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美術館「えき」KYOTO 「奇々怪々お化け浮世絵展」

 残暑お見舞い申し上げます。
 
 少し涼しくなったとはいえ、暑い日が続いていますが、皆さんは夏バテされていませんか?
 私は水分ばかり摂っているせいか、体が重い重い
 完全に夏バテです
 皆さんは体調を崩さないように気をつけてくださいね。

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 さて、美術館「えき」KYOT0で夏にぴったりな「奇々怪々お化け浮世絵展」('15.7.24~8.16まで。入館料900円)という展覧会が開催されていました。
 
 私はこわがりなのですが、こわいもの見たさでこの手の展覧会は大好き
 浮世絵の展覧会はよく観ているし、知っている作品も多いだろうなぁとあまり期待もせずに行ったのですが、江戸時代後期から明治時代に活躍した浮世絵師の作品ばかり展示されており、うれしさで体温が1度ぐらい上ったような(笑)。
 
 とくに大好きな月岡芳年の作品が多数展示されており、テンションがあがりまくりました
 芳年の新形三十六怪撰シリーズの「皿やしき於菊の霊」、「ぼたんとうろう」、「小町桜の精」など、どれも透け感が儚げで美しかったです

 豊原国周の役者絵も美しかったです
 「形見草四谷怪談 お岩・小佛小平早替りの図」は、美しい上、仕掛け絵になっており珍しかったです。

 版画の浮世絵は役者絵が多いのでそれほどこわくないですが、肉筆画の幽霊図のコーナーはちょっとこわかったです

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 踊っている骸骨(写真左:梶田半古「月下骸骨踊り」)や一つ目小僧(写真右:竹内柳蛙(五代歌川国政「一つ目小僧」)はユーモラスだったのですけどね

 伊藤晴雨の「東海道四谷怪談」は劇画タッチの肉筆画でした。

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 外には葛飾北斎の「百物語 さらやしき」の顔出し看板がありました。
 私は結構こういうのは好きなんですが、さすがにこれはパス(笑)。

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 安藤広重の作品のゆかたもありましたよ。
 苦手な蛙が描かれているので私はパスですが、これはまだ一般的には大丈夫かな。

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 でも、このセンスにはついていけません(笑)。

 こわい幽霊図で少しひんやりしたり、好きな作家の作品を観てワクワクしたり、夏だなと思わせてくれるような展覧会でした
 楽しかったです

美術館「えき」KYOTO
 住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 JR京都伊勢丹7階隣接 TEL:075-352-1111(大代表)
 開館時間:10時~20時(最終日17時まで。入館各30分前まで)
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Author:Ms.れでぃ
主に関西で開催されている展覧会を観に行っています。
ゆるゆる感想を書いていきたいと思います。
ローカルネタになりますが、訪問していただけるとうれしいです。

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