大阪市立東洋陶磁美術館 「フィンランド・デザイン」展

京阪北浜駅か、なにわ橋駅の近くにある大阪市立東洋陶磁美術館で開催されている「森と湖の国 フィンランド・デザイン」展('13.4.20~7.28まで。観覧料1000円)を観てきました。

この展覧会の展示品、どれもきれい!かわいい!!ステキ!!!
心の中で「これ欲しい、あれ欲しい!」と叫びまくっていました(笑)。
デザインも面白いですし、色も豊富ですごくきれいです


チラシによると、フィンランドは長くスウェーデンとロシアの支配下にあり、ロシア帝国からの独立後数十年間に独自デザインの原型が作られたそうです。
フィンランドは冬の厳しい寒さと短い日照時間のため室内で過ごす時間が多く、日常の生活空間に精神的な豊かさを求めたため、こんな素敵なガラス製品などが多く作られるようになったんですって。

シンプルな形ですが、色が美しいグラスなどは普段使いができればオシャレだろうなと思います。
ですが、チラシにあるアルヴァル・アールトの「アールトの花瓶」(チラシの写真右中央)は、いくつものコップを融合させたような形が面白いのですが、花瓶として使うのはちょっと難しそうで、インテリアとして置いて楽しむんだろうなと思っていたら、先日、TVでフィンランドの「ソコス ホテル トルニ」 というホテルの最上階の「アテリエ バー」というお店で「アアルト」というカクテルを注文すると、このアールトの花瓶とそっくりのグラスに入ったカクテルがでてきて、びっくりしました

サイズは同じかわかりませんが、展覧会で見たのと同じイッタラ社のグラスでした。
フィンランドのデザインは、フィンランド人にとっては単なるインテリアとして飾るものではなく、実用品として日常的に使うものとして見られているんだなと思いました
実用品でも高価なものはもったいなくてなかなか使えない私としては、気候などのお国柄の違いがあるとはいえ、ステキなデザインのものを日常的に使って愛でようというフィンランド人の意識にちょっと感動し、同時にその贅沢さをちょっぴり羨ましく思いました。
図録は2300円でした。
めちゃ悩んだのですが、ちょっと高かったので今回は断念

この展覧会は明日(7/28)までです。
きれいで楽しいガラス製品がいっぱいの楽しい展覧会でした。
ガラスや雑貨の好きな人は必見ですよ

大阪市立東洋陶磁美術館
住所:大阪市北区中之島1-1-26 TEL:06-6223-0055
開館時間:現在延長しており9時半~19時まで(入館は閉館の30分前まで) 休館日:月曜、年末年始
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