奈良 法隆寺周辺寺院巡り① 法輪寺
前回、奈良市内のお寺の特別公開の記事が終わったばかりなのですが、また奈良のお寺巡りに行ってきました
奈良には2~3ヶ月に1回ぐらいは以前から行っていたのですが、今年はしょっちゅう行ってます。
完全に奈良の戦略にのせられています(笑)。
私のブログを読んでくださっている皆様は、また奈良かと思われるかもしれませんが、今年は平城京遷都1300年記念だからと思って、笑って読んでくださるようお願いします
今回行ってきたのは、法隆寺周辺です。
JR法隆寺駅南口を出てすぐ近くにある「喫茶ゲーブル」さんでレンタサイクルを借りて(レンタル料1日500円or3時間300円)、周ってきました。

最初に行ったのは、法輪寺(ほうりんじ)です。
法輪寺は、飛鳥時代、聖徳太子の子どもである山背大兄王(やましろのおおえのおう)が聖徳太子の病気平癒を願って建立したという説と、百済開法師・円明法師・下氷新物という3人の僧侶によって建てられたという説があるそうです。
宗派は聖徳宗、御本尊は薬師如来坐像です。

こちらの表門の受付のところで拝観料600円を払って入らせていただきます。

表門を入って右に金堂(写真右)、左に三重塔、そして正面に講堂が配置されています。
こちらの伽藍配置は法隆寺式です。
作られた当初は、法隆寺西伽藍の三分の二の大きさがあったことが発掘調査でわかっているそうです。
大きな寺院だったのですね。

表門の正面にある講堂です。
中に入らせていただくと、仏さまがたくさんいらっしゃって、わぁ!と心の中で叫んでしまいました
御本尊は坐像の薬師如来さま(重文)で、法隆寺の金堂の御本尊の釈迦三尊像を造られた止利仏師の作だそうで、面長なところやお顔の表情などがやはりよく似ています。
アルカイックスマイルを浮かべていらっしゃって、優しそうです。
樟の一木造だそうです。
ご本尊の向かって右隣に、平安時代作の十一面観音立像(重文)が安置されているのですが、この観音さま大きい!!
高さ4mで杉の1材から彫り出し、両肩を接ぎ付けているのですって。
元の木材もすごく立派な杉だったのでしょうね。
お顔の表情も、目がパッチリしており、ちょっと不遜な言い方ですがかわいい!
力強さの中にも優しさが感じられ、いや~、この仏さま好きだわ~
講堂の御本尊なのだそうです。
他にも、虚空蔵菩薩像や弥勒菩薩像、地蔵菩薩像など計9体の仏像に、聖徳太子像が3体安置されており良かったですよ!
主な仏さまたちは、法輪寺のHPに載っていますので、興味のある方はHPを見てみてくださいね
講堂と廊下でつながってる庫裏では、秋季特別展として「三重塔再建三十五周年記念特別展」('10.11.1~11.7まで)が開かれていました。
斑鳩三塔の1つだった国宝の三重塔は、昭和19年に落雷で燃えてしまったそうです。
雷に弾き飛ばされた仏舎利と、釈迦如来像と四天王像は無事救い出すことができ、火災から31年後の昭和50年に現在の塔を再建された時に塔の初層に戻されたそうです。
再建時の資料などが展示されてました。

改めて塔を見てみると、ちゃんと避雷針がついていました。
やはり木造建築では火事が一番こわいですもんね。
美しい三重塔が甦って35年。
再建するにあたってかなり苦労があったようですが、その苦労の甲斐があってか、三重塔は昔からそこにあったように違和感なくこのお寺になじんで良い雰囲気でした。
オススメのお寺でしたよ
法輪寺
住所:奈良県生駒郡斑鳩町三井寺1570 TEL:0745-75-2686
拝観時間:3月から11月末日まで8時~17時、12月から2月末日まで8時~16時半
喫茶ゲーブル(レンタサイクル) 住所:奈良県生駒郡斑鳩町阿波3-1-28 TEL:0745-74-0938
営業時間:冬期7時~17時、夏季6時半~18時半 休業日:1/1~1/3

