H29年秋の京都の展覧会①
ご無沙汰しております。
しばらくお休みさせていただきました。
長らく広告だらけのブログだったにもかかわらず見に来てくださった方、ありがとうございました
いや~、今までで一番放置期間が長かったので、私自身このままフェードアウトするのではないかと思っていたのですが、ブログをほったらかしにしていることに罪悪感も感じていて、ちょっと連休で余裕もできたのでまた再開することにしました。
とはいえ、平日は家に帰ると子どもが寝るような時間に寝てしまい、休日は出かけることも多いので、ちょっと家でPCを開けること自体が減っている状態です。
今後もブログの更新は滞りがちになると思いますし、内容も簡単になるとは思いますが、ゆる~く温かい目で見守っていただければありがたいです。
どうぞよろしくお願い致します
さて、10月の連休、皆さんはいかがお過ごしでしたか?
私は京都で開催されている会期終了間近の展覧会を観に行ってきました。
ちょっと今の時点では終わってしまっている展覧会もありますが、2回に分けてブログにアップしたいと思いますのでお付き合いくださいませ。

最初に紹介するのは、泉屋博古館で開催されている「うるしの彩り」展('17.9.2~10.15まで。入館料800円)です。
この展覧会は、住友家に伝わった漆工芸作品を展示した展覧会です。
さすがは住友家!
美しいものばかりで見惚れました

とくに象彦の「扇面謡曲画蒔絵会席膳椀」のセットは、料理が一際上等になりそうです。
「雛祭り用会席膳椀」も小さくてかわいかったなぁ
小さくても手抜きなしでさすがです。
大正時代の「三色刷毛目塗雪月花縁高」もシンプルですが塗りが美しく、意匠はウィットに富んでいて、細部まで凝っていました
「黒漆京名所膳」は、幸野楳嶺や鈴木松年、神坂雪佳など、京画壇の重鎮が下絵を描き、それを黒漆で仕上げたお皿(?)のセットなのですが、どれも素晴らしかったです。
私はとくに今尾景年の「金閣寺」と岸竹堂の「醍醐寺五重塔」が好みでした
どれも本当に美しく、気に入った物を書いていたらキリがありません。
この展覧会は10/15(日)まで開催されていますので、気になる方は観に行ってみて下さいね

次に紹介するのは、美術館「えき」KYOTOで開催されていた「京の至宝 黒田辰秋展」('17.9.2~10.9まで。入館料900円)です。
こちらも同じく漆の作品の展覧会ですが、黒田辰秋さんは木漆工芸家で、どちらかといえば木の工芸の方を重視されていて、漆は木工作品の引き立て役という印象でした。
木の素材を大切にしており、漆を薄く塗って木目をきれいに浮かび上がらせた作品が良かったです。
黒田さんは民芸運動にも参加されていたようで、繊細というよりは力強さを感じました。
住友家の漆が雅な貴族の調度品とするならば、黒田さんのはやり手社長の実用品というような感じでしょうか。
実際に使っていくことで、より風格が増してくるような作品だと思いました。
どちらが好みかは人によりけりでしょうけどね

展覧会場に行くまでの通路に今まで開催された展覧会のポスターが貼られていました。
美術館「えき」が開館されてもう20年になるのですね
月日が経つのは早いですね。
改めてポスターを見てみると結構観ており、常連客だなと一人笑ってしまいました
明日(10/11)は続きをアップします。
ちゃんと更新しますので安心して見に来てくださいね
泉屋博古館
住所:京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24 TEL:075-771-6411
開館時間:10時半~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌日代替休)、展示替期間、展覧会の会期中にも臨時休館日がある場合有り。
美術館「えき」KYOTO
住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 JR京都伊勢丹7階隣接 TEL:075-352-1111(大代表)
開館時間:10時~20時(入館は閉館30分前まで)
しばらくお休みさせていただきました。
長らく広告だらけのブログだったにもかかわらず見に来てくださった方、ありがとうございました

いや~、今までで一番放置期間が長かったので、私自身このままフェードアウトするのではないかと思っていたのですが、ブログをほったらかしにしていることに罪悪感も感じていて、ちょっと連休で余裕もできたのでまた再開することにしました。
とはいえ、平日は家に帰ると子どもが寝るような時間に寝てしまい、休日は出かけることも多いので、ちょっと家でPCを開けること自体が減っている状態です。
今後もブログの更新は滞りがちになると思いますし、内容も簡単になるとは思いますが、ゆる~く温かい目で見守っていただければありがたいです。
どうぞよろしくお願い致します

さて、10月の連休、皆さんはいかがお過ごしでしたか?
私は京都で開催されている会期終了間近の展覧会を観に行ってきました。
ちょっと今の時点では終わってしまっている展覧会もありますが、2回に分けてブログにアップしたいと思いますのでお付き合いくださいませ。

最初に紹介するのは、泉屋博古館で開催されている「うるしの彩り」展('17.9.2~10.15まで。入館料800円)です。
この展覧会は、住友家に伝わった漆工芸作品を展示した展覧会です。
さすがは住友家!
美しいものばかりで見惚れました


とくに象彦の「扇面謡曲画蒔絵会席膳椀」のセットは、料理が一際上等になりそうです。
「雛祭り用会席膳椀」も小さくてかわいかったなぁ

小さくても手抜きなしでさすがです。
大正時代の「三色刷毛目塗雪月花縁高」もシンプルですが塗りが美しく、意匠はウィットに富んでいて、細部まで凝っていました

「黒漆京名所膳」は、幸野楳嶺や鈴木松年、神坂雪佳など、京画壇の重鎮が下絵を描き、それを黒漆で仕上げたお皿(?)のセットなのですが、どれも素晴らしかったです。
私はとくに今尾景年の「金閣寺」と岸竹堂の「醍醐寺五重塔」が好みでした

どれも本当に美しく、気に入った物を書いていたらキリがありません。
この展覧会は10/15(日)まで開催されていますので、気になる方は観に行ってみて下さいね


次に紹介するのは、美術館「えき」KYOTOで開催されていた「京の至宝 黒田辰秋展」('17.9.2~10.9まで。入館料900円)です。
こちらも同じく漆の作品の展覧会ですが、黒田辰秋さんは木漆工芸家で、どちらかといえば木の工芸の方を重視されていて、漆は木工作品の引き立て役という印象でした。
木の素材を大切にしており、漆を薄く塗って木目をきれいに浮かび上がらせた作品が良かったです。
黒田さんは民芸運動にも参加されていたようで、繊細というよりは力強さを感じました。
住友家の漆が雅な貴族の調度品とするならば、黒田さんのはやり手社長の実用品というような感じでしょうか。
実際に使っていくことで、より風格が増してくるような作品だと思いました。
どちらが好みかは人によりけりでしょうけどね


展覧会場に行くまでの通路に今まで開催された展覧会のポスターが貼られていました。
美術館「えき」が開館されてもう20年になるのですね

月日が経つのは早いですね。
改めてポスターを見てみると結構観ており、常連客だなと一人笑ってしまいました

明日(10/11)は続きをアップします。
ちゃんと更新しますので安心して見に来てくださいね

泉屋博古館
住所:京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24 TEL:075-771-6411
開館時間:10時半~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌日代替休)、展示替期間、展覧会の会期中にも臨時休館日がある場合有り。
美術館「えき」KYOTO
住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 JR京都伊勢丹7階隣接 TEL:075-352-1111(大代表)
開館時間:10時~20時(入館は閉館30分前まで)
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