H25.6.30で終了した京都の展覧会
2週間もブログ更新をお休みしてしまいました
このままフェードアウトしようかなと思ってしまったのですが、更新してなくても毎日見に来てくださる方々がいらっしゃって、これは頑張れという励ましなんだと思い、続ける方向で考え直しました。
それでも今日(6/30)終了の展覧会の記事が間に合わずにすみません。
こんな調子で、今後もあまり更新できないかもしれませんが、またよろしくお願いします。
もう終わってしまったのすが、せっかく観に行ったので感想を書いておく事にします。

まず最初は、中信美術館の「京都中央信用金庫所蔵品展 作家が見つめた動物たち」展('13.6.4~6.30まで。観覧料無料)です。
ポスターになっているのが、山口華楊の「双雀」です。
あまり華楊らしくないというか、すこし貼り絵のような感じの作品でした。
華楊の作品は、他に2点展示されていたのですが、少しデザイン的でこんな作品も描いていたのだなと思いました。
猫の作品が何枚か並んでいたのですが、井上覚造さんという画家の猫がめちゃかわいい!
その絵1枚で、その猫が主人公の本がありそうな、ストーリーが感じられる作品です。
この画家のお名前は初めて知ったのですが、もっと見てみたいなと思いました
同じく本の挿絵のように思ったのは、入江酉一郎さんの「初春」です。
この人の作品は、なんかかわいくて好きなんです
この「初春」もかわいかったですよ。
ねずみの行列を描いた作品なんですが、見てるとなんとなく笑みがこぼれてきます。
今回私が一番気に入った作品です

入江酉一郎氏は、入江波光の息子さんなんだそうです。
初めて知りましたが、言われると波光の色使いや空間の取り方が似ているように思います。
入江波光も私の好きな画家の一人なので、酉一郎さんの作品に惹かれたのはある意味必然だったのかなと思いました。
小山茂さんは昆虫図鑑のような写実できれいなコガネムシの絵を描かれてました。
絵のタイトルは「お金持ち」です。
めちゃウケてしまいました(笑)。
(コガネムシは金持ちだ~
)
この展覧会は昨日(6/29)観に行ってきたので、チラシがもうなくて残念だったのですが、かわいい作品が多くてめちゃ楽しかったです

次に紹介するのは、龍谷ミュージアムで開催されていた「平山郁夫 悠久のシルクロード」展('13.4.20~6.30まで。入館料1000円)です。
平山郁夫ということで、やっぱり行って来てしまいました
平山郁夫が描いた作品は観たことのある作品ばかりでしたが、このミュージアムは展示スペースが広いので、雄大な作品でもちゃんと展示されて見映えがします。
それにこの展覧会では、平山郁夫氏が集めた仏教遺跡の展示に加え、このミュージアムが持っている仏像などの仏教遺跡も展示され、よりシルクロード的な雰囲気を味わえました。
本来、元々の国にあるべきはずの遺跡が、よその国に持っていかれて保存されなければならない状態というのは悲しいことだと思います。
平山郁夫さんの平和であってほしいと願う気持ちが伝わってくるような展覧会でした

最後に紹介するのは、京都国立近代美術館で開催されていた「芝川照吉コレクション展 青木繁・岸田劉生らを支えたコレクター」展です('13.5.18~6.30まで。観覧料1200円)。

大阪の淀屋橋に芝川ビルというレトロな建物があるのですが、今回の展覧会のコレクションは、この芝川ビルの施主である芝川又四郎の祖父の異母弟の娘婿にあたる芝川照吉さんという方が集められたものだそうです。
と書いていても、その関係性はややこしくて私はよくわからないのですが、岸田劉生の「S氏の肖像」(チラシの左下)のモデルが芝川さんだそうです。
この絵は何回も見ていて、S氏って誰なんだろうと思っていたので、今回やっとわかりました。
芝川さんはコレクターというだけでなく、若い芸術家たちのパトロンだったみたいです。
その関係でコレクションが充実していったようです。
今回の展覧会では、芝川コレクションに加え、関わった芸術家たちの作品も特別出品されていました。
以前に観たことのある作品も初めて観る作品もある上、絵画だけでなく工芸品もありなかなか楽しかったです。
とくに岸田劉生と藤井達吉という工芸家の作品が充実していました。
藤井達吉という人は私は知らなかったのですが、作品を観てみると、七宝・螺鈿・彫刻・刺繍・陶器といろんな作品を作っており、ものすごく器用な人だったんだなと思いました。
常設展では村上華岳を特集していまして、なんと36点もの作品が展示されていました。
こんなに一堂に観れるとは思っていなかったので、すごく得した気分です。
企画展も常設展も充実しており、楽しい展覧会でした
どの展覧会ももう終了していますので、間違って行かないで下さいね

春は大きな展覧会が山のようにあったので追い立てられるようで大変でしたが、やっとちょっと落ち着きました。
これからはもう少しゆっくりと観ていきたいと思います
中信美術館
住所:京都市上京区下立売通油小路東入西大路町136-3 TEL:075-417-2323
開館時間:10時~17時(入館は16時45分まで) 休館日:月曜日、展示替期間
龍谷ミュージアム
住所:京都市下京区西中筋通正面下る丸屋町117 TEL;075-351-2500
開館時間:10時~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜(月曜が祝日の場合は翌日閉館)、展示替え期間('12.7.17~8.23は休館)、ミュージアムの定める日
京都国立近代美術館
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町 TEL:075-761-4111
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)休館日:月曜

