映画 懐かしの名画「レベッカ」
昨日(2/23)は、暑かったですね~。
大阪の最高気温は17度。
それなのに職場では暖房が効いていて、暑い、暑い。
窓を開けても風も入ってこない。
ついこの前までものすごく寒かったのに、どうなっているのでしょうね。

ところで、先日、大阪市の区民センターでなつかしの名画劇場が月1回開催されていると知って観てきました。
今回の上映作品は、ヒッチコック監督の「レベッカ('11年2本目)」です。
1940年の作品で、日本で上映されたのは1951年と古い白黒映画です。
昔、テレビで見たことがあるかもしれませんが、ほとんど内容を覚えておらず、「ヒッチコックのレベッカ」というタイトルだけを覚えている状態でした。
観てみると、思わせぶりな映画でしたね~。
内容は、金持ち女性の秘書のような仕事をしていた主人公のアメリカ人女性が、仕事で南仏に行きます。
そこで、大金持ちのイギリス人マキシム(ローレンス・オリビエ)と恋をして、そのまま結婚します。
マキシムの家は、美しいと評判のマンダレー荘園。
お城のような館に、召使いがズラリと並んでのお出迎えに、裕福な階級の出身者ではない主人公は気後れをします。
でも、よそよそしい召使いたちの態度は、主人公に慣れていないからという理由ではなく、1年前に亡くなった完璧な女主人、マキシムの先妻レベッカに心酔していたからだということがわかっていきます。
一生懸命、レベッカに負けないような女主人になろうとする主人公は、レベッカのことを調べるうちに、レベッカの死の真相にも迫っていきます。
そんな折、転覆したボートが浮かびあがり、埋葬されているはずのレベッカの死体が発見されます。
レベッカは、なぜ死んだのか?という真相が明らかになっていきます。
この映画の見所の焦点は2つあり、レベッカと比較され追い詰められていく主人公の心理描写とレベッカの死の真相解明です。
この映画、「レベッカ」という題名ですが、レベッカの姿は全くでず、主人公には名前すら与えられていないのですから、姿無き亡霊に全ての人間が翻弄されていることを暗示しているのでしょうね。
女中頭のダンバース夫人が怖い。
はじめは慇懃無礼に、ですがだんだんと素を出し、レベッカがいかに美しくすばらしい女性であったかを主人公に吹き込んでいきます。
主人公は、自分がマンダレーの女主人にふさわしくないと自信を喪失させられ、自殺するようにまで唆されるのですからおそろしい。
ある意味、この映画はレベッカの亡霊とダンバース夫人に振り回されて終焉まで迎えるといった感じです。
また、ヒッチコックが主人公の不安をあざとく演出するもんですから、よけいに思わせぶりなシーンが多くなっています。
今ならあざとすぎる演出だと思いますが、渡米第1作目の映画だったので気合が入っていたのでしょうね(笑)。
ストーリー自体は、今では容易に想像がつくサスペンス映画ですが、話のもっていき方が上手い。
ですが、カラー映画にして、マンダレー荘園の魅力がもっと伝わるようにすれば、レベッカとマンダレーの組み合わせに拘ったダンバース夫人の心情や、主人公のマンダレーに対する憧れなどが伝わり、更に面白くなったのではないかと思いました。
それにしても、この映画、「ゴシップ・サスペンス」と看板に書いてあったのですが、ゴシップといえばゴシップなのですが、あまり「ゴシップ・サスペンス」という言葉は聞きませんねぇ。
「ゴシック・サスペンス」でもいけるような気がします。
「ゴシップ」と「ゴシック」、一字違いですが意味は全然違いますもんね。
どちらがこの映画に適切なんでしょうね。
古い古いなつかしの映画、なかなか楽しめました
スクリーンがもう少し大きくて、うしろの席のおじさんおばさんたちが、自分の家のようにおしゃべりしながら見るのをやめてくれたら、更に楽しめたことでしょう(笑)。
レベッカ(Rebecca) 1940年 アメリカ セルズニック・インターナショナル・ピクチャーズ アルフレッド・ヒッチコック監督 130分
昔の映画って余韻もなくTHE ENDって出てくるのねと思った、Ms.れでぃの勝手な映画採点:65点
大阪の最高気温は17度。
それなのに職場では暖房が効いていて、暑い、暑い。
窓を開けても風も入ってこない。
ついこの前までものすごく寒かったのに、どうなっているのでしょうね。

