奈良 飛鳥寺('11.8.7 Sun)
残暑お見舞い申し上げます。
毎日、暑い日が続いていますが、皆さま夏バテなどされていませんか?
私は、完全に夏バテです
もう、「だるい~」、「しんどい~」が口癖のようになっています。
でも、夏痩せは全くせず、逆に夏太りしてしまって、更にしんどさが加速されています。
皆さまは、夏バテなどしないようにお体に気をつけてお過ごしくださいね

ところで、お蕎麦の山帰来さんのすぐ近くに、日本最古の本格的仏教寺院である飛鳥寺(あすかでら)があります。
前回飛鳥に行った時は(その時の記事はこちら)拝観時間に間に合わず、境内に入っただけでお参りできなかったので、今回はお参りしてきました。

飛鳥寺は、蘇我氏の氏寺で、日本最古の本格的寺院でもある法興寺の後身で、御本尊は「飛鳥大仏」と呼ばれている銅造釈迦如来座像です。
開基は蘇我馬子で、587年に発願され建立されたようです(建立時期は日本書紀と元興寺縁起に違いあり)。
大寺院だったみたいで、大化の改新による蘇我氏滅亡以後も内外の信仰を集め、天武天皇の時代には大官大寺・川原寺・薬師寺と並ぶ「四大寺」の1つとされて朝廷の保護を受けるようになっていたようです。
ですが、都が平城京に移ってからは、法興寺も奈良市に移って現在の元興寺となり、飛鳥の法興寺も存続はしたのですが寂れていき、江戸時代、本居宣長が訪れた時には仮堂一宇を残すのみだったそうです。
現本堂は、江戸末期に再建されたもので、現在の宗派は真言宗豊山派になっています。

境内は拝観無料ですが、飛鳥大仏さまがいらっしゃる本堂に入るには拝観料350円が必要となります。
定時か、人が集まった時かはわからないのですが、本堂に入るとお寺の方からお話が聞けるみたいですが、私たちが行った時は丁度そのお話が終わったところでした。
詳しいお話が聞けずに残念。

御本尊の銅造釈迦如来坐像(重文)は、写真撮影OKとのことだったので、写真を撮らせていただきました。

畏れ多くも、さらにアップの写真もパチリ。
このお釈迦さまは、法隆寺の金堂本尊釈迦三尊像の作者と同じ鞍作鳥(くらつくりのとり=止利仏師)の作だとされています。
当初は、釈迦三尊像だったようですが、両脇侍は失われ、このお釈迦さまも鎌倉時代の火事により、当初の部分は顔の上半分、左耳、右手の第2・3・4指に残るのみだといわれています。
ですが、大陸風の大らかな雰囲気をよく留めているように思います。
真正面に鎮座されているというよりは、少し横向き加減に座っていらっしゃいます。
帰る時に、「もう帰るのか?」と引き止めてくださるように感じるのは私だけでしょうか(笑)?
優しいお釈迦さまでした

本堂の中には、聖徳太子さまもいらっしゃいました。
こちらの聖徳太子さま、美しいですね~
行かれる方は、ぜひぜひ聖徳太子さまにもお会いしてくださいね。

せっかくですので、御朱印もお願いしました。
「飛鳥大仏」と書かれています。
勢いのある美しい字ですね。
この飛鳥寺の裏手には、蘇我入鹿の首塚もあります。
前回は夕方だったのでパスしましたが、今回はお参りしてきました。
でも、やっぱり写真ははばかられたのでパスです(笑)。
首塚は美しく長閑な風景の場所にありましたよ。
この法興寺(飛鳥寺)の蹴鞠会で中大兄皇子と中臣(藤原)鎌足が出会い、ここから1つ山を越えたところにある多武峰で「大化の改新」の談合が行われ、蘇我氏が滅ぼされたのですね。
蘇我氏の造ったお寺が、蘇我氏を滅ぼす2人の出会いの場となったとは皮肉ですよね。
そんな感情が湧いた飛鳥寺でした
飛鳥寺
住所:奈良県高市郡明日香村飛鳥682 TEL:0744-54-2126
拝観時間:4/1~9/30まで9時~17時半、10/1~3/31まで9時~17時(受付は各閉館の15分前まで) 休業日:4/7~4/9
毎日、暑い日が続いていますが、皆さま夏バテなどされていませんか?
私は、完全に夏バテです

