静岡市・清水旅行⑥静岡市美術館&静岡県立美術館
もう会期終了してしまったのですが、今回静岡に遊びに行く大きな目的になった2つの展覧会について記しておきます。

1つ目はJR静岡駅前にある静岡市美術館です。

「ランス美術館展」('16.9.10~10.30まで。観覧料1200円)が開催されていました。
フランスのシャンパーニュ地方にあるランス美術館の展示品を紹介した展覧会です
ランス美術館は、シャンパンの生産で財を成した人々のコレクションをもとに開館されたそうです。

今回の展覧会では、17世紀から20世紀の絵画が時代の流派を追って紹介されていました。
有名な画家の作品が揃っていたのですが、私が一番惹きつけられたのはダヴィッドの「マラーの死」です。
黒の引き締まった画面にリアルなマラー。
数ある作品を圧倒するような存在感があります。
この絵は前にも観たことがあるのですが、何回観てもインパクトがありますね。
今回も、この1枚を観れただけでもこの展覧会に来て良かったと思いました
ランスは、藤田嗣治(レオナール・フジタ)がデザインした礼拝堂があるところです
藤田の妻の君代夫人が所蔵していた藤田の作品の大半は、ランス美術館と日本のポーラ美術館に収蔵されているとのことで、今回の展覧会でも礼拝堂関係の作品を中心に藤田のコーナーがありましたよ。
ランスに行ってみたくなりました
駅前で、夜7時まで開館されているので、すごく使い勝手の良い美術館です。
良い展覧会があれば、また観に行きたいと思います

もう1つは静岡県立美術館です。

入ると、京都市美術館の若冲展で黒山の人だかりができていた、伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」のレプリカが原寸大で展示されています。
この作品の所蔵先はこちらの美術館なのです。

こちらでは「開館30周年記念 徳川の平和(パクス・トクガワーナ)250年の美と叡智」展('16.9.17~11.3まで。観覧料1000円)が開催されていました。
家康の没後400年を記念しての展覧会でもあり、徳川250年の芸術を通覧することができます。
展示替えがあったので、私が行った時は若冲の「樹花鳥獣図屏風」は京都に行く準備中でした(笑)。
展覧会の最初は狩野派の絵の数々です。
迫力ありますね~。
京都の二条城の作品も来てましたよ
面白いのは「松図障壁画」の作者が、’狩野探幽または山楽’となっていたことです。
もちろん美術館が付けたのではなく、所蔵先の二条城でもそうなのだとは思いますが、狩野永徳の孫の探幽と永徳の養子の山楽、探幽は江戸に行き徳川幕府に仕え、山楽は京都に残って京狩野の創始者になります。
狩野永徳の後継者争いをしていた2人のどちらの作品かわからないなんて、探幽や山楽が生きていればどう思うかなと思ってしまいました
国宝や重文の作品も展示されており、見応えがありました
それに、リピーター割引として、2回目以降は500円で観れるのはすごく良いです
何回も展示替えをするのに、全くかほとんど割引のない関西のがめつい美術館や博物館とは大違い。
関西とくに京都の美術館、博物館さん、少しは見習って美術ファンをもっと大切にしてくださいね。

話は逸れてしまいましたが、こちらの美術館にはロダン館が併設されています。
ロダンの作品が32点展示されており、自由に写真撮影ができます。
ここの空間、ステキ!
カレーの市民や地獄の門など有名な作品が揃ってます。
ロダンの彫刻は、いずれも12体しか鋳造できないようフランス政府によって決められているそうです。
静岡県立美術館の地獄の門は6番目に鋳造されたもので、日本では上野の国立西洋美術館とこちらにしかないそうですよ。

有名な「考える人」も、もちろんありました。
日本人にとって、ロダンといえば「考える人」ですものね
こちらの像は屋外展示をしていないので保存状態が良いとのことなので、今回は顔のアップを撮ってきました
行った時間が遅かったので、美術館の周辺は散策できなかったのですが、小高い丘のようなところに建っていて、緑が多く気持ちの良い美術館でした
常設のロダン館も良かったですし、是非また行きたいと思います
静岡市美術館
住所:静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3F TEL:054-263-5755
開館時間:10時~19時(入場は閉館30分前まで) 休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始
静岡県立美術館
住所:静岡市駿河区谷田53-2 TEL:054-273-1515(代表)
開館時間:10時~17時半(入館は17時まで)休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始、展示替等のための休館日あり

