東大阪市民美術センター 「竹工芸の魅力展」
先日、東大阪市の花園ラグビー場の近くにある東大阪市民美術センターに自転車で行ってきました
この日は雪にはなりませんでしたが、途中、小雨がぱらついて寒~い
美術館の中は暖かくてホッとしました

こちらでは、「大分県立芸術会館所蔵 竹工芸の魅力展」('13.2.2~3.3まで。入館料500円)が開催されています。
竹材のうちで竹細工に使用されるのは主にマダケで、大分県はそのマダケの生産量が全国1位であり、昔から竹材を利用した竹工芸が盛んなのだそうです。
見てみたら、実用的な工芸品から鑑賞用の美術品まで多彩でびっくりしました。
これが木の竹からつくられたの?って思うぐらい、剛から柔まで竹のあらゆる良い面を見せつけらたような気がします。
まさに竹工芸の魅力あふれる展覧会です

近代竹工芸を芸術品にまで高めた人たちが何人かいるようですが、初代早川尚古斎(はやかわしょうこさい)という人は、自品に銘を刻むことで、今まで無名であった籠師の存在を示し、竹工芸を美術工芸品としての地位にまで押し上げたそうです。
小さくてわかりにくいかもしれませんが、チラシの3段目の左の作品が初代尚古斎の作品です。
端整に編まれた籠は今でも使えそうな実用品ですが美しいです。
初代田邊竹雲斎(たなべちくうんさい)という人は、多彩な籠を作り出し、関西の竹芸界を牽引されたそうです。
チラシの最上段2つの作品が初代竹雲斎の作品です。
この人は、華道や茶道もよくされてたようで、茶室に合いそうなシブイ花籠だなと思いました。
今回は展示されてなかったのですが、図録を見ると、蝉を模った籠もありました。
とても竹で作ったとは思えません。
すごいイマジネーションです。
関東で活躍された飯塚琅玕斎(いいづかろうかんさい)の作品は、竹本来の良さが伝わるような力強さがあります(チラシ2段目の2作品)
この人の他の作品は、竹を紐のように結んだのもあれば、竹棒をそのまま活かしたのもあり、竹の素材が自由自在に変化して面白いです。
生野祥雲斎(しょうのしょううんさい)は、竹細工で最初の重要無形文化財(人間国宝)に認定された人です。
チラシ4段目1列全部なのですが、繊細な編み込みで美しいですねぇ。

こちらは祥雲斎の「陽炎」という作品です。
ものすごく計算された造形美です。
いや、計算してもそれを実際に造るとなると、ものすごい技術がいるでしょう。
さすがは人間国宝だなと思いました
この他にもたくさんの作家さんの作品が展示されてました。
私が気に入ったのは、植松竹邑(うえまつちくゆう)という人の作品です。
すごくきれいだったのです。
あの5枚組みのお皿(?)欲しい~(笑)。
そういう人のために、竹工芸品の販売もありましたよ。
バッグなどもオシャレでしたが、お値段もなかなか(笑)。
会期中の土・日・祝は竹工芸の実演もやってます(12時~13時は休憩)。
図録はこの展覧会用ではなかったのですが、多数掲載されているので購入しました。
値段は1200円です。
写真が大きく美しく良かったですが、もう少し作品解説があれば言うことなしです(笑)。
竹工芸の展覧会は初めて見ましたが、大変良かったです
大分県では、日本で唯一の竹工芸科がある職業能力開発校があるそうですが、これからもたくさんの竹工芸の作家さんが誕生されるのでしょう。
またの展覧会を楽しみにしています
東大阪市民美術センター
住所:東大阪市吉田6-7-22 TEL:072-964-1313
開館時間:10時~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜(月曜が祝日の場合は翌日休館)

この日は雪にはなりませんでしたが、途中、小雨がぱらついて寒~い

美術館の中は暖かくてホッとしました


こちらでは、「大分県立芸術会館所蔵 竹工芸の魅力展」('13.2.2~3.3まで。入館料500円)が開催されています。
竹材のうちで竹細工に使用されるのは主にマダケで、大分県はそのマダケの生産量が全国1位であり、昔から竹材を利用した竹工芸が盛んなのだそうです。
見てみたら、実用的な工芸品から鑑賞用の美術品まで多彩でびっくりしました。
これが木の竹からつくられたの?って思うぐらい、剛から柔まで竹のあらゆる良い面を見せつけらたような気がします。
まさに竹工芸の魅力あふれる展覧会です


近代竹工芸を芸術品にまで高めた人たちが何人かいるようですが、初代早川尚古斎(はやかわしょうこさい)という人は、自品に銘を刻むことで、今まで無名であった籠師の存在を示し、竹工芸を美術工芸品としての地位にまで押し上げたそうです。
小さくてわかりにくいかもしれませんが、チラシの3段目の左の作品が初代尚古斎の作品です。
端整に編まれた籠は今でも使えそうな実用品ですが美しいです。
初代田邊竹雲斎(たなべちくうんさい)という人は、多彩な籠を作り出し、関西の竹芸界を牽引されたそうです。
チラシの最上段2つの作品が初代竹雲斎の作品です。
この人は、華道や茶道もよくされてたようで、茶室に合いそうなシブイ花籠だなと思いました。
今回は展示されてなかったのですが、図録を見ると、蝉を模った籠もありました。
とても竹で作ったとは思えません。
すごいイマジネーションです。
関東で活躍された飯塚琅玕斎(いいづかろうかんさい)の作品は、竹本来の良さが伝わるような力強さがあります(チラシ2段目の2作品)
この人の他の作品は、竹を紐のように結んだのもあれば、竹棒をそのまま活かしたのもあり、竹の素材が自由自在に変化して面白いです。
生野祥雲斎(しょうのしょううんさい)は、竹細工で最初の重要無形文化財(人間国宝)に認定された人です。
チラシ4段目1列全部なのですが、繊細な編み込みで美しいですねぇ。

こちらは祥雲斎の「陽炎」という作品です。
ものすごく計算された造形美です。
いや、計算してもそれを実際に造るとなると、ものすごい技術がいるでしょう。
さすがは人間国宝だなと思いました

この他にもたくさんの作家さんの作品が展示されてました。
私が気に入ったのは、植松竹邑(うえまつちくゆう)という人の作品です。
すごくきれいだったのです。
あの5枚組みのお皿(?)欲しい~(笑)。
そういう人のために、竹工芸品の販売もありましたよ。
バッグなどもオシャレでしたが、お値段もなかなか(笑)。
会期中の土・日・祝は竹工芸の実演もやってます(12時~13時は休憩)。
図録はこの展覧会用ではなかったのですが、多数掲載されているので購入しました。
値段は1200円です。
写真が大きく美しく良かったですが、もう少し作品解説があれば言うことなしです(笑)。
竹工芸の展覧会は初めて見ましたが、大変良かったです

大分県では、日本で唯一の竹工芸科がある職業能力開発校があるそうですが、これからもたくさんの竹工芸の作家さんが誕生されるのでしょう。
またの展覧会を楽しみにしています

東大阪市民美術センター
住所:東大阪市吉田6-7-22 TEL:072-964-1313
開館時間:10時~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜(月曜が祝日の場合は翌日休館)
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