このままフェードアウトしようかなと思ってしまったのですが、更新してなくても毎日見に来てくださる方々がいらっしゃって、これは頑張れという励ましなんだと思い、続ける方向で考え直しました。
それでも今日(6/30)終了の展覧会の記事が間に合わずにすみません。
こんな調子で、今後もあまり更新できないかもしれませんが、またよろしくお願いします。
もう終わってしまったのすが、せっかく観に行ったので感想を書いておく事にします。

まず最初は、中信美術館の「京都中央信用金庫所蔵品展 作家が見つめた動物たち」展('13.6.4~6.30まで。観覧料無料)です。
ポスターになっているのが、山口華楊の「双雀」です。
あまり華楊らしくないというか、すこし貼り絵のような感じの作品でした。
華楊の作品は、他に2点展示されていたのですが、少しデザイン的でこんな作品も描いていたのだなと思いました。
猫の作品が何枚か並んでいたのですが、井上覚造さんという画家の猫がめちゃかわいい!

その絵1枚で、その猫が主人公の本がありそうな、ストーリーが感じられる作品です。
この画家のお名前は初めて知ったのですが、もっと見てみたいなと思いました

同じく本の挿絵のように思ったのは、入江酉一郎さんの「初春」です。
この人の作品は、なんかかわいくて好きなんです

この「初春」もかわいかったですよ。
ねずみの行列を描いた作品なんですが、見てるとなんとなく笑みがこぼれてきます。
今回私が一番気に入った作品です


入江酉一郎氏は、入江波光の息子さんなんだそうです。
初めて知りましたが、言われると波光の色使いや空間の取り方が似ているように思います。
入江波光も私の好きな画家の一人なので、酉一郎さんの作品に惹かれたのはある意味必然だったのかなと思いました。
小山茂さんは昆虫図鑑のような写実できれいなコガネムシの絵を描かれてました。
絵のタイトルは「お金持ち」です。
めちゃウケてしまいました(笑)。
(コガネムシは金持ちだ~

この展覧会は昨日(6/29)観に行ってきたので、チラシがもうなくて残念だったのですが、かわいい作品が多くてめちゃ楽しかったです


次に紹介するのは、龍谷ミュージアムで開催されていた「平山郁夫 悠久のシルクロード」展('13.4.20~6.30まで。入館料1000円)です。
平山郁夫ということで、やっぱり行って来てしまいました

平山郁夫が描いた作品は観たことのある作品ばかりでしたが、このミュージアムは展示スペースが広いので、雄大な作品でもちゃんと展示されて見映えがします。
それにこの展覧会では、平山郁夫氏が集めた仏教遺跡の展示に加え、このミュージアムが持っている仏像などの仏教遺跡も展示され、よりシルクロード的な雰囲気を味わえました。
本来、元々の国にあるべきはずの遺跡が、よその国に持っていかれて保存されなければならない状態というのは悲しいことだと思います。
平山郁夫さんの平和であってほしいと願う気持ちが伝わってくるような展覧会でした



最後に紹介するのは、京都国立近代美術館で開催されていた「芝川照吉コレクション展 青木繁・岸田劉生らを支えたコレクター」展です('13.5.18~6.30まで。観覧料1200円)。

大阪の淀屋橋に芝川ビルというレトロな建物があるのですが、今回の展覧会のコレクションは、この芝川ビルの施主である芝川又四郎の祖父の異母弟の娘婿にあたる芝川照吉さんという方が集められたものだそうです。
と書いていても、その関係性はややこしくて私はよくわからないのですが、岸田劉生の「S氏の肖像」(チラシの左下)のモデルが芝川さんだそうです。
この絵は何回も見ていて、S氏って誰なんだろうと思っていたので、今回やっとわかりました。
芝川さんはコレクターというだけでなく、若い芸術家たちのパトロンだったみたいです。
その関係でコレクションが充実していったようです。
今回の展覧会では、芝川コレクションに加え、関わった芸術家たちの作品も特別出品されていました。
以前に観たことのある作品も初めて観る作品もある上、絵画だけでなく工芸品もありなかなか楽しかったです。
とくに岸田劉生と藤井達吉という工芸家の作品が充実していました。
藤井達吉という人は私は知らなかったのですが、作品を観てみると、七宝・螺鈿・彫刻・刺繍・陶器といろんな作品を作っており、ものすごく器用な人だったんだなと思いました。
常設展では村上華岳を特集していまして、なんと36点もの作品が展示されていました。
こんなに一堂に観れるとは思っていなかったので、すごく得した気分です。
企画展も常設展も充実しており、楽しい展覧会でした

どの展覧会ももう終了していますので、間違って行かないで下さいね


春は大きな展覧会が山のようにあったので追い立てられるようで大変でしたが、やっとちょっと落ち着きました。
これからはもう少しゆっくりと観ていきたいと思います

中信美術館
住所:京都市上京区下立売通油小路東入西大路町136-3 TEL:075-417-2323
開館時間:10時~17時(入館は16時45分まで) 休館日:月曜日、展示替期間
龍谷ミュージアム
住所:京都市下京区西中筋通正面下る丸屋町117 TEL;075-351-2500
開館時間:10時~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜(月曜が祝日の場合は翌日閉館)、展示替え期間('12.7.17~8.23は休館)、ミュージアムの定める日
京都国立近代美術館
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町 TEL:075-761-4111
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)休館日:月曜
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