1つ目はJR静岡駅前にある静岡市美術館です。

「ランス美術館展」('16.9.10~10.30まで。観覧料1200円)が開催されていました。
フランスのシャンパーニュ地方にあるランス美術館の展示品を紹介した展覧会です

ランス美術館は、シャンパンの生産で財を成した人々のコレクションをもとに開館されたそうです。


今回の展覧会では、17世紀から20世紀の絵画が時代の流派を追って紹介されていました。
有名な画家の作品が揃っていたのですが、私が一番惹きつけられたのはダヴィッドの「マラーの死」です。
黒の引き締まった画面にリアルなマラー。
数ある作品を圧倒するような存在感があります。
この絵は前にも観たことがあるのですが、何回観てもインパクトがありますね。
今回も、この1枚を観れただけでもこの展覧会に来て良かったと思いました

ランスは、藤田嗣治(レオナール・フジタ)がデザインした礼拝堂があるところです

藤田の妻の君代夫人が所蔵していた藤田の作品の大半は、ランス美術館と日本のポーラ美術館に収蔵されているとのことで、今回の展覧会でも礼拝堂関係の作品を中心に藤田のコーナーがありましたよ。
ランスに行ってみたくなりました

駅前で、夜7時まで開館されているので、すごく使い勝手の良い美術館です。
良い展覧会があれば、また観に行きたいと思います


もう1つは静岡県立美術館です。

入ると、京都市美術館の若冲展で黒山の人だかりができていた、伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」のレプリカが原寸大で展示されています。
この作品の所蔵先はこちらの美術館なのです。


こちらでは「開館30周年記念 徳川の平和(パクス・トクガワーナ)250年の美と叡智」展('16.9.17~11.3まで。観覧料1000円)が開催されていました。
家康の没後400年を記念しての展覧会でもあり、徳川250年の芸術を通覧することができます。
展示替えがあったので、私が行った時は若冲の「樹花鳥獣図屏風」は京都に行く準備中でした(笑)。
展覧会の最初は狩野派の絵の数々です。
迫力ありますね~。
京都の二条城の作品も来てましたよ

面白いのは「松図障壁画」の作者が、’狩野探幽または山楽’となっていたことです。
もちろん美術館が付けたのではなく、所蔵先の二条城でもそうなのだとは思いますが、狩野永徳の孫の探幽と永徳の養子の山楽、探幽は江戸に行き徳川幕府に仕え、山楽は京都に残って京狩野の創始者になります。
狩野永徳の後継者争いをしていた2人のどちらの作品かわからないなんて、探幽や山楽が生きていればどう思うかなと思ってしまいました

国宝や重文の作品も展示されており、見応えがありました

それに、リピーター割引として、2回目以降は500円で観れるのはすごく良いです

何回も展示替えをするのに、全くかほとんど割引のない関西のがめつい美術館や博物館とは大違い。
関西とくに京都の美術館、博物館さん、少しは見習って美術ファンをもっと大切にしてくださいね。

話は逸れてしまいましたが、こちらの美術館にはロダン館が併設されています。
ロダンの作品が32点展示されており、自由に写真撮影ができます。
ここの空間、ステキ!

カレーの市民や地獄の門など有名な作品が揃ってます。
ロダンの彫刻は、いずれも12体しか鋳造できないようフランス政府によって決められているそうです。
静岡県立美術館の地獄の門は6番目に鋳造されたもので、日本では上野の国立西洋美術館とこちらにしかないそうですよ。

有名な「考える人」も、もちろんありました。
日本人にとって、ロダンといえば「考える人」ですものね

こちらの像は屋外展示をしていないので保存状態が良いとのことなので、今回は顔のアップを撮ってきました

行った時間が遅かったので、美術館の周辺は散策できなかったのですが、小高い丘のようなところに建っていて、緑が多く気持ちの良い美術館でした

常設のロダン館も良かったですし、是非また行きたいと思います

静岡市美術館
住所:静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3F TEL:054-263-5755
開館時間:10時~19時(入場は閉館30分前まで) 休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始
静岡県立美術館
住所:静岡市駿河区谷田53-2 TEL:054-273-1515(代表)
開館時間:10時~17時半(入館は17時まで)休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始、展示替等のための休館日あり
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