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静岡 遠州の旅① 可睡斎①

 袋井市にある遠州三山の1つである可睡斎のひなまつり見学をメインに袋井市、掛川を旅行してきました
 写真をたくさん撮ったので何回かに分けてブログに掲載しますが、可睡斎だけでもいくつかに分ける予定なので、かなり長編になりそうです。
 途中全然関係のない展覧会のブログも間に入るかもしれませんが、よろしくお付き合いのほどお願いします
 
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 うちは大阪在住なので、新幹線で浜松まで行き、東海道本線に乗り換えてJRの袋井駅で下車しました

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 可睡斎のひなまつりに合わせて、町中でもお雛様が飾られるみたいで、駅の中にも立派なお雛様が飾られていました
 
 じっくりと見たいところですがバスの時間がありますので、袋井駅北口から秋葉バスの1番のりばに急ぎます。
 バスは1時間に1~3本程度で、土日の方が便数が少ないです。
 遠州森町方面のバスに乗り「可睡斎入口」で下車します
 料金は250円(2020年1月現在)、約10分程度で到着です。

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 参道に地蔵堂(旧東陽軒)というお堂がありました。
 可睡斎は元々東陽軒という名前のお寺で、この建物は昭和60年に観音堂を移築したものだそうです。

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 お堂の前には彩色が施されている仏さまが立っていらっしゃり、お堂を守ってられます。
 当時はもっと色鮮やかだったと思われますが、今は色が褪せて逆に落ち着きが出ているように見えます。

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 総門です。
 大きく家康公「深き」ゆかりの禅寺と書かれています。

 「火防総本山 秋葉總本殿 可睡斎(かすいさい)」は、山号は萬松山(ばんしょうざん)、御本尊は聖観世音菩薩さまで、応8(1401)年に如仲天誾禅師(じょちゅうてんぎんぜんじ)によって開山された曹洞宗のお寺です。
 寺号は前述しましたように「東陽軒」だったのですが、11代目住職の仙麟等膳(せんりんとうぜん)和尚が、徳川家康とその父を戦乱から救ったことがあり、家康が浜松城主になった折に報恩のために城に和尚を招いたのですが、その席で和尚は居眠りをしたそうです。
 それを見た家康は「和尚我を見ること愛児の如し。故に安心して眠る。我その親密の情を喜ぶ、和尚、眠るべし」と言い「可睡和尚」と家康が和尚に愛称をつけたことから寺号も「可睡斎」と改めたそうです。
 
 和尚が助けたのがいつかはわかりませんが、家康は1547年には人質になっているのでそれ以前と考えられ、浜松城に招待されたのは20年以上経ってから。
 和尚は少し年をとってしまい、浜松に着いてほっこりして居眠りしてしまったのかもしれませんね

 可睡和尚は家康の帰依を受けて、天正11年(1583年)に東海4ケ国(駿河、遠江、三河、伊豆の一部)の僧録司となり、管内の約2500の曹洞宗寺院を支配下に収めたそうです

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 長い階段があります。
 階段が苦手な人は迂回路の坂もありますよ。

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 こちらが山門です。
 結構新しいなと思ったら、平成22年に落慶したものだそうです。
 新しいですが、仁王さんは鎌倉の慶派のようにかっこ良かったですよ。

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 先程の総門が見えますね。

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 福徳を授かる「おさすり大黒様」です。
 1さすりで福を招き、2さすりで徳を授かり、3さすりで満足を戴くのだそうです。
 ありがたいですね。
 何回さするかは心映え次第ですかね

 こちらのお寺は見どころがいっぱい。
 次回も、もう少しお寺の外の案内を続けますね。

可睡斎
 住所:静岡県袋井市久能2915-1 TEL:0538-42-2121(受付8時~17時まで)
 拝観時間:8時~17時(閉館) 

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