京都 近美&印象美&京博の展覧会
京都で開催されている展覧会を巡ったのですが、今日(9/11)で会期終了の展示もありますので少し紹介しておきます。

京都国立近代美術館です。
窓から何か見えます。

「あの時みんな熱かった!アンフォルメルと日本の美術 “旋風”が覚醒させたもの」展('16.7.29~9.11まで。観覧料900円)が本日まで開催されています。
この展覧会、作品からわけのわからない熱気が発せられ、夏に見るには暑すぎる展覧会でした
アンフォルメルとは「未定形なるもの」という意味ですが、私はこういった前衛芸術はちょっと苦手です
「見ろ!」というパッションが伝わるのですが、私は「観てくれるとうれしい」ぐらいの少し謙虚で控えめな絵の方が好みです(笑)。
常設展も企画展と連動していていつもはそれが嬉しいのですが、今回は常設展はお口直しに爽やかで涼しい日本画をもっと見せてほしいと思いました。
そう思って見ていると、ガラスのコーナーが。
もう砂漠でオアシスを見つけたような気分になり、ホッとしました。
ガラスは涼しくていいですね~

この展覧会の作品の熱気に当てられたのか、マネキンも裸です(笑)。
これはマネキン会社七彩工藝さんの展示です。
マネキンの服まで脱がせるほど熱すぎる展覧会でした(笑)。

堂本印象美術館では、「鮮やかなる筆の技 信貴山成福院の襖絵」展('16.6.21~9.22まで。観覧料500円)が開催されています。
こちらは打って変わって、余白をいっぱい使った豪快でありながら繊細な墨絵の世界(一部彩色あり)で、心に爽やかな風が通っていく感じがしました。
やっぱり夏はこういう美術を観たいですね
信貴山成福院の襖絵って、普段非公開なんですよ。
それを500円で観られるなんて、本当に嬉しい限りです

柳鷺の間の襖絵は、鷺の獲物を狙っているようなポーズや羽の表現がすごいです

鵜鷺の間の鵜は楽しそうです
秋草の間は、明るい秋草の色彩が美しく、なんか秋の虫の鳴き声が聞こえそうです
堂本印象の具象画は、やっぱりいいですね~
そうそう、近美のアンフォルメル展に堂本印象の「風神」が出展されていたのですが、豪快な抽象画なのに、「印象」というサインが妙にスラリとしていて、そのアンバランスさに思わず笑ってしまいました。
堂本印象、好きです(笑)
同時開催の京都現代作家展は、私が行った時は箱崎睦昌さんの「仏観想」展('16.6.21~8.6まで)でした。
清水寺平成縁起絵巻の部分展示を中心にしたミニ展覧会でしたが、皆を明るく照らしてくれるような仏画もあり良かったです
堂本印象美術館は夏にぴったりの展覧会でした


京都国立博物館は、「丹後の仏教美術」展('16.7.26~9.11まで。観覧料520円)と「生誕300年 与謝蕪村」展('16.8.23~10.2まで)を開いています。
「丹後の仏教美術」展では、縁城寺の千手観音立像さまは笑っていらっしゃるように見えて、見ているこちらも穏かな気持ちになれます
衣ごしに足のフォルムがしっかり彫られていました。
普段非公開だそうで、お会いできて良かったです
国分寺の毘沙門天の面はすごい迫力でした。
なかなか丹後地方のお寺の寺宝を見てまわるのは難しいので良い機会でした
「与謝蕪村」展は、2室だけのミニ企画展でしたが、蕪村らしい作品や、逆にらしくない洋風の絵などもあり面白かったです。
「奥の細道図巻」は絵も字も飄々としていて味があり、私の好きな作品です

通常の常設展に2つの特集展示という構成ですが、国立博物館らしくいろいろ楽しめて良かったです
京都国立近代美術館
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町 TEL:075-761-4111
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)休館日:月曜(月曜日が休日にあたる場合は、翌日が休館)、年末・年始、展示替え期間
京都府立堂本印象美術館
住所:京都市北区平野上柳町26-3 TEL:075-463-0007
開館時間:9時半~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜(祝日の場合は翌火曜日)、年末年始(12/28~1/4)
京都国立博物館
住所:京都市東山区茶屋町527 TEL:075-525-2473(テレホンサービス)
開館時間:9時半~18時(金曜は20時まで。入館は各30分前まで) 休館日:月曜(月曜が休日の場合は、翌火曜日休館)

