京都 H29年冬の展覧会巡り②
昨日の続きを書きます。

京都文化博物館では「ウッドワン美術館コレクション 絵画の愉しみ、画家のたくらみ 日本近代絵画との出会い」展('17.10.3~12.3まで。入場料1300円)では開催されていました。
以前にも大丸神戸でウッドワン美術館展を観たのですが、あまりに質の良いコレクションだったので驚愕しました(その時の記事はこちら)。
久しぶりにそれらの作品を観れると思って楽しみに行ってきました。
やっぱりこの美術館のコレクションは見応えありますね~。
今回は、絵の見方がよくわからない人のために簡単な見方も紹介されており、展覧会初心者の人も絵画好きな人も楽しめる展覧会になっていました。
ただ、展覧会に足を運ぼうと思うぐらいの人なら、見方を教えてもらわなくてもその人の感性に合う作品にきっと出会えると思いますけどね。

同時開催として、常設展示会場で「木島櫻谷の世界」展('17.10.28~12.24まで)が開催されています。
このミニ展覧会もすごく良かったです。
木島櫻谷展は次に紹介する泉屋博古館とタイアップ企画です。

ということで、泉屋博古館で開催されていたのは「生誕140年記念 木島櫻谷 近代動物画の冒険」展('17.10.28~12.3まで。入館料800円)でした。
木島櫻谷は今尾景年のお弟子さんで、写生をしっかりしているため画力があるのですよね。
描き方が手馴れているというか。
とくに動物の絵が巧い。
動物の目が良いのです。
優しく、かわいく、生き生きしている。
それはどこからくるのかなと思って見てたら、眼球の光の入れ方に目がいきました。
やっぱり生き物は目力ですよね。
今回は私の好きな「寒月」も展示されており、感激しました。
木の色も部分的に深い青緑で、冬の月光を浴びたような静かな美しさです。
その他にも美しい作品がいっぱいで、この展覧会を観て良かったと思いました。

最後に紹介するのは、美術館「えき」KYOTOで開催されている「ミュシャ展~運命の女たち~」展('17.10.14~11.26まで。入館料900円)です。
おなじみのポスターだけでなく、水彩画や素描も含め計150点も展示されている豪華な展覧会でした。
ミュシャの女性像の魅力は、長くしなやかな布と女性の曲線があいまって優美さと軽やかさを表現しているところではないでしょうか。
その曲線が周りの文様と絡み、より曲線が活かされるような。
本当に美しい。
晩年にはスラブ叙事詩という、かつての甘く華やかな女性像からは想像できないほど重いテーマを描いていますが、それでもミュシャはいつも前を向いて'希望'を描いているように思います。
その明るさがミュシャの魅力なんだろうなと思いました。
これで今年(H29年)の京都の冬の展覧会巡りの記事はおしまいです。
次は比叡山の特別拝観の記事を書きたいのですが、会期終了までに書けるかはちょっとわかりません。
書けたらいいなぁ。
京都文化博物館
住所:京都市中京区三条高倉 TEL:075-222-0888
開館時間:10時~18時(金曜19時半まで。入場は各30分前まで) 休館日:月曜(祝日の場合は翌日休館)
泉屋博古館
住所:京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24 TEL:075-771-6411
開館時間:10時半~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌日代替休)、展示替期間、展覧会の会期中にも臨時休館日がある場合有り。
美術館「えき」KYOTO
住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 JR京都伊勢丹7階隣接 TEL:075-352-1111(大代表)
開館時間:10時~20時(入館は閉館30分前まで)


京都文化博物館では「ウッドワン美術館コレクション 絵画の愉しみ、画家のたくらみ 日本近代絵画との出会い」展('17.10.3~12.3まで。入場料1300円)では開催されていました。
以前にも大丸神戸でウッドワン美術館展を観たのですが、あまりに質の良いコレクションだったので驚愕しました(その時の記事はこちら)。
久しぶりにそれらの作品を観れると思って楽しみに行ってきました。
やっぱりこの美術館のコレクションは見応えありますね~。
今回は、絵の見方がよくわからない人のために簡単な見方も紹介されており、展覧会初心者の人も絵画好きな人も楽しめる展覧会になっていました。
ただ、展覧会に足を運ぼうと思うぐらいの人なら、見方を教えてもらわなくてもその人の感性に合う作品にきっと出会えると思いますけどね。

同時開催として、常設展示会場で「木島櫻谷の世界」展('17.10.28~12.24まで)が開催されています。
このミニ展覧会もすごく良かったです。
木島櫻谷展は次に紹介する泉屋博古館とタイアップ企画です。


ということで、泉屋博古館で開催されていたのは「生誕140年記念 木島櫻谷 近代動物画の冒険」展('17.10.28~12.3まで。入館料800円)でした。
木島櫻谷は今尾景年のお弟子さんで、写生をしっかりしているため画力があるのですよね。
描き方が手馴れているというか。
とくに動物の絵が巧い。
動物の目が良いのです。
優しく、かわいく、生き生きしている。
それはどこからくるのかなと思って見てたら、眼球の光の入れ方に目がいきました。
やっぱり生き物は目力ですよね。
今回は私の好きな「寒月」も展示されており、感激しました。
木の色も部分的に深い青緑で、冬の月光を浴びたような静かな美しさです。
その他にも美しい作品がいっぱいで、この展覧会を観て良かったと思いました。


最後に紹介するのは、美術館「えき」KYOTOで開催されている「ミュシャ展~運命の女たち~」展('17.10.14~11.26まで。入館料900円)です。
おなじみのポスターだけでなく、水彩画や素描も含め計150点も展示されている豪華な展覧会でした。
ミュシャの女性像の魅力は、長くしなやかな布と女性の曲線があいまって優美さと軽やかさを表現しているところではないでしょうか。
その曲線が周りの文様と絡み、より曲線が活かされるような。
本当に美しい。
晩年にはスラブ叙事詩という、かつての甘く華やかな女性像からは想像できないほど重いテーマを描いていますが、それでもミュシャはいつも前を向いて'希望'を描いているように思います。
その明るさがミュシャの魅力なんだろうなと思いました。
これで今年(H29年)の京都の冬の展覧会巡りの記事はおしまいです。
次は比叡山の特別拝観の記事を書きたいのですが、会期終了までに書けるかはちょっとわかりません。
書けたらいいなぁ。
京都文化博物館
住所:京都市中京区三条高倉 TEL:075-222-0888
開館時間:10時~18時(金曜19時半まで。入場は各30分前まで) 休館日:月曜(祝日の場合は翌日休館)
泉屋博古館
住所:京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24 TEL:075-771-6411
開館時間:10時半~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌日代替休)、展示替期間、展覧会の会期中にも臨時休館日がある場合有り。
美術館「えき」KYOTO
住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 JR京都伊勢丹7階隣接 TEL:075-352-1111(大代表)
開館時間:10時~20時(入館は閉館30分前まで)
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