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岐阜県本巣市 根尾谷の淡墨桜('16.4.2)

 熊本地震があってから3週間以上が経ちました。
 回数が減ったとはいえ、まだ震度3クラスの余震が続いています。
 早く余震もおさまり、九州の皆さんが一刻も早く日常生活を取り戻せるよう切に願っています

 私のブログも時間が止まっていまして、もう桜の季節はとっくに終わったのですが、今年は岐阜県の根尾の淡墨桜(うすずみざくら)を見に行ってきましたので、その時の記録を残しておきたいと思います

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 根尾谷へは、JR大垣駅から養老鉄道に乗り約1時間。
 終点樽見駅で降ります

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 駅から15分ぐらい歩くと淡墨公園に着きます。
 道中にも桜がきれいに咲いていますので、楽しい気分で歩けました

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 大きな広場があり、立派な桜の木が!
 淡墨桜です
 ほぼ満開で見事に咲いていました

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 正面から見ると1本の豪華な桜のように見えましたが、実は初代、2代目と2本の桜が重なって立っています。

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 こちらが初代の淡墨桜です。
 花が淡いピンクの美しい彼岸桜です

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 樹齢約1500年だそうです。
 樹の勢いはそれほどありませんが、多くの支柱に支えられ老齢な風格がありますね。
 例えるなら、優しい老賢王のような。

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 淡墨桜が植わっている地より少し高いところに淡墨観音本堂(写真左)と淡墨大師堂(写真右)があります。
 淡墨観音本堂には、大正時代に折れた淡墨桜の枝を彫って製作された聖観音像が納められています。
 小さくかわいい印象の観音さまです。
 お参りをしていたら、お寺のお世話をされている方からお供え物の飴をお裾分けしていただきました
 なんだか小さな幸せをいただいたような気分になりました

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 御朱印をいただきました。
 通常より少し高くて2つで700円です。

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 この淡墨桜は、昭和34年の伊勢湾台風で被害を受け無残な姿になったそうですが、作家の宇野千代さんがその姿を見て感想文を雑誌に書いたのと同時に、当時の県知事にも書簡を送り対応を求めたそうです。
 その結果、国や県が補助金をだし、現在も淡墨桜の再生策が施されているそうです。
 それを記念した碑が立っていました。
 書字は宇野千代さんのものだそうです。

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 皆の願いと科学的な再生策のおかげで、伊勢湾台風から56年経った現在もきれいな花を咲かせていました。
 保存と再生の象徴のようなこの淡墨桜を大切にしないといけないなぁと思いました

本巣市根尾谷淡墨桜HP
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主に関西で開催されている展覧会を観に行っています。
ゆるゆる感想を書いていきたいと思います。
ローカルネタになりますが、訪問していただけるとうれしいです。

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