静岡市・清水旅行④ すごい美術館が開館!静岡近代美術館
この日、実は登呂遺跡の方まで行くつもりにしていたので、レンタサイクルを借りて市内を移動していたのです
ですが、各スポットとも見所が多くて結構時間がかかったので、結局登呂遺跡までは行けなかったのですが、どら焼きの河内屋さんから静岡駅の方に戻る途中で、静岡近代美術館と書かれた看板を見つけました。
静岡近代美術館って聞いたことがなかったのでノーチェックでしたが、「近代美術」と聞いては美術ファンとしては見過ごすわけにはいきません。
看板からそんなに遠くなかったので行ってみることにしました

ドアは閉まっていましたが、窓ガラスから灯りが点っていて人がいるのが見えたので、躊躇しながらも入ってみました。
すると、この美術館はまだオープンしておらず(現在はオープンされています)、この日はご家族が準備のために集まっていらっしゃっていたとのことでした。
また後日来て下さいとのことでしたが、大阪から来ており、明日はもう移動すると言ったら特別に館長さん自らが中を案内してくださいました
まだ木材の良い香りがする明るく清々しいきれいな建物です
建物自体も晴れ晴れとする気持ちの良い空間ですが、それより驚いたのは展示されている作品の充実度です。
近代日本の洋画家の重鎮の作品がズラリ!
はっきりいってここまで充実しているとは思ってなかったので仰天しました

藤島武二、浅井忠、梅原龍三郎、安井曽太郎、林武、小磯良平、金山平三、熊谷守一、佐伯祐三、荻須高徳、藤田嗣治、向井潤吉 和田英作 等々。
まだまだここに書ききれていませんが、有名な近代日本の洋画家の作品は1枚はここにあるのではないかと思われるほど揃っていました。
よくぞ個人でここまでコレクションされたなぁと感心します

それも良い作品ばかりです

画家の名前は有名だけど・・・という作品ではなく、本当に画家の名前に恥じない作品ばかりです。
館長さんは元気がでる作品が好きだとおっしゃっていたように、美しいだけでなく、力強い作品が多かったです。
そこが近代洋画の良い点ですものね
館長の奥様が学芸員をされているとのことで、ご夫婦ともに良い審美眼をお持ちなのでしょうね
日本の作品だけでなく、ルノワールやコロー、ユトリロ、ヴラマンクなど外国の作品もありました。
マリー・ローランサンの絵も美しかったのですが、私が気に入ったのはシャガールの絵。
黄色いミモザの花が美しく、シャガールとベラが幸せそうに見えました
日本の画家の作品では、良い作品が多すぎて選びにくいのですが、あえて選ぶなら私は福本章さんの「朝の光(ベニス)」ですかね。
ほぼ紫一色ですが、ものすごく美しいのです
ずっと眺めていたくなるような一枚でした。
フジタの「猫」も、今まで見たフジタの猫の中でもかなり上位に入るかわいさです
熊谷守一の「猫」も味がありますけどね
いやぁ~、思いがけず見つけてしまった美術館ですが、ものすごい密度の濃い内容で、感動のひと時を過ごすことができました。
オープン前なのに機嫌良く案内してくださった寛大な館長さんとそのご家族の皆様に大感謝です
観せていただいただけでも幸運だったのに、観覧者第1号として図録もプレゼントしていただきました
その図録がまた画家の説明がしっかり書かれていて良いのです。
家に帰ってから何回も見ては楽しんでいます
ブログではさらっとしか紹介できませんが、この美術館は本当にすごいです。
作品や建物にも館長さんの想いやこだわりが詰まっており、見応えがあります。
(玄関のドアの持ち手も、女性の体の曲線をイメージしたものだそうですので、行かれる方はドアから注目してくださいね)
この美術館を訪れるためにまた静岡に行きたいと思いました。
オススメです

今後は企画展として展示替えもされるそうで、益々楽しみな美術館ですね。
今度は私たちもちゃんと正式に観に行きます
静岡近代美術館
住所:静岡県静岡市葵区西草深町4-5 TEL:054-255-5556
開館時間:10時~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日) 観覧料:1200円

