宝塚市 中山寺

ちょっと前に、宝塚市にある中山寺に行ってきました。
このお寺は、真言宗中山寺派大本山です。
聖徳太子が建立したとされる日本最初の観音霊場で、御本尊は十一面観音さまで、インドの勝鬘夫人(しょうまんぶにん)の姿を写した三国伝来の尊像と伝えられています。
左右の脇侍も十一面観世音菩薩さまで、本尊と脇侍をあわせて三十三面となり、法華経を説く観音の三十三権変化身を表わし、真の三十三所巡拝と同じ功徳がえられるといわれています。
普段は秘仏となっているのですが、現在、西国三十三所の御開帳で明日(5/31)まで御開扉されています。
そのほか、毎月18日にご開扉されます。
この御開帳にあわせて、やってきたというわけです。
中山さん(中山寺のこと)には小学校の遠足以来ですので、かなり久しぶりなのですが、建物が新しくなっており、ところどころエスカレーターがついていたりして、ずいぶんきれいになったなぁという印象です。
こちらのお寺の境内に十二支の守り本尊のお寺があったり、七福神を祭るお堂があったりして、このお寺だけで、いろんなご利益がありそうです。
一番有名ご利益は、「安産のお寺」としてでしょうね。
大阪の北摂の人間なら、妊娠したら中山さんの腹帯をもらいにいくのが慣わしですからね。
もちろん、今回のお参りは安産祈願ではなく、十一面観音さまとの御結縁です(笑)。



ちょっと境内を散策してみましょう。
写真左は、「閻魔堂」で、真ん中が「鐘楼堂」、写真右が「阿弥陀堂」です。
建物の写真は撮っていないのですが、五百羅漢堂もあります。
親兄弟の顔が見たければ、こちらの五百羅漢堂の中で見つかるといわれるぐらい、さまざまなお顔の羅漢さまがいらっしゃいます。
五百羅漢といわれてますが、実際には約800体いらっしゃるそうです。

そして、こちらが本堂です。
豊臣秀頼の命で、片桐且元が再建したものだそうです。


この本堂の装飾が極彩色で、美しいです。
こちらに秘仏の十一面観音さまがいらっしゃいます。
ちゃんと御結縁させていただきました




寺宝館もありました。
拝観料300円で入ってみました。
中には、薬師如来坐像や、聖徳太子像などもあり、なかなかよかったです。
寺宝館は2階にあり、そこから見ると景色が良かったです。
妊婦さんが多く訪れるということで、設備が整った近代的なお寺に変ってますが、高齢者などが体力的に行きにくいお寺も多い中、こういう訪れやすいお寺も良いと思います。
久しぶりの中山さん、楽しかったです

中山寺
住所:宝塚市中山寺2-11-1 TEL:0797-87-0024
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