奈良 飛鳥散策④ 飛鳥資料館「キトラ古墳壁画 四神降臨」('10.5.15 Sat)
万葉文化館の後、向かった先は、飛鳥資料館です。
その途中に、飛鳥大仏で有名な「飛鳥寺」がありました。
このお寺は、蘇我馬子が創立した「法興寺」という日本最古の本格寺院の後身にあたるお寺で、発掘調査の結果、南北290m、東西200~250mの規模で、飛鳥では最大規模の寺院だったそうです。
飛鳥寺の法号は、「法興寺」または「元興寺」というんですが、奈良市にある「元興寺」は、平城遷都で現奈良市に移った飛鳥寺なんですって。

この日はもう時間が遅く、拝観は終了だったのですが、境内だけは入れました(境内も閉めかけでしたが)。
奥に、蘇我入鹿の首塚の案内板がありました。
大化の改新で有名な蘇我入鹿だったのですが、さすがに夕方首塚に行くのはなんとなくこわかったんで、お参りは遠慮しました(苦笑)。

その次に通ったのは「飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)」です。
創建の由緒は不明だそうですが、日本書紀にも記載がある古い神社みたいです。
社殿は、老朽化してきたので、平成13年に丹生川上神社上社の旧社殿を譲り受けたものなんですって。
今回は、その社殿もお参りせず、入り口のところだけ写真を撮らせていただきました。
スミマセン。

そして、この日最後の目的地、飛鳥資料館に到着しました。
現在、この資料館では、春季特別展示「キトラ古墳壁画 四神」展('10.5.15~6.13 日曜まで。入館料500円)を開催しています。

この日は初日でした。
昼間に行ったら行列だったかもしれないと思い、土曜は21時まで開館しているので、夕方に行くことにしたのです。

キトラ古墳壁画も、高松塚と同じように、壁画の保存状態が悪く、劣化が進んでいるため、切り取って保存処理が行われていました。
平成18年から修復作業が済んだ壁画を順々に公開してきたのですが、「朱雀」の修復が終わり、今年は四神揃っての公開となっています。
日本では極彩色古墳壁画は、高松塚古墳とキトラ古墳のみです。
キトラ古墳壁画と高松塚古墳壁画の四神は、よく似てます。
「白虎」は向きが反対なのですが、顔とか体の描き方がそっくりです。
高松塚古墳の朱雀は、盗掘穴が開けられたことで消失しており、キトラ古墳の朱雀が高松塚古墳の朱雀を考える上でも重要な資料になります。
そのキトラ古墳の朱雀なんですが、目がパッチリしており、手塚治虫の「火の鳥」に似てると思ったのは私たちだけでしょうか(笑)。
なかなかかわいいですので、皆さんも見てみてくださいね
。
キトラ古墳壁画と高松塚古墳壁画は、四神、星宿が描かれているのは同じなのですが、高松塚古墳壁画は男子群像、女子群像、男子・女子の群像が描かれており、その服装、持ち物から宮廷人とみられています。
それに比べ、キトラ古墳壁画の方は、6人の獣面人身像で手に武器を持っている武人が描かれています。
どちらの被葬者もまだ特定はされていないのですが、高松塚古墳の方は、死後も人に奉仕してもらえるような高い身分の人物で、キトラ古墳の方は、身分が高くても戦うことを職業とする将軍のような人物ではないかと私は想像しています。
皆さんは、どう思われますか?
こちらの四神もそんなに大きくないので、たくさんの人の中では見にくいかもしれませんが、夕方から夜にかけては人も少なく、ゆっくり見れて良かったですよ
。

外に出ると、キャンドルに灯がともり幻想的な雰囲気になります。
これは毎週土曜の夜に行われるみたいです。
この赤いろうそくは多分「朱雀」をかたどっているのでしょう。

今回の飛鳥散策は、これでおしまいです。
昔、来た時より、かなり道も観光施設も整備されており、良さそうなお店も増えてました。
飛鳥駅から飛鳥資料館まで、もっと遠いかなと思っていたのですが、いろいろ見ながら歩くと意外にしんどいと感じることなく、楽しく歩けました。
今回は、昔のイメージで食べるところに困るだろうと予想してお弁当を持って行ったのですが、道々、おいしそうなお店も何軒かありました。
夜は早く閉まるみたいですが、ランチは明日香村でおいしそうなものが食べれそうです。
今度行くときは、食べる方も楽しみにしたいと思います
。
飛鳥寺
住所:奈良県高市郡明日香村飛鳥682
飛鳥坐神社
住所:奈良県高市郡明日香村大字飛鳥字神奈備708
飛鳥資料館(「キトラ古墳壁画四神展」開催時)
住所:奈良県高市郡明日香村奥山601 TEL:050-7105-5355(キトラりんりんダイヤル、9時~18時、土曜日は21時まで) 0744-54-3561(飛鳥資料館)
開館時間:9時~18時(入館は17時半まで。土曜は21時まで開館) 休館日:5月31日(月曜)

