京都 承天閣美術館 「館蔵の屏風絵展」

今日は3月3日のお雛様の日。


先日、かわいいお雛様をいただきました。
台座の中には、おはじきの飴ちゃんが。
中も外もかわいいですよね


さて、今回は久しぶりに開催中の展覧会の紹介です

先週、京都に行ってきました。
まず最初に訪れたのは、相国寺の承天閣美術館です。
こちらでは、「俵屋宗達筆「蔦の細道図屏風」修理完成記念 館蔵屏風絵展」('11.12.10~'12.3.20まで。拝観料800円)が開催されています。
ここは金閣(鹿苑寺)、銀閣(慈照寺)を塔頭とする総本山相国寺の美術館なので、館蔵品の屏風や襖絵などもスゴイ!
展示室は2室に分かれているのですが、第一展示室の最初の展示は円山応挙の「海波群鶴図屏風」です。
写実の応挙といわれるだけあり、鶴の足の描き込みなど描写が細かい!
呉春の「竹図屏風」は、余白たっぷりのスッとした竹がシブいです。

チラシ左図の長沢芦雪の「白象唐子図屏風」は、象の上に乗ってる子ども達は楽しそうです。
象の方は迷惑そうですけどね(笑)。
同じく芦雪の「獅子図屏風」は、迫力がありすごいです。
能阿弥の「雲龍図」は、黒雲が渦巻いており、雲が龍の首の周りにかかっているため「涎掛けの龍」と呼ばれているそうですが、そのあだ名と違って迫力のある図でした。
第二室は、長谷川等伯「竹林猿猴図屏風」(チラシの真ん中の絵)、伊藤若冲の鹿苑寺大書院襖絵「松鶴図」など重文の作品が目白押し。
その他にも原在中、与謝蕪村、狩野探幽など有名画家の迫力ある屏風や絵もいっぱい。
その中でも今回一番目を惹いたのは、俵屋宗達筆の「蔦の細道」です(チラシ上図)。
さすが、今回の展覧会のメインだけあります。
宗達の字がすごい!
金地に緑の蔦はすごくモダンで、宗達の字とあわさって、今の作品といっても通用するぐらいデザイン的です。
ホゥとため息がでるほど美しかったです

あと岩佐又兵衛の「三十六歌仙画帖」も人物がしっかり描かれており良かったなぁ

こちらのお不動さん(常設展示)、若々しくてかっこいいのですよ。
同じく常設の若冲の「葡萄小禽図」も葡萄の蔦がすごくデザイン的です。
やっぱり屏風絵や襖絵は、大きいので迫力がありますよね。
見応えのある展覧会で良かったです


行ったのは約1週間前だったのですが、今年は梅が咲くのが遅いです。
ここの梅もまだ蕾でした。
京都の梅の季節はこれからですね

承天閣美術館
住所:京都市上京区今出川通烏丸東入上ル相国寺門前町701 TEL:075-241-0423
開館時間:10時~17時(入館16時半まで) 休館日:展示替え期間、年末年始
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