もう、「だるい~」、「しんどい~」が口癖のようになっています。
でも、夏痩せは全くせず、逆に夏太りしてしまって、更にしんどさが加速されています。
皆さまは、夏バテなどしないようにお体に気をつけてお過ごしくださいね


ところで、お蕎麦の山帰来さんのすぐ近くに、日本最古の本格的仏教寺院である飛鳥寺(あすかでら)があります。
前回飛鳥に行った時は(その時の記事はこちら)拝観時間に間に合わず、境内に入っただけでお参りできなかったので、今回はお参りしてきました。

飛鳥寺は、蘇我氏の氏寺で、日本最古の本格的寺院でもある法興寺の後身で、御本尊は「飛鳥大仏」と呼ばれている銅造釈迦如来座像です。
開基は蘇我馬子で、587年に発願され建立されたようです(建立時期は日本書紀と元興寺縁起に違いあり)。
大寺院だったみたいで、大化の改新による蘇我氏滅亡以後も内外の信仰を集め、天武天皇の時代には大官大寺・川原寺・薬師寺と並ぶ「四大寺」の1つとされて朝廷の保護を受けるようになっていたようです。
ですが、都が平城京に移ってからは、法興寺も奈良市に移って現在の元興寺となり、飛鳥の法興寺も存続はしたのですが寂れていき、江戸時代、本居宣長が訪れた時には仮堂一宇を残すのみだったそうです。
現本堂は、江戸末期に再建されたもので、現在の宗派は真言宗豊山派になっています。

境内は拝観無料ですが、飛鳥大仏さまがいらっしゃる本堂に入るには拝観料350円が必要となります。
定時か、人が集まった時かはわからないのですが、本堂に入るとお寺の方からお話が聞けるみたいですが、私たちが行った時は丁度そのお話が終わったところでした。
詳しいお話が聞けずに残念。

御本尊の銅造釈迦如来坐像(重文)は、写真撮影OKとのことだったので、写真を撮らせていただきました。

畏れ多くも、さらにアップの写真もパチリ。
このお釈迦さまは、法隆寺の金堂本尊釈迦三尊像の作者と同じ鞍作鳥(くらつくりのとり=止利仏師)の作だとされています。
当初は、釈迦三尊像だったようですが、両脇侍は失われ、このお釈迦さまも鎌倉時代の火事により、当初の部分は顔の上半分、左耳、右手の第2・3・4指に残るのみだといわれています。
ですが、大陸風の大らかな雰囲気をよく留めているように思います。
真正面に鎮座されているというよりは、少し横向き加減に座っていらっしゃいます。
帰る時に、「もう帰るのか?」と引き止めてくださるように感じるのは私だけでしょうか(笑)?
優しいお釈迦さまでした


本堂の中には、聖徳太子さまもいらっしゃいました。
こちらの聖徳太子さま、美しいですね~

行かれる方は、ぜひぜひ聖徳太子さまにもお会いしてくださいね。

せっかくですので、御朱印もお願いしました。
「飛鳥大仏」と書かれています。
勢いのある美しい字ですね。
この飛鳥寺の裏手には、蘇我入鹿の首塚もあります。
前回は夕方だったのでパスしましたが、今回はお参りしてきました。
でも、やっぱり写真ははばかられたのでパスです(笑)。
首塚は美しく長閑な風景の場所にありましたよ。

この法興寺(飛鳥寺)の蹴鞠会で中大兄皇子と中臣(藤原)鎌足が出会い、ここから1つ山を越えたところにある多武峰で「大化の改新」の談合が行われ、蘇我氏が滅ぼされたのですね。
蘇我氏の造ったお寺が、蘇我氏を滅ぼす2人の出会いの場となったとは皮肉ですよね。
そんな感情が湧いた飛鳥寺でした

飛鳥寺
住所:奈良県高市郡明日香村飛鳥682 TEL:0744-54-2126
拝観時間:4/1~9/30まで9時~17時半、10/1~3/31まで9時~17時(受付は各閉館の15分前まで) 休業日:4/7~4/9
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