阪急うめだギャラリー 「生誕100周年記念 中原淳一展」

昨日、実家の帰りに阪急梅田を通ったら、「生誕100周年記念 中原淳一展」('13.7.24~8.5まで。入館料800円)の宣伝がありました。
見たら会期終了は今日(8/5)まで!
急いで観てきました。
中原淳一は、昭和期に活躍したイラストレーターであり、ファッションデザイナー、スタイリスト、ヘアメイク、人形作家、編集者です。
たくさんの肩書きを持ち、当時から人気が高かったようですが現在でもファンが多く、私が展覧会を見た時間帯はもう夕方18時を過ぎていたのですが、結構な人が入ってられました。
今回の展覧会は、中原淳一の生誕100周年記念として原画を中心に約400点の作品の展示になっており、百貨店を中心に各地に巡回するみたいです。
初期は竹久夢二の描く少女の目をもう少し大きくして、より少女っぽく見せた顔立ちになっています。
どこか視点が曖昧で、夢見る少女という風情です。
オードリー・ヘップバーン風のベリーショートの少女は、今の剛力彩芽さんに少し似ているような。
もう少し年代が進むと、頬に影が入ってちょっと痩せているイメージの女性になってきます。
昔の浅丘ルリ子さんによく似ています。
この頃より痩せている女性像が賞賛されるようになったのかなと、ちょっと思いました(本当はどうか知りませんよ。)


原画だけでなく、中原さんがデザインした服の展示もありました。
かわいいです。

こちらは中原さんのお部屋の再現か、中原さんが理想とする少女の部屋の再現かは定かではありませんが、かわいいお部屋です。
この展覧会を見ていると、中原淳一さんは女性のファッションだけでなく生き方まで先導する総合プロデューサーだったのだなと思いました。
そんな華やかな女性像の中で、3点ぐらいだったと思いますが、中原さんが作られた人形がちょっと目を惹きます。
こちらの題材は男性です。
なかなか味のある良い人形ですよ。
中原作品の女性像が表だとしたら、こちらは裏になるのでしょうか。
人間なんて表裏一体で実像になるんですもんね。
行かれるかたは、この人形も是非チェックしてみてくださいね。
最終コーナーでは、中原淳一さんに向けてさまざまな人が書いたメッセージの色紙も展示されていました。
いろんな人に影響を与えたことがよくわかります。
中原淳一さんの魅力を堪能できる展覧会は今日(8/5)の18時までです。
楽しかったですよ。
阪急うめだギャラリー
住所:大阪市北区角田町8-7 TEL:06-6361-1381
入場時間:日~木10時~20時、金・土10時~21時、最終日18時閉場(入場は閉場の30分前まで)
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