奈良には2~3ヶ月に1回ぐらいは以前から行っていたのですが、今年はしょっちゅう行ってます。
完全に奈良の戦略にのせられています(笑)。
私のブログを読んでくださっている皆様は、また奈良かと思われるかもしれませんが、今年は平城京遷都1300年記念だからと思って、笑って読んでくださるようお願いします

今回行ってきたのは、法隆寺周辺です。
JR法隆寺駅南口を出てすぐ近くにある「喫茶ゲーブル」さんでレンタサイクルを借りて(レンタル料1日500円or3時間300円)、周ってきました。

最初に行ったのは、法輪寺(ほうりんじ)です。
法輪寺は、飛鳥時代、聖徳太子の子どもである山背大兄王(やましろのおおえのおう)が聖徳太子の病気平癒を願って建立したという説と、百済開法師・円明法師・下氷新物という3人の僧侶によって建てられたという説があるそうです。
宗派は聖徳宗、御本尊は薬師如来坐像です。

こちらの表門の受付のところで拝観料600円を払って入らせていただきます。


表門を入って右に金堂(写真右)、左に三重塔、そして正面に講堂が配置されています。
こちらの伽藍配置は法隆寺式です。
作られた当初は、法隆寺西伽藍の三分の二の大きさがあったことが発掘調査でわかっているそうです。
大きな寺院だったのですね。

表門の正面にある講堂です。
中に入らせていただくと、仏さまがたくさんいらっしゃって、わぁ!と心の中で叫んでしまいました

御本尊は坐像の薬師如来さま(重文)で、法隆寺の金堂の御本尊の釈迦三尊像を造られた止利仏師の作だそうで、面長なところやお顔の表情などがやはりよく似ています。
アルカイックスマイルを浮かべていらっしゃって、優しそうです。
樟の一木造だそうです。
ご本尊の向かって右隣に、平安時代作の十一面観音立像(重文)が安置されているのですが、この観音さま大きい!!
高さ4mで杉の1材から彫り出し、両肩を接ぎ付けているのですって。
元の木材もすごく立派な杉だったのでしょうね。
お顔の表情も、目がパッチリしており、ちょっと不遜な言い方ですがかわいい!
力強さの中にも優しさが感じられ、いや~、この仏さま好きだわ~

講堂の御本尊なのだそうです。
他にも、虚空蔵菩薩像や弥勒菩薩像、地蔵菩薩像など計9体の仏像に、聖徳太子像が3体安置されており良かったですよ!
主な仏さまたちは、法輪寺のHPに載っていますので、興味のある方はHPを見てみてくださいね

講堂と廊下でつながってる庫裏では、秋季特別展として「三重塔再建三十五周年記念特別展」('10.11.1~11.7まで)が開かれていました。
斑鳩三塔の1つだった国宝の三重塔は、昭和19年に落雷で燃えてしまったそうです。
雷に弾き飛ばされた仏舎利と、釈迦如来像と四天王像は無事救い出すことができ、火災から31年後の昭和50年に現在の塔を再建された時に塔の初層に戻されたそうです。
再建時の資料などが展示されてました。

改めて塔を見てみると、ちゃんと避雷針がついていました。
やはり木造建築では火事が一番こわいですもんね。
美しい三重塔が甦って35年。
再建するにあたってかなり苦労があったようですが、その苦労の甲斐があってか、三重塔は昔からそこにあったように違和感なくこのお寺になじんで良い雰囲気でした。
オススメのお寺でしたよ

法輪寺
住所:奈良県生駒郡斑鳩町三井寺1570 TEL:0745-75-2686
拝観時間:3月から11月末日まで8時~17時、12月から2月末日まで8時~16時半
喫茶ゲーブル(レンタサイクル) 住所:奈良県生駒郡斑鳩町阿波3-1-28 TEL:0745-74-0938
営業時間:冬期7時~17時、夏季6時半~18時半 休業日:1/1~1/3
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