京都国立近代美術館です。
窓から何か見えます。

「あの時みんな熱かった!アンフォルメルと日本の美術 “旋風”が覚醒させたもの」展('16.7.29~9.11まで。観覧料900円)が本日まで開催されています。
この展覧会、作品からわけのわからない熱気が発せられ、夏に見るには暑すぎる展覧会でした

アンフォルメルとは「未定形なるもの」という意味ですが、私はこういった前衛芸術はちょっと苦手です

「見ろ!」というパッションが伝わるのですが、私は「観てくれるとうれしい」ぐらいの少し謙虚で控えめな絵の方が好みです(笑)。
常設展も企画展と連動していていつもはそれが嬉しいのですが、今回は常設展はお口直しに爽やかで涼しい日本画をもっと見せてほしいと思いました。

そう思って見ていると、ガラスのコーナーが。
もう砂漠でオアシスを見つけたような気分になり、ホッとしました。
ガラスは涼しくていいですね~


この展覧会の作品の熱気に当てられたのか、マネキンも裸です(笑)。
これはマネキン会社七彩工藝さんの展示です。
マネキンの服まで脱がせるほど熱すぎる展覧会でした(笑)。

堂本印象美術館では、「鮮やかなる筆の技 信貴山成福院の襖絵」展('16.6.21~9.22まで。観覧料500円)が開催されています。
こちらは打って変わって、余白をいっぱい使った豪快でありながら繊細な墨絵の世界(一部彩色あり)で、心に爽やかな風が通っていく感じがしました。
やっぱり夏はこういう美術を観たいですね

信貴山成福院の襖絵って、普段非公開なんですよ。
それを500円で観られるなんて、本当に嬉しい限りです


柳鷺の間の襖絵は、鷺の獲物を狙っているようなポーズや羽の表現がすごいです


鵜鷺の間の鵜は楽しそうです

秋草の間は、明るい秋草の色彩が美しく、なんか秋の虫の鳴き声が聞こえそうです

堂本印象の具象画は、やっぱりいいですね~

そうそう、近美のアンフォルメル展に堂本印象の「風神」が出展されていたのですが、豪快な抽象画なのに、「印象」というサインが妙にスラリとしていて、そのアンバランスさに思わず笑ってしまいました。
堂本印象、好きです(笑)

同時開催の京都現代作家展は、私が行った時は箱崎睦昌さんの「仏観想」展('16.6.21~8.6まで)でした。
清水寺平成縁起絵巻の部分展示を中心にしたミニ展覧会でしたが、皆を明るく照らしてくれるような仏画もあり良かったです

堂本印象美術館は夏にぴったりの展覧会でした



京都国立博物館は、「丹後の仏教美術」展('16.7.26~9.11まで。観覧料520円)と「生誕300年 与謝蕪村」展('16.8.23~10.2まで)を開いています。
「丹後の仏教美術」展では、縁城寺の千手観音立像さまは笑っていらっしゃるように見えて、見ているこちらも穏かな気持ちになれます

衣ごしに足のフォルムがしっかり彫られていました。
普段非公開だそうで、お会いできて良かったです

国分寺の毘沙門天の面はすごい迫力でした。
なかなか丹後地方のお寺の寺宝を見てまわるのは難しいので良い機会でした

「与謝蕪村」展は、2室だけのミニ企画展でしたが、蕪村らしい作品や、逆にらしくない洋風の絵などもあり面白かったです。
「奥の細道図巻」は絵も字も飄々としていて味があり、私の好きな作品です


通常の常設展に2つの特集展示という構成ですが、国立博物館らしくいろいろ楽しめて良かったです

京都国立近代美術館
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町 TEL:075-761-4111
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)休館日:月曜(月曜日が休日にあたる場合は、翌日が休館)、年末・年始、展示替え期間
京都府立堂本印象美術館
住所:京都市北区平野上柳町26-3 TEL:075-463-0007
開館時間:9時半~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜(祝日の場合は翌火曜日)、年末年始(12/28~1/4)
京都国立博物館
住所:京都市東山区茶屋町527 TEL:075-525-2473(テレホンサービス)
開館時間:9時半~18時(金曜は20時まで。入館は各30分前まで) 休館日:月曜(月曜が休日の場合は、翌火曜日休館)