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美術館「えき」KYOTO 「ガレとドーム」展('11.12.17 Sat)

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 京都駅の伊勢丹の中にある「えき」美術館では、「北澤美術館所蔵 ガラスコレクション ガレとドーム~四季の花~」展('11.11.18~12.26まで。入館料800円)が開催されています。

 アール・ヌーヴォーの時代を代表するガラス工芸作家のエミール・ガレとドーム兄弟の作品のうち、花をテーマにした展覧会です

 ガレとドーム兄弟のガラス工芸品、美しい~!

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 チラシの右上の緑色の作品がガレの「ひとよ茸文花器」で、中央の赤い実の作品がドーム兄弟の「ななかまど」です。
 どちらもステキですよね
 でも、今回は裏面に掲載されている作品の方が私の好みでした。

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 左上の春をモチーフにしたピンク系のパステルカラーの作品など、きれいでしたよ~

 右上の冬をモチーフにした作品も、水色の地に白鳥が描かれたものは、ドーム兄弟の「白鳥文花器」で色がすごくきれいでした。
 その横の作品は、ガレの「鷹に雪持松文花器」で、日本画みたいなシブイかっこよさがありました。

 ガレの作品は、ガラスの中に生・老・死が描写され哲学的です。
 ドーム兄弟の作品は、絵画美術のようです。
 どちらも素晴らしい芸術作品なのですが、私は自分の心に余裕がある時はガレを好みますね。
 でも疲れている時は、ドーム兄弟の方が美しいものを美しいと素直に見れるので好きです。

 ガレとドーム兄弟、1900年のパリ万博ではどちらもグランプリを獲得
 1901年にエコール・ド・ナンシー(ナンシー派)が結成されると、ガレは会長、ドーム兄弟の弟のアントナンは副会長に推されたそうです。
 ガレとドーム兄弟は、良きライバルであり仲間でもあったのでしょうね

 この展覧会の図録は、本屋さんでも発売されるとかで、2625円と薄いのに高価だったのでパスしましたが、展覧会自体は美しい作品ばかりでしたので、とても良い目の保養になりました。
 明日(12/26)までですが、オススメですよ

 ところで、この後、京都市バス100系の洛バスに乗ったら、なんと七条(しちじょう)を「ななじょう」と言ってるじゃないですか!
 バスの中の案内にもローマ字で「ななじょう」と書いてありビックリ
 洛バスは行き先案内を、日本語、英語、中国語、韓国語で放送していますし、観光客の多い路線なので問い合わせも多いから「ななじょう」にしたのでしょうが、でも昔からの地名の読み方を変えるのはどうかと思うのは私だけですかね?
 
美術館「えき」KYOTO
 住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 JR京都伊勢丹7階隣接 TEL:075-352-1111(大代表)
 開館時間:10時~20時(最終日17時まで。入館各30分前まで)
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主に関西で開催されている展覧会を観に行っています。
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