奈良 法隆寺周辺寺院巡り② 法起寺

法輪寺の近くにある「法起寺(ほうきじ)」にも行きました


こちらの門を入るとすぐ左横に受付があります(拝観料300円)。
こちらのお寺は、聖徳太子が法華経を講説されたという岡本宮を、太子の遺言により息子の山背大兄王がお寺に改めたものだそうで、太子建立七ヶ寺の一つと数えられていますが、完成は聖徳太子の没後数十年経ってからのことだそうです。
(ちなみに太子建立七ヶ寺とは、法隆寺、四天王寺、中宮寺、法起寺、広隆寺、橘寺、葛城寺です)
現在では、「法隆寺地域の仏教建造物」の一部として、世界遺産に登録されています。
宗派は聖徳宗、御本尊は木造十一面観音菩薩立像(重文)です。
収蔵庫の中には入れませんが、金網窓が開いており、そこから覗くことができます。
何体かの仏さまがいらっしゃいましたが、やっぱりあまりよく見えませんねぇ。
もう少し広いお堂の中に安置してさしあげればよいのに、狭い収蔵庫の中に入れられて仏さまたちが気の毒な気がしました。

こちらは講堂です。
1694年の再建だそうです。

聖天堂です。
金堂跡に1863年に再建されたそうです。
講堂も聖天堂も中には入れません。

そしてこちらが、現存最古の三重塔(国宝)です。
創建は706年だそうです。
一重の石壇の上に立つ、三間四方三層、高さ23.9mの塔だそうです。


松の木の下には、松ぼっくりがいっぱい。
こんな風に囲ってあると面白いですね



境内のコスモスには、かまきりが擬態してスタンバイしてました(笑)。
塔を眺めてのんびりくつろげるお寺でした

法起寺
住所:奈良県生駒郡斑鳩町大字岡本1873 TEL:0745-75-5559
拝観時間:2月22日~11月3日は8時半~17時、11月4日~2月21日は8時半~16時半
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