ですが、各スポットとも見所が多くて結構時間がかかったので、結局登呂遺跡までは行けなかったのですが、どら焼きの河内屋さんから静岡駅の方に戻る途中で、静岡近代美術館と書かれた看板を見つけました。
静岡近代美術館って聞いたことがなかったのでノーチェックでしたが、「近代美術」と聞いては美術ファンとしては見過ごすわけにはいきません。
看板からそんなに遠くなかったので行ってみることにしました


ドアは閉まっていましたが、窓ガラスから灯りが点っていて人がいるのが見えたので、躊躇しながらも入ってみました。
すると、この美術館はまだオープンしておらず(現在はオープンされています)、この日はご家族が準備のために集まっていらっしゃっていたとのことでした。
また後日来て下さいとのことでしたが、大阪から来ており、明日はもう移動すると言ったら特別に館長さん自らが中を案内してくださいました

まだ木材の良い香りがする明るく清々しいきれいな建物です

建物自体も晴れ晴れとする気持ちの良い空間ですが、それより驚いたのは展示されている作品の充実度です。
近代日本の洋画家の重鎮の作品がズラリ!
はっきりいってここまで充実しているとは思ってなかったので仰天しました


藤島武二、浅井忠、梅原龍三郎、安井曽太郎、林武、小磯良平、金山平三、熊谷守一、佐伯祐三、荻須高徳、藤田嗣治、向井潤吉 和田英作 等々。
まだまだここに書ききれていませんが、有名な近代日本の洋画家の作品は1枚はここにあるのではないかと思われるほど揃っていました。
よくぞ個人でここまでコレクションされたなぁと感心します


それも良い作品ばかりです


画家の名前は有名だけど・・・という作品ではなく、本当に画家の名前に恥じない作品ばかりです。
館長さんは元気がでる作品が好きだとおっしゃっていたように、美しいだけでなく、力強い作品が多かったです。
そこが近代洋画の良い点ですものね

館長の奥様が学芸員をされているとのことで、ご夫婦ともに良い審美眼をお持ちなのでしょうね

日本の作品だけでなく、ルノワールやコロー、ユトリロ、ヴラマンクなど外国の作品もありました。
マリー・ローランサンの絵も美しかったのですが、私が気に入ったのはシャガールの絵。
黄色いミモザの花が美しく、シャガールとベラが幸せそうに見えました

日本の画家の作品では、良い作品が多すぎて選びにくいのですが、あえて選ぶなら私は福本章さんの「朝の光(ベニス)」ですかね。
ほぼ紫一色ですが、ものすごく美しいのです

ずっと眺めていたくなるような一枚でした。
フジタの「猫」も、今まで見たフジタの猫の中でもかなり上位に入るかわいさです

熊谷守一の「猫」も味がありますけどね

いやぁ~、思いがけず見つけてしまった美術館ですが、ものすごい密度の濃い内容で、感動のひと時を過ごすことができました。
オープン前なのに機嫌良く案内してくださった寛大な館長さんとそのご家族の皆様に大感謝です

観せていただいただけでも幸運だったのに、観覧者第1号として図録もプレゼントしていただきました

その図録がまた画家の説明がしっかり書かれていて良いのです。
家に帰ってから何回も見ては楽しんでいます

ブログではさらっとしか紹介できませんが、この美術館は本当にすごいです。
作品や建物にも館長さんの想いやこだわりが詰まっており、見応えがあります。
(玄関のドアの持ち手も、女性の体の曲線をイメージしたものだそうですので、行かれる方はドアから注目してくださいね)
この美術館を訪れるためにまた静岡に行きたいと思いました。
オススメです


今後は企画展として展示替えもされるそうで、益々楽しみな美術館ですね。
今度は私たちもちゃんと正式に観に行きます

静岡近代美術館
住所:静岡県静岡市葵区西草深町4-5 TEL:054-255-5556
開館時間:10時~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日) 観覧料:1200円
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