ところで、先日、大阪市の区民センターでなつかしの名画劇場が月1回開催されていると知って観てきました。
今回の上映作品は、ヒッチコック監督の「レベッカ('11年2本目)」です。
1940年の作品で、日本で上映されたのは1951年と古い白黒映画です。
昔、テレビで見たことがあるかもしれませんが、ほとんど内容を覚えておらず、「ヒッチコックのレベッカ」というタイトルだけを覚えている状態でした。
観てみると、思わせぶりな映画でしたね~。
内容は、金持ち女性の秘書のような仕事をしていた主人公のアメリカ人女性が、仕事で南仏に行きます。
そこで、大金持ちのイギリス人マキシム(ローレンス・オリビエ)と恋をして、そのまま結婚します。
マキシムの家は、美しいと評判のマンダレー荘園。
お城のような館に、召使いがズラリと並んでのお出迎えに、裕福な階級の出身者ではない主人公は気後れをします。
でも、よそよそしい召使いたちの態度は、主人公に慣れていないからという理由ではなく、1年前に亡くなった完璧な女主人、マキシムの先妻レベッカに心酔していたからだということがわかっていきます。
一生懸命、レベッカに負けないような女主人になろうとする主人公は、レベッカのことを調べるうちに、レベッカの死の真相にも迫っていきます。
そんな折、転覆したボートが浮かびあがり、埋葬されているはずのレベッカの死体が発見されます。
レベッカは、なぜ死んだのか?という真相が明らかになっていきます。
この映画の見所の焦点は2つあり、レベッカと比較され追い詰められていく主人公の心理描写とレベッカの死の真相解明です。
この映画、「レベッカ」という題名ですが、レベッカの姿は全くでず、主人公には名前すら与えられていないのですから、姿無き亡霊に全ての人間が翻弄されていることを暗示しているのでしょうね。
女中頭のダンバース夫人が怖い。
はじめは慇懃無礼に、ですがだんだんと素を出し、レベッカがいかに美しくすばらしい女性であったかを主人公に吹き込んでいきます。
主人公は、自分がマンダレーの女主人にふさわしくないと自信を喪失させられ、自殺するようにまで唆されるのですからおそろしい。
ある意味、この映画はレベッカの亡霊とダンバース夫人に振り回されて終焉まで迎えるといった感じです。
また、ヒッチコックが主人公の不安をあざとく演出するもんですから、よけいに思わせぶりなシーンが多くなっています。
今ならあざとすぎる演出だと思いますが、渡米第1作目の映画だったので気合が入っていたのでしょうね(笑)。
ストーリー自体は、今では容易に想像がつくサスペンス映画ですが、話のもっていき方が上手い。
ですが、カラー映画にして、マンダレー荘園の魅力がもっと伝わるようにすれば、レベッカとマンダレーの組み合わせに拘ったダンバース夫人の心情や、主人公のマンダレーに対する憧れなどが伝わり、更に面白くなったのではないかと思いました。
それにしても、この映画、「ゴシップ・サスペンス」と看板に書いてあったのですが、ゴシップといえばゴシップなのですが、あまり「ゴシップ・サスペンス」という言葉は聞きませんねぇ。
「ゴシック・サスペンス」でもいけるような気がします。
「ゴシップ」と「ゴシック」、一字違いですが意味は全然違いますもんね。
どちらがこの映画に適切なんでしょうね。
古い古いなつかしの映画、なかなか楽しめました

スクリーンがもう少し大きくて、うしろの席のおじさんおばさんたちが、自分の家のようにおしゃべりしながら見るのをやめてくれたら、更に楽しめたことでしょう(笑)。
レベッカ(Rebecca) 1940年 アメリカ セルズニック・インターナショナル・ピクチャーズ アルフレッド・ヒッチコック監督 130分
昔の映画って余韻もなくTHE ENDって出てくるのねと思った、Ms.れでぃの勝手な映画採点:65点
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