奈良 おふさ観音の風鈴まつり('10.8.22 Sun)

8/22(日)に奈良に行ってきました。
奈良国立博物館に行ってから、おふさ観音に行ったのですが、おふさ観音の風鈴まつりが31日までと終了間近なので、先に紹介しますね。
おふさ観音への行き方は、いろいろあるのですが(下のリンク先「おふさ観音」のHPを参照してください)、私たちは近鉄「八木西口」からのんびり歩いて行きました。
結構遠くて、約20分ぐらいかかりましたかね。
でも、古い町並みを見て歩いたので、なかなか楽しかったです。
かなり暑かったけど(笑)。

おふさ観音の山門です。
正式名称は、高野山真言宗別格本山 十無量山 観音寺です。
通称名「おふさ観音」の由来は、江戸時代、「おふさ」さんというこの土地に住む女性が、鯉ヶ淵という池の中から白い亀に乗った観音さまが現れるのを見られたそうです。
そこで、おふささんはこの地に小さなお堂を建てて観音さまをお祀りし、それがお寺に発展したため「おふさ観音」と呼ばれるようになったそうです。
住所にある「小房」は「おうさ」と読み、「おふさ」ではないんですね。
山門の上には、龍(かな?)や鯱(かな?)が飾ってあります。
(ちなみに、写真の女性は私ではありませんし、全く存じ上げない方ですが、なぜか写真にきっちり納まってます。笑)

こちらでは「風鈴まつり」が開催されてます('10.7.1~8.31まで。境内入場無料)。

境内一面に風鈴です。
奈良風鈴、小田原風鈴、江戸風鈴、南部風鈴と計2500個以上あるそうで、見ていて圧巻でした。
風が通るといい音が♪
その音だけでも、涼しくなる気がします

風鈴は、色も形も音も様々です。
音に関しては、私は南部風鈴が好きかな。

正面がご本尊十一面観音さまがいらっしゃる本堂です。

実は本堂の拝観は16時までということを知らなくて、先に茶房の方に行ってしまったものですから、本堂に着いた時には16時を少し過ぎていました。
受付で、もう拝観時間は終わったと聞いて、私たちがよっぽど残念そうな顔をしていたのでしょう。
「仏さまのところの灯りは落としたのでもう点けられませんが、生き人形だけでもいいのならどうぞ」と言ってくださり、本堂の拝観をさせていただくことができました。
本当に有難かったです(感謝)。
本堂の拝観料は300円です。
受付のところでは、御朱印(300円)もいただけますよ。
本堂の中入ったところに、生き人形が展示されてました。
生き人形とは、当然生きた人形ではなく(笑)、まるで生きている人間のようにリアルに作られた人形のことだそうです。
作者は明治の人形師安本亀八という人で、モデルは明治のおふさ観音発展に貢献された飯田喜八郎という人物だそうです。
座位姿で、等身大ぐらいありました。
さすが生き人形といわれるだけあり、皮膚の質感やしわ、手の静脈の表現など、細部にこだわったリアルな作りです。
この人形師さん、かなり凝り性ですね。
安本喜八作の完全な生き人形は、現在日本には数体しかないそうですので、ここで見れるのは貴重なことなのかもしれませんよ。
更に本堂の奥に進むと、役行者さまがいらっしゃいます。
こちらは、少し笑顔の行者さまでした。
曲がって進むと阿弥陀如来さま、千手観音さまがいらっしゃいます。
こちらの千手観音さま、美しかったです。
そして、正面に戻ってご本尊の十一面観音さまを拝ませていただきます。
灯りがついてなかったのでお顔がはっきり見えずに残念でしたが、拝観時間に遅れたのに本堂に入って拝ませていただけただけでも有難いです。
弁財天さまもいらっしゃいました。
これで1周、周って入口のところに戻ります。
おふさ観音さんの本堂の中のことは、あまり聞いたことがなかったのですが、なかなか良かったです


本堂の前では、風鈴を購入することもできます。
私はこのネコさん(トラ?)の風鈴が欲しかったのですが、売り切れだったので購入を見送り。
皆さんもお気に入りの風鈴を探されてはいかがでしょう


風鈴のある風景は、まだまだあります。
明日、絶品だった茶房おふさのかき氷とともにもう少し紹介しますね

おふさ観音
住所:奈良県橿原市負小房町6-22 TEL:0744-22-2212
開門:7時~17時(本堂拝観16時まで)
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