京都 大原 三千院
静岡県の旅行記が終わって、展覧会の感想を記事にしようと思ったのですが、大原三千院の初午の大根焚きが明日(2/11)までなので、先にそちらを案内しようと思います。
三千院は何回も行っているのですが、まだブログ記事にはしたことがなかったみたいなので、この機に少し書いておきます。

三千院(さんぜんいん)は、山号は魚山(ぎょざん)、御本尊を薬師如来とする天台宗のお寺です。
青蓮院・妙法院とともに天台宗の三門跡寺院の1つとして、三千院門跡、梶井門跡、梨本門跡とも称されています。
開基は伝教大師最澄です。
三千院は、元々比叡山に建立された円融房に起源があるのですが、何度か移転され1871(明治4)年に現在の地に移り、霊元天皇宸筆の勅額により「三千院」となったそうです。

拝観は一筆書きのような順路で見学できます。
堂内は撮影禁止なので、お庭の写真です。
今年、初めて見た初雪です。

仏さまが雪の中、凛と立たれていました。

こちらは往生極楽院です。
986年に恵心僧都源信が姉の安養尼とともに、父母の菩提のためにこの地に建立されたとされています。
中には大きな阿弥陀三尊像(国宝)が安置されています。
小さなお堂に大きな仏さまを納める工夫として、天井を舟底型にして、その天井には飛天などが描かれていますが、もう見えにくくなっています。
宝物館の方に復元されたものが展示され、当時の雰囲気がわかります。
仏さまは、重厚で穏やかでしたよ。

お庭にはかわいい「わらべ地蔵」さまがたくさんいらっしゃるのですが、少し寒そうでした。

金色不動堂の前では、初午大根焚きの接待がされています('20.2.8 ~2.11まで。9時~16時)。

お椀いっぱいの大きな大根は、ほんのり甘くてお出汁がよくしゅんでいて、ほっこり美味しい~
1年無病息災でいられるようにと、お不動さまに祈願された後に焚かれた大根ですよ。
器も使い捨てではなく、ちゃんとしたお椀です。
ありがたく、美味しくいただきました

こちらのお堂が金色不動堂です。
私たちが行った時も、大根をお供えして僧侶が金色不動像に祈願してくださっていました。
ご本尊の金色不動明王像は智証大師作とされ秘仏なのですが、毎年4月に御開帳されるみたいです。
今は御前立像を参拝することができます。

こちらは観音堂です。
平成10年に建立されたそうで、観音様もまだピカピカでした。

お庭を歩くと、鎌倉時代の大きめの石仏がありました。

その近くには「おさな六地蔵」さまがいらっしゃって、どのお地蔵さまもかわいい~
ネコを抱いていらっしゃったり、頭にハトを乗せていらっしゃったり。
お地蔵様の柔らかい笑顔に、気持ちもほっこりしました
建物の写真は撮り忘れたのですが、帰路には円融蔵(えんにゅうぞう)という宝物館があります。
展示替えがあるそうですが、現在は鈴木松年作の襖絵が展示されていました。
すごく豪快です。
神坂雪佳作の置物(?)もありましたし、前述した往生極楽院の「舟底天井」を原寸大の復元もあります。
威厳と迫力のある若々しい不動明王像や十二天図の展示もされていますので、三千院に行かれる方は円融蔵もお見逃しなく。

明日(2/11)まで雪が残っているかはわかりませんが、雪景色の三千院は美しかったです。
大根焚きも、お大根のお味はもちろん美味しかったのですが、毎年このために大根を作って、寒い中御祈祷をして、お料理して、接待した後のお椀の洗い物までしていただき、お寺さんや地元の方々の気持ちが心に沁みました。
おかげさまで、良い1年になりそうです
三千院
住所:京都府京都市左京区大原来迎院町540 TEL:075-744-2531
拝観時間:12月~2月:9時~16時半、3月~10月:9時~17時、11月:8時半~17時 拝観料:700円 拝観休み:無休

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三千院は何回も行っているのですが、まだブログ記事にはしたことがなかったみたいなので、この機に少し書いておきます。

三千院(さんぜんいん)は、山号は魚山(ぎょざん)、御本尊を薬師如来とする天台宗のお寺です。
青蓮院・妙法院とともに天台宗の三門跡寺院の1つとして、三千院門跡、梶井門跡、梨本門跡とも称されています。
開基は伝教大師最澄です。
三千院は、元々比叡山に建立された円融房に起源があるのですが、何度か移転され1871(明治4)年に現在の地に移り、霊元天皇宸筆の勅額により「三千院」となったそうです。

拝観は一筆書きのような順路で見学できます。
堂内は撮影禁止なので、お庭の写真です。
今年、初めて見た初雪です。

仏さまが雪の中、凛と立たれていました。

こちらは往生極楽院です。
986年に恵心僧都源信が姉の安養尼とともに、父母の菩提のためにこの地に建立されたとされています。
中には大きな阿弥陀三尊像(国宝)が安置されています。
小さなお堂に大きな仏さまを納める工夫として、天井を舟底型にして、その天井には飛天などが描かれていますが、もう見えにくくなっています。
宝物館の方に復元されたものが展示され、当時の雰囲気がわかります。
仏さまは、重厚で穏やかでしたよ。

お庭にはかわいい「わらべ地蔵」さまがたくさんいらっしゃるのですが、少し寒そうでした。

金色不動堂の前では、初午大根焚きの接待がされています('20.2.8 ~2.11まで。9時~16時)。

お椀いっぱいの大きな大根は、ほんのり甘くてお出汁がよくしゅんでいて、ほっこり美味しい~

1年無病息災でいられるようにと、お不動さまに祈願された後に焚かれた大根ですよ。
器も使い捨てではなく、ちゃんとしたお椀です。
ありがたく、美味しくいただきました


こちらのお堂が金色不動堂です。
私たちが行った時も、大根をお供えして僧侶が金色不動像に祈願してくださっていました。
ご本尊の金色不動明王像は智証大師作とされ秘仏なのですが、毎年4月に御開帳されるみたいです。
今は御前立像を参拝することができます。

こちらは観音堂です。
平成10年に建立されたそうで、観音様もまだピカピカでした。

お庭を歩くと、鎌倉時代の大きめの石仏がありました。

その近くには「おさな六地蔵」さまがいらっしゃって、どのお地蔵さまもかわいい~

ネコを抱いていらっしゃったり、頭にハトを乗せていらっしゃったり。
お地蔵様の柔らかい笑顔に、気持ちもほっこりしました

建物の写真は撮り忘れたのですが、帰路には円融蔵(えんにゅうぞう)という宝物館があります。
展示替えがあるそうですが、現在は鈴木松年作の襖絵が展示されていました。
すごく豪快です。
神坂雪佳作の置物(?)もありましたし、前述した往生極楽院の「舟底天井」を原寸大の復元もあります。
威厳と迫力のある若々しい不動明王像や十二天図の展示もされていますので、三千院に行かれる方は円融蔵もお見逃しなく。

明日(2/11)まで雪が残っているかはわかりませんが、雪景色の三千院は美しかったです。
大根焚きも、お大根のお味はもちろん美味しかったのですが、毎年このために大根を作って、寒い中御祈祷をして、お料理して、接待した後のお椀の洗い物までしていただき、お寺さんや地元の方々の気持ちが心に沁みました。
おかげさまで、良い1年になりそうです

三千院
住所:京都府京都市左京区大原来迎院町540 TEL:075-744-2531
拝観時間:12月~2月:9時~16時半、3月~10月:9時~17時、11月:8時半~17時 拝観料:700円 拝観休み:無休

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