その途中に、飛鳥大仏で有名な「飛鳥寺」がありました。
このお寺は、蘇我馬子が創立した「法興寺」という日本最古の本格寺院の後身にあたるお寺で、発掘調査の結果、南北290m、東西200~250mの規模で、飛鳥では最大規模の寺院だったそうです。
飛鳥寺の法号は、「法興寺」または「元興寺」というんですが、奈良市にある「元興寺」は、平城遷都で現奈良市に移った飛鳥寺なんですって。


この日はもう時間が遅く、拝観は終了だったのですが、境内だけは入れました(境内も閉めかけでしたが)。
奥に、蘇我入鹿の首塚の案内板がありました。
大化の改新で有名な蘇我入鹿だったのですが、さすがに夕方首塚に行くのはなんとなくこわかったんで、お参りは遠慮しました(苦笑)。

その次に通ったのは「飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)」です。
創建の由緒は不明だそうですが、日本書紀にも記載がある古い神社みたいです。
社殿は、老朽化してきたので、平成13年に丹生川上神社上社の旧社殿を譲り受けたものなんですって。
今回は、その社殿もお参りせず、入り口のところだけ写真を撮らせていただきました。
スミマセン。


そして、この日最後の目的地、飛鳥資料館に到着しました。
現在、この資料館では、春季特別展示「キトラ古墳壁画 四神」展('10.5.15~6.13 日曜まで。入館料500円)を開催しています。

この日は初日でした。
昼間に行ったら行列だったかもしれないと思い、土曜は21時まで開館しているので、夕方に行くことにしたのです。

キトラ古墳壁画も、高松塚と同じように、壁画の保存状態が悪く、劣化が進んでいるため、切り取って保存処理が行われていました。
平成18年から修復作業が済んだ壁画を順々に公開してきたのですが、「朱雀」の修復が終わり、今年は四神揃っての公開となっています。
日本では極彩色古墳壁画は、高松塚古墳とキトラ古墳のみです。
キトラ古墳壁画と高松塚古墳壁画の四神は、よく似てます。
「白虎」は向きが反対なのですが、顔とか体の描き方がそっくりです。
高松塚古墳の朱雀は、盗掘穴が開けられたことで消失しており、キトラ古墳の朱雀が高松塚古墳の朱雀を考える上でも重要な資料になります。
そのキトラ古墳の朱雀なんですが、目がパッチリしており、手塚治虫の「火の鳥」に似てると思ったのは私たちだけでしょうか(笑)。
なかなかかわいいですので、皆さんも見てみてくださいね

キトラ古墳壁画と高松塚古墳壁画は、四神、星宿が描かれているのは同じなのですが、高松塚古墳壁画は男子群像、女子群像、男子・女子の群像が描かれており、その服装、持ち物から宮廷人とみられています。
それに比べ、キトラ古墳壁画の方は、6人の獣面人身像で手に武器を持っている武人が描かれています。
どちらの被葬者もまだ特定はされていないのですが、高松塚古墳の方は、死後も人に奉仕してもらえるような高い身分の人物で、キトラ古墳の方は、身分が高くても戦うことを職業とする将軍のような人物ではないかと私は想像しています。
皆さんは、どう思われますか?
こちらの四神もそんなに大きくないので、たくさんの人の中では見にくいかもしれませんが、夕方から夜にかけては人も少なく、ゆっくり見れて良かったですよ



外に出ると、キャンドルに灯がともり幻想的な雰囲気になります。
これは毎週土曜の夜に行われるみたいです。
この赤いろうそくは多分「朱雀」をかたどっているのでしょう。

今回の飛鳥散策は、これでおしまいです。
昔、来た時より、かなり道も観光施設も整備されており、良さそうなお店も増えてました。
飛鳥駅から飛鳥資料館まで、もっと遠いかなと思っていたのですが、いろいろ見ながら歩くと意外にしんどいと感じることなく、楽しく歩けました。
今回は、昔のイメージで食べるところに困るだろうと予想してお弁当を持って行ったのですが、道々、おいしそうなお店も何軒かありました。
夜は早く閉まるみたいですが、ランチは明日香村でおいしそうなものが食べれそうです。
今度行くときは、食べる方も楽しみにしたいと思います

飛鳥寺
住所:奈良県高市郡明日香村飛鳥682
飛鳥坐神社
住所:奈良県高市郡明日香村大字飛鳥字神奈備708
飛鳥資料館(「キトラ古墳壁画四神展」開催時)
住所:奈良県高市郡明日香村奥山601 TEL:050-7105-5355(キトラりんりんダイヤル、9時~18時、土曜日は21時まで) 0744-54-3561(飛鳥資料館)
開館時間:9時~18時(入館は17時半まで。土曜は21時まで開館) 休館日:5月31日(月曜)
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