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静岡 遠州の旅⑦ 掛川城

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 浜松に泊まったのですが、浜松観光は大河ドラマの直虎放映前後の2回行き、結構ディープに回ったので、今回は掛川観光をしてきました。
 掛川は初めてなので、掛川城を中心に周辺の施設の観光です。

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 掛川城の周辺にはいくつか有料の施設があるのですが、チケットは単独券や組み合わせてのセット券などいろいろあります。
 私達は5つの施設に入れるセット券1400円を購入し観覧してきました。
 最初に掛川城天守閣を目指します。

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 こちらは四足門です。
 本丸に通じる門です。

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 掛川城は、平成6(1994)年4月に日本初の「本格木造天守閣」として復元されたものだそうです。

 掛川城は室町時代、駿河の守護大名今川氏が家臣の朝比奈氏に命じて築城させたのがはじまりです。
 戦国時代、山内一豊が秀吉から掛川城を与えられ、大幅な拡張工事を実施し石垣・瓦葺の建築物・天守など城郭としての体裁を整えましたが、江戸時代に一豊は高知に移転。
 その後、多くの徳川の譜代大名が掛川城に入りましたが、最終的には太田氏(太田道灌の一族の系統)が城主になっています。
 ですが、安政元年(1854年)、安政東海地震で掛川城も天守を含む大半の建物が倒壊したそうです。
 政務を行う二ノ丸御殿は1861年(文久元年)までに再建されましたが、天守は再建されることはなく、平成6年にやっと復元再建になったそうです。
 掛川の人たちにとって、天守閣の再建は悲願だったのでしょうね。

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 この井戸は「霧吹井戸」といい、家康や信玄に攻められた駿河の今川氏真が掛川城へ逃げ込んだのですが、家康が追い打ちをかけ掛川城の攻撃をしようとしたところ、この井戸から霧が立ち込め城をすっぽりと覆い隠し、徳川軍は攻撃できなくなったそうです。
 それ以来、掛川城は「雲霧城」とも呼ばれるようになったそうですよ。
 掛川城の守り神の井戸ですね。

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 天守閣です。
 白塗りできれいですね。
 白漆喰の塗り籠めは京都の聚楽第にならったと考えられているそうです。
 
 お城の真ん中部分は、お寺などによくある唐破風様式で、窓も鎌倉時代以降の禅宗寺院にの建築に用いられた火燈窓の形式だそうです。

 やはり木のお城は良いですね。
 お城っぽい趣きがあります。

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 富士山の方角ですが、快晴なら富士山が見えるそうですが、残念ながら雲が多くて見えませんでした。

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 先程上ってきた公園の入口が見えます。
 
 これから行く場所も見え、位置が掴めたので、順々にまわって行きます。
 
掛川城天守閣
 住所:静岡県掛川市掛川1138-24 TEL:0537-22-1146
 開館時間:9時~17時 入館料(天守閣・御殿):410円 定休日:年中無休

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