伊丹市立美術館 モンマルトルカフェ&「陶酔のパリ モンマルトル」展

先週の日曜(5/15)、伊丹市立美術館に行ってきました。


いつも自転車で行くので、同じ敷地内にある旧岡田家や旧石橋家の前を通って美術館に行くのですが、石橋家の前に、ハーブティがいただける期間限定の「モンマルトルカフェ」の看板がでていました。
コーヒーは苦手ですが、お茶関係は大好きな私たちですので、美術館に入る前にこちらでティーブレイクです


ハーブティーの種類は、ローズヒップ・ハイビスカス系の入った2種と、リンデンというクスノキに近い木から取れるのハーブティ2種の計4種類です。

メニューには、ハーブの効能が書いてあるのですが、どれにするか迷っていたら、ハーブの入ったボトルを4種類とも出してくださり、香りを確認させて選ばせてくれました。
どれも良い香りです。
こういう気遣いって、すごくうれしいですよね

私たちの選んだハーブティーのボトルは、準備のため持っていかれたのですが、残りの2種類は写真を撮らせてくださいました。
しっかりしたハーブです。


そして、こちらは夫が選んだ「シャ・ノワール」です。
ハイビスカス、ローズヒップなどにリキュールが加わったハーブティーなのですが、甘酸っぱいお茶にリキュールの香りがすばらしく、おいしいです

色もきれいな茜色です。


こちらは私が選んだ「アルミーダの庭園」です。
カモミール、リンデン、ジャスミンなどが入っています。
このお茶、はじめは少し薬っぽい味がするかなと思ったのですが、飲んでいるうちに気にならないどころか、なんか身も心もほんわかと弛緩する感じでした

ポットもティーカップも透明で、お湯の中でハーブの花が開いたような美しさです。
好みで、お砂糖の代わりにハチミツをどうぞとも勧めていただきました。
ハチミツは甘みがマイルドで、ローズヒップ・ハイビスカス系のお茶の方によく合います。

せっかくですので、スイーツも一緒にいただきました。
「ローズヒップゼリー&ストロベリーアイス」です。
優しい味のロースヒップゼリーの上に、苺のアイスが載っておいしい

ハーブティー&スイーツで650円です。
これはお安いです

私たちが、うれしそうに写真をバチバチ撮っていたからか、お店の方が声を掛けてくださったのですが、この方、私が前から行きたかった芦屋川の山カフェ「六甲山カフェ」の方でした。
こんなところで、山カフェの方とお話できるとは思わなかったので、テンション上る、上る(笑)。
この女性、お若いですが気配りができるステキな女性でしたよ。
そしてもう1人の方は、その方のハーブの先生で、伊丹で「リラク香房るあん」を開いていらっしゃる方だそうです。
この方も穏やかで、優しそうな方でした。
このお二人がタグを組んでのハーブカフェですもの、どうりで、ハーブティーもスイーツも本格的で美味しい筈です。
おいしいハーブティーとスイーツがいただける期間限定の「モンマルトルカフェ」、5/21(土)と5/22(日)にも旧石橋家でオープンされるみたいですから、皆さんも是非どうぞ

私は、ちょっと近いうちには無理ですが、いつか必ず六甲山カフェの方に行きたいと思います。
その時は、オススメいただいたカレーを食べたいな

ティータイムを満喫して、気分も満足したのですが、メインは美術館だということを思い出して、いそいそと美術館に行きました。


こちらでは、「陶酔のパリ モンマルトル1880-1910 シャ・ノワールをめぐるキャバレー文化と芸術家たち」展('11.4.16~6.5まで。入館料700円)が開催されています。
1881年、パリのモンマルトルで創業したキャバレー「シャ・ノワール(黒猫)」で花開いた芸術を中心に、ポスター、絵画など180点の展覧会です。
なんか、明るく騒々しく、それでもって少し崩れた雰囲気のする作品の数々に、当時のパリの下町の匂いが感じられました。
ロートレックのポスターなどはまだ上品な方で、もっと勢いがありますが、反面大雑把で、享楽を追及しただけというような印象をぬぐえない作品も多数あります。
ですが、このような下町文化を取り上げた展覧会はあまり観たことがなかったので、目新しく感じました。
私の好みとしては、もう少し芸術芸術したものの方が好きですが、たまにはこういうのも有りかな

展覧会の図録は2100円でした。
この展覧会のチラシになっている、なんとも人間くさい顔をしたシャ・ノワールは、今の時代より、当時のパリの下町において似合いそうです

伊丹市立美術館
住所:伊丹市宮ノ前2-5-20 TEL:072-772-7447
開館時間:10時~18時(入館は17時半まで)、休館日:月曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始、展示替期間
スポンサーサイト