京都国立博物館 「魅惑の清朝陶磁」展

今日(12/15)終了の展覧会等がいくつかありますので、急いで紹介します。
京都国立博物館で開催されている「魅惑の清朝陶磁」展('13.10.2~12.15まで。観覧料1300円)です。
この展覧会は、中国陶磁の中でも多様性と色鮮やかさにおいて突出していた清時代の陶磁器に焦点を当てた展覧会になっています。
私は陶磁器はあまり知識がないので、この展覧会を見ても良し悪しはわからず、ただ単にきれいかどうか、好きか嫌いかという観点でしか見れませんでしたが、きれいな陶磁器が多く、楽しめました。


最初は貿易拠点だった長崎の絵から始まりますが、私が行ったのは後期だったので、石崎融思という画家の「唐館蘭館図絵巻」というのが、丁寧で細かい描き方に加え、保存状態も良く、観覧者からも感嘆の声があがってました。
清朝の陶磁器では、とくに粉彩(十錦手)がきれいでした~。
緑や黄色、ピンク等、色が本当に鮮やかなんです。
十錦手はとくに小ぶりなものが多く、かわいいのです。
お皿や茶碗、れんげをセットにして、欲しいぐらいでした(笑)。
前半は清朝の作品、後半は清朝陶磁を参考にして、それを消化して作り出された日本の作品が展示されてましたが、私はやっぱり後半の作品に惹かれました。
初代宮川香山、十代今泉今右衛門、四代清水六兵衛の作品等は本当に美しく、うっとりしました。
金彩色絵の薩摩焼の大花瓶もきれいだったなぁ~。
後半に展示されていた清朝の「琺瑯彩梅樹文盤」(右チラシ右下)は重文です。
お皿の外側まで色が塗ってあり、丁寧で繊細で美しい彩色でした。


今回は写真を写しても良いコーナーがあり、私もパチリ。

二胡の演奏も聴き、大満足の展覧会でした。
図録は2300円です。
この展覧会は今日(12/15)までです。
知識がある人はもちろん、陶磁器に造形が深くない人でも楽しめる展覧会でした。
良かったですよ。
京都国立博物館
住所:京都市東山区茶屋町527 TEL:075-525-2473(テレホンサービス)
開館時間:9時半~18時(金曜は20時まで。入館は各30分前まで) 休館日:月曜(月曜が休日の場合は、翌火曜日休館)、平常展示館が建替工事中のため展覧会開催期間以外は全館休館
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