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堺市立文化館ギャラリー 「日本のアール・ヌーヴォー」展('11.3.6 Sun)

 ミュシャ館や与謝野晶子文芸館のある堺市立文化館のギャラリーで、「第12回堺所蔵美術作品展 日本のアール・ヌーヴォー ―版画、ポスター、挿絵を中心に―」展('11.2.19~3.15まで。入場無料)が開催されてました。

 大阪の地下鉄の駅に貼ってあったポスターを見て、行きたいなと思っていた展覧会です。
 この展覧会はサブタイトルにもあるように、リトグラフやポスター、挿絵を中心にした展覧会なのですが、良かったですよ

 堺ですので、当然ミュシャの作品は展示されていますし、藤島武二、竹久夢二、橋口五葉などが装丁した本なども展示されていましたが、そのほとんどが与謝野晶子の本です。
 与謝野晶子って、アール・ヌーヴォー風の絵が好きだったんでしょうね。

     sakaig1.jpg
 いろいろ展示されていましたが、今回私が最も気に入った作品は島成園の「6月 夕涼」です(チラシ左端の絵)。
 キャプションには「流し目と長い髪が官能性を帯び、アール・ヌーヴォーの女性像を思わせる」と書いてありましたが、私は逆に、洗いざらしの髪を結いもせずにこちらを一瞥する姿に、アール・ヌーヴォーの甘く少し媚びた印象の女性像を通り越したさっぱりとした潔さを感じました。
 島成園の絵、やっぱり好きだなぁ

     sakaig2.jpg
 今回は高島屋史料館の作品も来ていました。
 岡田三郎助の「支那絹の前」(チラシ左下)、やっぱりちょっと絵の女性の顔が曇っていますが、何回観ても着物の描き込み方がすごいです。
 北野恒富の「婦人図」も色白の女性が美しい。
 この他にも、良い作品がたくさんありましたよ。

 これらの作品を観て、日本のアール・ヌーヴォーとはこれだ!とまでは、わかりませんでしたが、ミュシャの作品を手本にして日本独自のテイストも加えながら、近代日本のポスターや挿絵が発展していったように思えました。
 やっぱり着物の文化のせいか、日本は上品で少し控えめな感じかな。
 そこが魅力の1つなんですけどね

 最近、展覧会の値段も図録の値段も高くて、このままでは展覧会は限られた人しか観に行かなくなるのではないか、そうなると日本の美術文化が衰退していくかもしれないと危惧しているのですが、堺市はこんな良い展覧会を無料で見せてくれました
 堺市を見習って、国や地方は国民の文化向上のために、国民が良質な芸術を安価に鑑賞できるようにもっと支援していってほしいと思います。

 この展覧会は3/15(火)までです。
 良かったですよ


堺市立文化館ギャラリー
 住所:堺市堺区田出井町1-2-200(ベルマージュ堺弐番館内) TEL:072-222-5533
 開館時間:9時半~19時(入場は18時半まで) 休館日:月曜
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