奈良 松柏美術館 「松園の描く唐美人」展

松柏美術館の「松園の描く唐美人」展('11.3.15~5.15まで。入館料800円)、ちょっとブログを書くのが遅れてしまったのですが、本日(5/15)までです。
急いでご紹介しましょう

今回の展覧会は、題名のとおり、松園の「唐美人」を描いた作品を中心にした展覧会になっています。
その代表は「楊貴妃」ですかね(看板の左図)。
ガラスの衝立と薄衣の透け感がいいなといつも思う作品です。

看板の右図は、「梅下佳人」という作品ですが、この画の襟の部分は看板では茶色っぽく見えるのですが、実際にはもう少し赤味を帯びていて、実物の方がきれいでした。
このような唐美人を描いた作品は、何枚も展示されており、どれも美しかったのですが、その下絵も一緒に展示されており、下絵の方には色の指定についての書き込みが細かく書いてあり、とくに衣装に力を入れて描いていたのだなと思いました。
「天人」という作品は、飛天がピンクの花びらを蒔きながら舞っている姿が愛らしく、春だな~と思わずにっこりしてしまう作品です。
この他、松篁さんや淳之さんの作品も展示されていますし、この美術館はいつ来ても上品で静かな美を楽しむひとときを与えてくれます


ここの美術館は、お庭も四季折々の花や木が咲いて美しいのですよ。


行ったのがGWだったので、ちょっと今は違う花が咲いてるかもしれませんが、お庭の方にも是非寄ってみてくださいね。
「松園の描く唐美人」展は5/15までです。
5/16~5/26までは展示替えで休館になりますからご注意を。
5/27からは「上村三代が愛した画家」展ということで、また楽しみな企画ですね。

話は変わりますが、松柏美術館に行った後に寄るのが楽しみだった「花猫」さん、閉店されたというのはこのブログでもお伝えしてましたが、今回近くを通ってみると、お家の工事がされてました。
もう、引越しされてしまったのですね。
花猫さんには数回しか行ったことがないのですが、ママさんがすごく感じの良い人だったんで、もっといろいろお話がしたかったし、4匹の猫ちゃんにももう会えないのかと思うと寂しいです。
せっかくのご縁だったので、もっと出会いを大切にすれば良かったな。
松柏美術館
住所:奈良市登美ヶ丘2-1-4 TEL:0742-41-6666
開館時間:10時~17時(入館は16時まで) 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始、展示替期間('11.5.16~5.26まで)、臨時休館あり
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