大阪天保山特設ギャラリー 「ツタンカーメン展」
展覧会の会期が、この3連休で軒並み終了します。
昨日(7/14)いくつかまとめて行ってきました。
会期終了までに全部紹介できるかわかりませんが、簡単になってしまうかもしれませんができる限り書こうと思います。
まず、だいぶん前に行ったのに、まだまだ会期があると思って放置していた展覧会から紹介させていただきますね

旧サントリーミュージアム天保山で開催されている「エジプト考古学博物館所蔵 ツタンカーメン展 黄金の秘宝と少年王の真実」展('12.3.17~7.16まで。観覧料2500円)です。

この展覧会、4月に行ったのに、こんな終了間際の紹介になってしまってすみません。
久しぶりのサントリーミュージアム、行った日は大荒れの天候でした

おかげで、多少の待ち時間はあっても、そんなに並ばずに済みましたけどね。
今はそれほどではないと聞いていますが、会期初めは数時間待ちのすごい行列だったのです
中に入ると、いきなり遊園地のアトラクションに入るような様相で、これは子どもだましの見世物的な内容か!?と危惧しましたが、実際に見てみると学術的な展覧会とまではいかないまでも、見る人全員が満足するだろうなという内容の品が揃っており、展覧会の観覧料としては破格の値段でしたが観に行って良かったです

エジプト人考古学者のザヒ博士監修の展示品ということですが、ザヒ博士って経済的な物の考え方、一般人が何を求めているのかをよく知っている商売人だなと思いましたね。
エジプトの文化財って、基本的には石と木の素材が多くて、加工品を含めて金製品の文化財はエジプト本国でもそれほど多くは展示されていません。
それが、今回の展示品は金や貴石や人の目を惹く色鮮やかなものなど、美しい品ばかり。
こんなに美しく状態の良いものばかりを揃えたエジプト文化財の展覧会は、今までなかったのではないでしょうか
ただし、貴重な金製品等なので当然といえば当然ですが、展示品はどれも小さい。
人も多いことですから、じっくり見るのは難しく、結構早く見れてしまいます。
それでも、見たという満足感は高いですけどね

少し展示品の紹介もしておきましょう。
ポスターの右側の写真は、「有翼スカラベ付き胸飾り」です。
(ちなみに左は「ツタンカーメンの棺形カノポス容器」です。有名な黄金のマスクではありません。)
これは金・銀・半貴石・ガラスなどで作られています。
青色はラピスラズリかな。
ツタンカーメンのお墓から発見されたもので、図録には裏側も載っていたのですが、半貴石の埋め込みはありませんでしたが、金部分に線が掘り込まれ裏も美しい細工物でした
「アメンヘテプ3世像」は、意志の強そうなキリリとした顔でかっこいいです
マンガ「王家の紋章」のメンフィスにちょっと似てます(笑)。
「アメンヘテプ3世とティイ王妃の銘入りチェスト」は、青が色鮮やかでものすごく美しかったです

ツタンカーメンの王墓で発見された「折りたたみ椅子の模型」は、足の部分がガチョウの顔になっており、腰掛部分の模様が花びらと丸みたいでオシャレなんです。
是非、チェックしてみてくださいね

ポスター左は、「ツタンカーメンの半身像」です。
シャツ1枚で少し笑みを湛えたような姿は、身近な少年のような気がして親しみやすいです
展示のラスト付近を飾るのは、「チュウヤの人型棺」です。
これは、かなり大きいです。
チュウヤとはツタンカーメンの曾祖母にあたる人だそうで、この棺は木材に彫りを入れ、金箔を貼っているそうです。
美しく見応えがあります

どれも「美しい!」という感想しかでないほど良かったです

図録も2500円と少々高いですが、キャプション以上のことが書かれており楽しめます。

展示会場を出るとポスターが貼ってあり、エジプトに行きたくなる気分を盛り上げてくれます。
エジプト食堂なるものもありますし、グッズ売り場には笑えるようなグッズも置いてあり、いろいろ楽しかったですよ。
大阪での展覧会は明日(7/16)のみとなりましたが、次は東京上野の森美術館('12.8.4~12/9まで)に巡回するみたいです。
大阪の皆さんでまだの方はお急ぎを
関東の皆さんは、もうすぐ東京で公開ですので、楽しみに待っててくださいね。
おススメの展覧会でしたよ
大阪天保山特設ギャラリー(旧サントリーミュージアム)
住所:大阪市港区海岸通1-5-10 TEL:06-7732-8890(ツタンカーメン展大阪事務局)
開館時間:9時~19時(入場18時まで)
昨日(7/14)いくつかまとめて行ってきました。
会期終了までに全部紹介できるかわかりませんが、簡単になってしまうかもしれませんができる限り書こうと思います。
まず、だいぶん前に行ったのに、まだまだ会期があると思って放置していた展覧会から紹介させていただきますね


