H25.3.24終了の関西の展覧会
お寺の紹介をするといいながらまだ書いていないのですが、今日(3/24)で終了の展覧会を急いで紹介します
本来なら、単独で紹介していきたい展覧会ばかりですが、ちょっと時間がないのでまとめさせていただきますね。

京都文化博物館で開催中の展覧会は「日本画こころの京都」('13.2.9~3.24まで。入場料1100円)です。
この展覧会は2部構成となっていて、前半は京都画壇を中心に近代日本画の巨匠の作品がずらりと勢揃いしています。
どれも美しく、観ていてワクワクしました
ポスターになっているのは、三宅凰白の「稚児之図」です。
はんなりと京都らしいですね。
菊池契月の「京人形図」は、とくに着物の描き込みが美しい
この作品は、左甚五郎が見初めた美人を人形に彫ったら動き出したという伝説を元に描いた作品だそうですよ。
下村観山の「嵐山・加茂川」は京博で昨年開催された陽明文庫展でも展示されていた作品です。
また観れて嬉しかったです
秋野不矩の「平安神宮」は、社の朱色と桜のピンクの対比が美しいですね
後半は、現代の画家100人に京都をモチーフにした絵を依頼して描いてもらった新作の日本画100点の展示です。
私の好きな竹内浩一さんの作品もありました。
「明恵が在る(高山寺 石水院)」は、ハトとリスが優しく描かれていました。
竹内さんの絵からは、いつも優しさを感じられます
岡村倫行さんの「善峯寺」は写真ぽかったです。
芦田裕昭さんの「広沢池」は夕景がきれいでした。
図録は2000円です。
京都の美しさを再認識できるような展覧会でした

次に紹介するのは、京都大学総合博物館で開催されている「ウフィツィ・バーチャル・ミュージアム」('13.1.16~3.24まで。観覧料400円)です。
こちらは、イタリア・フィレンツェのウフィツィ美術館の作品を原寸大のデジタル画像で再現しています。
デジタル作品なので、ケースに入っていませんし、写真も撮り放題です(笑)。
作品数は10点ですが、ボッティチェッリの「春」や「ヴィーナスの誕生」があり、間近で穴が開くほど観てきました。
私は以前から、ボッティチェッリの「春」や「ヴィーナスの誕生」は、首の傾げ方が不自然で首と顔がバラバラのような印象を持っていたのですが、バーチャルですが原寸大の作品を見ると、そんなことが気にならないほど美しい!
とくにヴィーナスの表情がたおやかで涼やかで、うっとりしました

ですが、今回の私のイチオシは、「マニフィカトの聖母」です。
こちらもボッティチェッリの作品ですが、この作品は登場人物全てが美しいです
ボッティチェッリという画家は、美意識が高いなと思いましたね。
他にも、ダ・ヴィンチやラファエロの作品もありましたよ。
名画を気軽に見れる楽しい展覧会でした。
ウフィツィ美術館に行きた~い

最後に紹介するのは、神戸市立小磯記念美術館で開催されている「自らを見つめる画家と自画像」展('13.1.11~3.24まで。観覧料1000円)です。
この展覧会は、自画像が描かれた絵画と、その隣に写真付き画家の紹介が書かれた解説板が展示されています。
画家って、面白いですね~。
ものすごく真面目に写している人もあれば、ヒーロー化している人もいますし、おちゃらけてる人もいます。
自己を突き詰めて見てしまい、顔がぼやけている人もいます。
鴨居玲がその典型ですよね。
自画像なんて真面目に描いてられるか!というような絵もありますし、自分が好き!っていう絵もありました。
本当に面白い。
渡邊榮一さんの「少年王国」という作品(写真右)は基本的には好きなのですが、自画像という観点から見ると、この画家が興味を惹かれる物はちょっとブラックなものが多いのですかね?
絵としては魅かれますけどね
図録は500円でした。
知らない画家が多かったですが、様々な画家の自画像に対しての姿勢や考え方がうかがえるような展覧会でした
今日(3/24)終了の展覧会なのに紹介が遅くなってしまいましたが、どれも良かったので行ける方は行ってみてくださいね
京都文化博物館
住所:京都市中京区三条高倉 TEL:075-222-0888
開館時間:10時~18時(金曜19時半まで。入場は各30分前まで) 休館日:月曜(祝日の場合
は翌日休館)
京都大学総合博物館
住所:京都市左京区吉田本町京都大学総合博物館 TEL::075-753-3272
開館時間:9時半~16時半(入館16時まで) 休館日:月・火・年末年始(12/28~1/4まで)
神戸市立小磯記念美術館
住所:神戸市東灘区向洋町中5-7 TEL:078-857-5880
開館時間:10時~17時(特別展開催中の金曜日は18時まで。入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜、年末年始(12月29日~1月3日)他(開館時間、休館日は臨時に変更する場合あり)

