とある婦人の忘備目録

展覧会、映画、お寺などを観ること、食べることを中心に感想を綴っていきます。

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  1. 展覧会
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京都市美術館 「若冲の京都 KYOTOの若冲」展

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 京都市美術館で「生誕300年 若冲の京都 KYOTOの若冲」展('16.10.4~12.4まで。観覧料1200円)が開催されています

 この展覧会、私にとっては面白かったです
 今年(2016年)は伊藤若冲の生誕300年ということで、各地で展覧会が開かれていますし、つい最近観た細見美術館の作品もたくさんきているので、作品自体はそれほど目新しくはなかったのですけれどね。
 ですが、同じ主題の作品を集めて展示されているので、比較しながら観ることができたのが面白かったです

 若冲は鳥の絵をよく描いていますが、番(つがい)の鶏やそこにひよこが描かれている絵が多いのです。
 それも雄鶏が前面に出て雌鳥を守っているような。
 鶴にいたっては、2羽が合体しているのではないかと思うぐらい密着している姿が描かれているのも少なくありません。
 ポーズの研究のために、いろいろ工夫していたのだろうと思うのですが、それだけではないような。
 鳥以外でも、「髑髏図」のように「対(ペア)」の絵も多いですし。
 カウンティ美術館の「蕪図」も、大きな蕪に隠れて小さな蕪が描かれていますしね

     kjaku4.jpg
 代わって若冲の人物画って、すごく温かくて優しいです
 今回展示されていた「布袋図」は笑っていらっしゃったり、あっかんべーをされていたり(笑)。
 「伏見人形図」もほのぼのしていてかわいいんですよね
 若冲の犬は、どれもあまりかわいくないのですが(苦笑)。

 伊藤若冲は、23歳で家業の青物問屋を継いで、40歳で弟の宗巌(白歳)に家督を譲り、その後は生涯独身で画業以外は興味を持っていない変わった人というイメージがあるようですが、家族を大切に思い、人と交わるのはそれほど好きではなかったかもしれませんが、決して人自体は嫌いではなく、温かい目で周りのことを見ていた人だったのではないかと今回の展覧会を観て思いました
 その一方、興味のある物に関しては、類まれな集中力をもって対象を突き詰める鋭く狭い眼を持っている人でもあったと思えるので、緩急の差が激しかったのではないかと想像します

 図録に載っている狩野博幸さんの論文では、16歳頃に若冲を生んだ母のことに少し触れられていました。
 雄鶏(若冲)の後ろに守られている雌鳥やひよこは、もしかすると母や幼ききょうだいだったのかもしれませんね
 でも、結婚という形には至らなかったのですが、若冲が心の支えにしていた女性がいたのかも・・・と想像する方が私的には楽しいですけどね(笑)。

 図録は2200円でした。
 
 kjaku2.jpg kjaku3.jpg
 この展覧会は、結構、細かく展示替えがあります   
 あまり「京都」とは私は感じませんでしたが、同種の作品を並べて観ることで、若冲の人となりについても少し想いを馳せることができた展覧会でした。
 観たい作品があるので、もう1回ぐらい観に行きたいなぁと思っています

京都市美術館
 住所:京都市左京区岡崎円勝寺町124(岡崎公園内) TEL:075-771-4107
 開館時間:9時~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜(祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日〜1月2日)
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