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神戸市立博物館 「プーシキン美術館展」

 私のブログ、昨日は1のゾロ番がありました。
 誰かが取ってくださったみたいです。
 ありがとうございます

 pushkin1.jpg
 さて、今日、紹介するのは神戸市立博物館で開催されている「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」展('13.9.28~12.8まで。入場料1500円)です。
 この展覧会は、17世紀から20世紀までのフランス絵画66点を展示した内容になっていますが、良かったですよ~

 pushkin2.jpg pushkin3.jpg 
 展示方法は、時代別になっています。
 17・18世紀の古典主義、ロココ時代の作品の中で良かったのは、サンテールの「蝋燭の前の少女」です。
 蝋燭の灯で手紙を読んでいる少女の表情が穏やかで良い感じでした。
 
 ブーシェの「ユピテルとカリスト」も色使いが明るく、ロココの雰囲気をよく伝わってきます
 
 ダヴィッドの「へクトルの死を嘆くアンドロマケ」は、映画の「トロイ」を思い出しました。
 ダヴィッドは心理描写が巧みですね

 19世紀前半の新古典主義、ロマン主義、自然主義のコーナーにはアングル「聖杯の前の聖母」などがありましたが、私が気になったのはジャン・フランソワ・ミレーの「薪を集める女たち」です。
 自分でも何が良いのかわかりませんが、なんか目が惹きつけられました

 ジャン=レオン・ジェロームの「カンダレウス王」もかっこいい絵でしたよ
 覗き見しているギュゲスより、ガンダレウスの方がこの絵ではイケメンでしたけどね(笑)。
 
 ポール・ドラロッシュの「エドワード4世の息子たち」は光と犬の描き方が上手かったです

 19世紀後半の印象主義、ポスト印象主義のコーナーでは、やっぱりチラシにもなっているルノワールの「ジャンヌ・サマリーの肖像」が良かったです。
 ピンク色がめちゃかわいい
 でも、ピンクに青を加えているので、甘すぎず華やかですが落ち着いた色合いになっています。
 口紅の色もステキでした

 ルイジ・ロワールの「夜明けのパリ」も良かったな。
 絵を観た時は夜明けというよりは夕暮かなと思ったのですが、実際にパリに行くとこの風景は夜明けだということを実感しました

 20世紀のフォーヴィズム、キュビスム、エコール・ド・パリのコーナーではピカソやルソー、マティス、マリー・ローランサンなどが展示されていました。

 ピカソは3枚展示されていたのですが、ピカソの中でも初期の作品なのでかえって見やすく良かったです。
 「逢引き(抱擁)」は、ピカソの絵の中であまり見たことがないようなロマンティックさがありました。
 「扇子を持つ女」はキュビスムの作品ですが、緑色がきれいでした。

 シャガールの「ノクターン」も赤が重く渋かったです

 本場フランスの中でも、これらの収蔵品を持った美術館があれば評判になるだろうと思われるような素晴らしいコレクションでした。

 図録は2000円です。

 モスクワまでなかなか観に行けませんよ。
 オススメの展覧会です

 pushkin5.jpg
 ホールには、ジャンヌ嬢の巨大な看板が。
 図々しくも「人を幸福にするスマイル」に私も挑戦(笑)。
 無謀でした(笑)。 
 
神戸市立博物館 
 住所:神戸市中央区京町24 TEL:078-391-0035
 開館時間:10時~17時(金曜は19時まで。入館は各30分前まで) 休館日:月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始、その他臨時休館有り
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Author:Ms.れでぃ
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