです。
写真では暗い灰色に見えますが、実際はもう少し明るい灰色です。
真ん中にほんの少しだけ青色がさっと刷かれているのが印象的でした。
左下の岡本太郎の「娘と犬」は形的には娘も犬もわかりませんが、ホアン(ジョアン)・ミロの「タコの狩人」は、珍しくタイトル通りタコでした(笑)。
写真はありませんが、山本新太郎の「菊」は柔らかく明るい色彩で、ずっと眺めたかったです。
須田国太郎の「けし」も深みがありました。
そして、山口華楊の「虎」は圧巻です。
この他にも素晴らしい作品がいっぱい!
企業所蔵となると観る機会もそんなにありませんので貴重な機会です。
これからもぜひ続けてほしいです。
オススメの展覧会でした

大阪府立江之子島文化芸術創造センター コーポレート・アート・コレクション
住所:大阪府大阪市西区江之子島2-1-34 TEL:06-6441-8050
開館時間:10時~20時(最終日18時まで) 休館日:月曜日

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