咲くやこの花館の植物たち①7月の見頃の花編('10.7.19 Mon)

大阪市の鶴見緑地内にある「咲くやこの花館」という植物館は、珍しい植物を含め、年中花が咲いているので、散策がてらよく遊びに行きます。
入館料500円でいろんな植物が楽しめ、いつも写真を撮りまくりです(笑)。
今回は、絶滅危惧種の認定を受けている「ギンケンソウ」の花が咲いたというお知らせを受け、見に行くことにしました。
ギンケンソウを含め、今回もいっぱい写真を撮ったので、しばらく咲くやこの花館の植物たちを紹介したいと思います


今日は、7月中旬の見頃の花が書いてあるチラシをもらったので、その花々をお見せしますね。

①番のキフゲットウです。
この花は、穂状花序といって、主軸が長く伸び、それに柄のない花が並んでいます。
白い花にみたいな中から黄色い辺縁がでており、中は赤っぽい色がついています。
なかなかきれいです。
ショウガ科ということで、爽やかな香りがすると書いてありますが、花にはあまり香りはしませんでした。

これが②番のスターフルーツです。
札の奥に実がなってるのがわかりますかね(笑)?
③番のゴーヤの花はちょっとわからなかったです。

④番のウンカリーナです。
色は、白とか黄色とかもあるみたいですが、これは赤色です。
ゴマ科の植物で、半砂漠地帯に地生しているそうで、この木の葉を水につけ、その樹液を絞ったもので体を洗うと肌がツルツルになるとのことで、地元ではシャンプーの木と呼ばれてるそうです。


そして、こちらが⑤番のギンケンソウ(銀剣草=Silver swords)です。
名前のとおり、葉っぱが刃のように細く長く、その葉を覆う毛が銀色に見えます。
マウイにしか生息しないと言われている珍しい植物で、花が咲くのに10年以上かかるみたいです。
そして、一度咲いてしまうとその株は終わりになります。
雄株と雌株と同時に花が咲かないと受粉することができないため、絶滅危惧種に指定されているそうです。
咲くやこの花館では、何株かこのギンケンソウがあるのですが、咲いてしまえばその株が終わってしまうので、花が咲くのはうれしいのですが、今後のことを考えると職員の方は複雑な気分になるそうです。
本当にそうですよね。進んできた技術でなんとかなる方法が見つかればいいのですが。
実は、去年も1株花が咲いて、今年もまた違う株が咲いたのです。
左の写真の左から2番目が去年の株です。
下の方は、まだ葉っぱがきれいな銀色を保ってますけどね。
去年もちゃんと見に行ったんですよ。

花は珍しいですが、そんなにきれいという感じではないのですが、葉っぱはグリーンがかった銀色で本当にきれいですよ。
日本でギンケンソウが見れるのはここだけですし、花を咲かせているのを見る機会はそんなに多くはありません。
まだしばらくは、順々に花が咲いていくみたいですので、興味のある方は早めに見に行ってくださいね



あと、館でもらったトピックのパンフの花も見つけましたので、写真をパチリ

変った花ですよね。
ヘリコニア・ロストラータといって、アルゼンチン、ペルー原産の花です。
この赤いものは花ではなく、苞(ほう)といい、苞の中から出てる黄色いのが花だそうです。
やっぱり熱帯地方の花っていう感じですよね。
咲くやこの花館では、まだまだ植物がたくさんあります。
明日は、現在特別展示している食虫植物について紹介する予定です。
お付き合いのほど、よろしくお願いしまーす

咲くやこの花館
住所:大阪市鶴見区緑地公園2-163 TEL:06-6912-0055
開館時間:10時~17時(入館は閉館の30分前まで) 休館日:月曜(休日の場合は、その翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)
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