旧サントリーミュージアム天保山で開催されている「エジプト考古学博物館所蔵 ツタンカーメン展 黄金の秘宝と少年王の真実」展('12.3.17~7.16まで。観覧料2500円)です。

この展覧会、4月に行ったのに、こんな終了間際の紹介になってしまってすみません。
久しぶりのサントリーミュージアム、行った日は大荒れの天候でした


おかげで、多少の待ち時間はあっても、そんなに並ばずに済みましたけどね。
今はそれほどではないと聞いていますが、会期初めは数時間待ちのすごい行列だったのです

中に入ると、いきなり遊園地のアトラクションに入るような様相で、これは子どもだましの見世物的な内容か!?と危惧しましたが、実際に見てみると学術的な展覧会とまではいかないまでも、見る人全員が満足するだろうなという内容の品が揃っており、展覧会の観覧料としては破格の値段でしたが観に行って良かったです


エジプト人考古学者のザヒ博士監修の展示品ということですが、ザヒ博士って経済的な物の考え方、一般人が何を求めているのかをよく知っている商売人だなと思いましたね。
エジプトの文化財って、基本的には石と木の素材が多くて、加工品を含めて金製品の文化財はエジプト本国でもそれほど多くは展示されていません。
それが、今回の展示品は金や貴石や人の目を惹く色鮮やかなものなど、美しい品ばかり。
こんなに美しく状態の良いものばかりを揃えたエジプト文化財の展覧会は、今までなかったのではないでしょうか

ただし、貴重な金製品等なので当然といえば当然ですが、展示品はどれも小さい。
人も多いことですから、じっくり見るのは難しく、結構早く見れてしまいます。
それでも、見たという満足感は高いですけどね


少し展示品の紹介もしておきましょう。
ポスターの右側の写真は、「有翼スカラベ付き胸飾り」です。
(ちなみに左は「ツタンカーメンの棺形カノポス容器」です。有名な黄金のマスクではありません。)
これは金・銀・半貴石・ガラスなどで作られています。
青色はラピスラズリかな。
ツタンカーメンのお墓から発見されたもので、図録には裏側も載っていたのですが、半貴石の埋め込みはありませんでしたが、金部分に線が掘り込まれ裏も美しい細工物でした

「アメンヘテプ3世像」は、意志の強そうなキリリとした顔でかっこいいです

マンガ「王家の紋章」のメンフィスにちょっと似てます(笑)。
「アメンヘテプ3世とティイ王妃の銘入りチェスト」は、青が色鮮やかでものすごく美しかったです


ツタンカーメンの王墓で発見された「折りたたみ椅子の模型」は、足の部分がガチョウの顔になっており、腰掛部分の模様が花びらと丸みたいでオシャレなんです。
是非、チェックしてみてくださいね


ポスター左は、「ツタンカーメンの半身像」です。
シャツ1枚で少し笑みを湛えたような姿は、身近な少年のような気がして親しみやすいです

展示のラスト付近を飾るのは、「チュウヤの人型棺」です。
これは、かなり大きいです。
チュウヤとはツタンカーメンの曾祖母にあたる人だそうで、この棺は木材に彫りを入れ、金箔を貼っているそうです。
美しく見応えがあります


どれも「美しい!」という感想しかでないほど良かったです


図録も2500円と少々高いですが、キャプション以上のことが書かれており楽しめます。

展示会場を出るとポスターが貼ってあり、エジプトに行きたくなる気分を盛り上げてくれます。
エジプト食堂なるものもありますし、グッズ売り場には笑えるようなグッズも置いてあり、いろいろ楽しかったですよ。
大阪での展覧会は明日(7/16)のみとなりましたが、次は東京上野の森美術館('12.8.4~12/9まで)に巡回するみたいです。
大阪の皆さんでまだの方はお急ぎを

関東の皆さんは、もうすぐ東京で公開ですので、楽しみに待っててくださいね。
おススメの展覧会でしたよ

大阪天保山特設ギャラリー(旧サントリーミュージアム)
住所:大阪市港区海岸通1-5-10 TEL:06-7732-8890(ツタンカーメン展大阪事務局)
開館時間:9時~19時(入場18時まで)
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