竹生島・長浜散策② 都久夫須麻神社('10.5.30 Sun)

竹生島にある神社が都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)です。
竹生島神社とも言われています。
この神社は、明治時代に神仏分離されるまで、宝厳寺と一体化していた神社です。
なので、宝厳寺と都久夫須麻神社の本殿は、船廊下でつながっています。
ご祭神は、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと、別名弁才天)、宇賀福神(うがふくじん)、浅井比売命(あさいひめのみこと)、龍神(りゅうじん)の4柱です。
宝厳寺の縁起でも書きましたが、この地は弁才天の降臨の地ということで、ご祭神は市杵島比売命が入っておられます。
また、宇賀福神は農業神・穀物神で、五穀豊穣を願ってのことでしょう。
浅井比売命は、ここの土地の神様で、浅井家の守り神だそうです。
そして、水の神様ということで龍神ですが、こちらの龍神さまは巳(へび)さんなのか、狛犬の代わりに2体の巳さんが、龍神拝所の入り口あたりにいらっしゃいました。
「阿吽の龍」というそうです。
珍しかったのですが、その迫力になんとなく写真を撮るのちょっとはばかられて撮ってません。


神社の本殿は、450年前、豊臣秀吉が伏見桃山城内に天皇を迎えるのための御殿を造り、それを豊臣秀頼が移建・寄進したもので、国宝だそうです。
内部の天井画は、狩野永徳とその長男光信の作で、60枚もあるんですって!
でも、残念ながら本殿の拝観は中止で、現在は観れません

観たかった~。
扉の部分は少し見れたのですが、蒔絵だったと思います。
外から見える部分なので、だいぶん劣化していますがそれでも美しく、当時は豪華絢爛で、すごかっただろうなと思いました。
内部は、今でもきれいに蒔絵が残っているのでしょうかね?

琵琶湖に面したところに、龍神拝所があります。
土器(かわらけ)に願い事を書いてかわらけ投げをし、投げた土器が鳥居をくぐれば願いが叶うそうですよ

信仰と歴史と美術の宝庫の竹生島、楽しかったです。
もし、都久夫須麻神社の本殿の内部拝観があれば、また行きたいと思います

都久夫須麻神社
住所:滋賀県長浜市早崎町1665
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