本来なら、単独で紹介していきたい展覧会ばかりですが、ちょっと時間がないのでまとめさせていただきますね。

京都文化博物館で開催中の展覧会は「日本画こころの京都」('13.2.9~3.24まで。入場料1100円)です。
この展覧会は2部構成となっていて、前半は京都画壇を中心に近代日本画の巨匠の作品がずらりと勢揃いしています。
どれも美しく、観ていてワクワクしました

ポスターになっているのは、三宅凰白の「稚児之図」です。
はんなりと京都らしいですね。
菊池契月の「京人形図」は、とくに着物の描き込みが美しい

この作品は、左甚五郎が見初めた美人を人形に彫ったら動き出したという伝説を元に描いた作品だそうですよ。
下村観山の「嵐山・加茂川」は京博で昨年開催された陽明文庫展でも展示されていた作品です。
また観れて嬉しかったです

秋野不矩の「平安神宮」は、社の朱色と桜のピンクの対比が美しいですね

後半は、現代の画家100人に京都をモチーフにした絵を依頼して描いてもらった新作の日本画100点の展示です。
私の好きな竹内浩一さんの作品もありました。
「明恵が在る(高山寺 石水院)」は、ハトとリスが優しく描かれていました。
竹内さんの絵からは、いつも優しさを感じられます

岡村倫行さんの「善峯寺」は写真ぽかったです。
芦田裕昭さんの「広沢池」は夕景がきれいでした。
図録は2000円です。
京都の美しさを再認識できるような展覧会でした


次に紹介するのは、京都大学総合博物館で開催されている「ウフィツィ・バーチャル・ミュージアム」('13.1.16~3.24まで。観覧料400円)です。
こちらは、イタリア・フィレンツェのウフィツィ美術館の作品を原寸大のデジタル画像で再現しています。
デジタル作品なので、ケースに入っていませんし、写真も撮り放題です(笑)。
作品数は10点ですが、ボッティチェッリの「春」や「ヴィーナスの誕生」があり、間近で穴が開くほど観てきました。
私は以前から、ボッティチェッリの「春」や「ヴィーナスの誕生」は、首の傾げ方が不自然で首と顔がバラバラのような印象を持っていたのですが、バーチャルですが原寸大の作品を見ると、そんなことが気にならないほど美しい!
とくにヴィーナスの表情がたおやかで涼やかで、うっとりしました


ですが、今回の私のイチオシは、「マニフィカトの聖母」です。
こちらもボッティチェッリの作品ですが、この作品は登場人物全てが美しいです

ボッティチェッリという画家は、美意識が高いなと思いましたね。
他にも、ダ・ヴィンチやラファエロの作品もありましたよ。
名画を気軽に見れる楽しい展覧会でした。
ウフィツィ美術館に行きた~い


最後に紹介するのは、神戸市立小磯記念美術館で開催されている「自らを見つめる画家と自画像」展('13.1.11~3.24まで。観覧料1000円)です。
この展覧会は、自画像が描かれた絵画と、その隣に写真付き画家の紹介が書かれた解説板が展示されています。
画家って、面白いですね~。
ものすごく真面目に写している人もあれば、ヒーロー化している人もいますし、おちゃらけてる人もいます。
自己を突き詰めて見てしまい、顔がぼやけている人もいます。
鴨居玲がその典型ですよね。
自画像なんて真面目に描いてられるか!というような絵もありますし、自分が好き!っていう絵もありました。
本当に面白い。
渡邊榮一さんの「少年王国」という作品(写真右)は基本的には好きなのですが、自画像という観点から見ると、この画家が興味を惹かれる物はちょっとブラックなものが多いのですかね?
絵としては魅かれますけどね

図録は500円でした。
知らない画家が多かったですが、様々な画家の自画像に対しての姿勢や考え方がうかがえるような展覧会でした

今日(3/24)終了の展覧会なのに紹介が遅くなってしまいましたが、どれも良かったので行ける方は行ってみてくださいね

京都文化博物館
住所:京都市中京区三条高倉 TEL:075-222-0888
開館時間:10時~18時(金曜19時半まで。入場は各30分前まで) 休館日:月曜(祝日の場合
は翌日休館)
京都大学総合博物館
住所:京都市左京区吉田本町京都大学総合博物館 TEL::075-753-3272
開館時間:9時半~16時半(入館16時まで) 休館日:月・火・年末年始(12/28~1/4まで)
神戸市立小磯記念美術館
住所:神戸市東灘区向洋町中5-7 TEL:078-857-5880
開館時間:10時~17時(特別展開催中の金曜日は18時まで。入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜、年末年始(12月29日~1月3日)他(開館時間、休館日は臨時に変更する場合あり)
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