京都 「えき」美術館 「寺田順三展」

会期終了間近の展覧会が増えてきたので、ちょこっと京都に行ってきました。
まず、最初に行ったのは、京都駅の伊勢丹7階にある美術館「えき」KYOTOで開催されている「COMES MART 寺田順三展」('11.2.3~2.20まで。入館料700円)です。
私は、寺田順三さんって全く知らなくて、ポスターからイラスト作品の展覧会かな?ぐらいにしか思わずに入ったのですが、かわいいキャラクターが満載で、入った直後からもうすっかり魅了されてしまいました

心の中でキャー、キャー叫んでおり、顔も多分傍から見ると気持ち悪いぐらいに緩んでいたことでしょう(笑)。

寺田順三さんは、本の装丁や広告分野で活躍なさっているイラストレーターで、雑貨なども作られており、今年はイラストレーターとして30周年を迎えられたとのことで、これまで創作された絵本や雑誌などを一堂に集めた展覧会だそうです。
画風はヨーロッパ調とのことで、書いてある言葉もフランス語なのですが、絵から受けるイメージはなんとなくロシアっぽい感じがします。
色も派手な原色ではなく、かといって明るいパステル調でもなく、少しレトロな感じのする寒色系の優しい色使いがキャラクターとよくマッチして、とっても良い感じです。
そして、描き方が布地の質感を出しているので、ぬいぐるみのイメージの絵でもありました。

かわいいけれど甘すぎないキャラクターのイラストは、大人にも人気があると思います。
そんな作品が会場にいっぱいなのですが、展示の仕方も詰め込みすぎずすっきりしており、非常に見やすい。
ところどころに、寺田さんのデザインであろうと思われるテキスタイルが壁に描かれており、これがまた良いのです。
これから行かれる方は、壁紙も見てくださいね

そうそう、中で「カルルとふしぎな塔」というアニメの一部を上映していたのですが、それがまたかわいいのです!
私のお気に入りは、パネットという女の子(チラシ右下のバラの帽子をかぶったウサギさん)

なかなかユニークな性格みたいですよ。
行かれる方は、アニメも見てくださいね

どれも本当にかわいくて、会場を出た後のグッズコーナーが楽しみでした。
予想通り、かわいい商品がたくさんで、欲しいものもいくつもあったのですが、残念ながらお値段の方はあまりかわいくなかったので、今回は見送りに(笑)。
絵本のようにかわいい図録は2500円でした。
やっぱりかわいいものを家に連れて帰ろうとすると、代償は大きいのでしょうね(笑)。
でも、見るだけなら大丈夫!
2/20(日)までと、もうあまり日にちはありませんが、お子さんから大人までほんわか気分で楽しめる展覧会です。
オススメですよ

美術館「えき」KYOTO
住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 JR京都伊勢丹7階隣接 TEL:075-352-1111(大代表)
開館時間:10時~20時(最終日17時まで。入館各30分前まで) 会期中無休
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