滋賀ドライブ① 多賀大社('10.11.27 Sat)

この日は父に頼んで、滋賀県に紅葉狩り&ドライブに連れて行ってもらいました

まず、最初に行ったのは、「お多賀さん」と呼ばれ親しまれている多賀大社です。
多賀大社は、 伊邪那岐命(イザナギノミコト)・伊邪那美命(イザナミノミコト)の2柱を祀る古事記にも記載がある由緒ある神社です。
神仏習合の中世期には、「多賀大明神」として信仰を集め、「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」という俗謡も流行ったようです。
また、豊臣秀吉も篤い信仰を寄せていたみたいです。


大きな鳥居をくぐると、太閤橋という石の橋があります。
今でも渡ることができるのですが、結構、反りが強くてこわいです(特に下りる時)。
横に普通の橋がありますので、無理に太閤橋を渡らなくても大丈夫ですよ(笑)。

そして小さな門をくぐると、境内に入ります。
広いですね~。
明るく清々しい神社です


大きな森を背景に、堂々とした立派で美しい本殿です。
お参りしている人も多いです。


両脇に大きな松の木が植わっており、まるで本殿の両脇侍のようですね



本殿の向かって左側に社務所と奥書院&庭園の入口の建物があります。
せっかくなので見学させていただくことにしました(拝観料300円)。
こちらの建物の奥では七五三の行事をしていたようで、スーツを着たたくさんの大人がいました。
この前TVで少し見たのですが、七五三の時、盛大な会が催される地域があるみたいで、もしかするとこの辺りもそういう風習なのかもしれませんね。


私たちは、奥にある奥書院と庭園を見に行きました。
庭園は紅葉がきれいでしたが、だいぶん散っていて真っ赤な紅葉のじゅうたんが美しかったです

お庭は池泉鑑賞式で、秀吉が母の大政所の病気平癒を祈願して奉納した米1万石をもとに築造されたものだそうです。
きれいなお庭でしたよ

奥書院は写真を撮ってよいのかわからなかったので写真はないのですが、多賀大社に残る最も古い建物で、江戸時代中期再建の不動院書院跡だそうです。
不動院は、近江国の守護・佐々木高頼の命により開基された別当・神宮寺のひとつだそうです。
一重寄棟造・桟瓦葺です。
この奥書院は、金地の障壁画が多く豪華です

狩野派だそうですが、名前まではわからないようですね。
松や唐獅子牡丹、富士山などがしっかり描かれており、豪華絢爛だ~と思いました(笑)。
入口と奥書院をつなぐ廊下に、有名人が書いた絵馬がたくさん飾られていました。
芸能人、作家、画家などが多かったですが、みんな上手に書かれておりなかなか楽しいですので、行かれたら絵馬の方も是非見てみてくださいね

外に出て、もう少し散策してみました。


こちらは寿命石です。
平安時代、東大寺の再建を命じられた重源上人がこの神社に参詣すると、20年の寿命を授かり、東大寺を再建するという目的を遂げられたということで、今では白石に願い事を書いてこの寿命石に祈願するようになったんだそうです。



写真左の大釜は、江戸時代2度の大修復工事記念して設けられた御湯神事の調度だそうです。
写真真ん中は、太閤蔵です。
秀吉が奉納した米1万石で、この蔵も造ったとのことで太閤蔵という名称なんだそうです。
写真右は、佐々木六角氏、浅井氏らにより奉賛されたつり鐘の鐘楼です。
全国5指に入る大鐘だそうですが、外からは見えませんでしたが、鐘楼は立派でした。

紅葉もきれいでしたし、いろいろ見るところがあり楽しめました。
気持ちの良い神社でした

多賀大社
住所:滋賀県犬上郡多賀町多賀604 TEL:0749-48-1101
奥書院と庭園の拝観時間:9時~16時
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