奈良 飛鳥散策③ 今西誠進堂のお菓子と万葉文化館('10.5.15 Sat)

岡寺を出た後、万葉文化館に向かったのですが、その途中に和菓子のお店を見つけました。
「今西誠進堂」さんというお店です。
ちょっと疲れてきて、甘いものが欲しくなってきたところです。
ちょっと寄ってみましょう

お菓子はテイクアウトはもちろんのこと、中でもいただけるみたいでしたので、休憩がてら食べていくことにしました。

こちらが、みたらしだんごとお茶のセットで300円です。
みたらしはお店で焼かれており、焼き立てを出していただきました。
みたらしだんごといえば、甘辛いたれを想像しますが、こちらのみたらしはかなり醤油味がきいていて、甘みが少ないです。
ちょっと初めて食べる味ですね。
団子は柔らかく香ばしかったです。
お茶とよくあいます。

焼餅とお茶のセット280円です。
こちらは、小ぶりの焼餅が2つ付いています。
甘さが程よく、おいしかったです。
店員さんは、気さくで親切な方で、お茶のおかわりも勧めてくださいました。
おいしいお菓子とお茶で、疲れが緩和されました。
ごちそうさまでした

少し元気が出たところで、また頑張って歩きましょう。


万葉文化館のすぐ近所に、「明日香民族資料館」がありました。
時間の関係で、外観しか見てませんが、民家風の建物で趣きがあります。
中では、養蚕、染色などに用いられた飛鳥地方の生産用具を展示し、スライドやパネルなどで明日香村の年中行事や伝承、信仰、生活様式などを紹介しているそうです。

万葉文化館では、先に紹介させてもらった「平山郁夫展」が5月30日まで開催されています(その記事はこちら)。
万葉文化館の1階は、現在特別展の平山郁夫展をしていますが、地下は常設展として、人形やジオラマを使って万葉の世界を演出、展示しています。
面白かったのは、万葉の歌を、いろんなバージョンで聞くことができたことかな。
万葉風や、現代風、ラップやフォークまであります。
私のお気に入りは、ラップバージョン。
なかなかノリノリなんで、皆さんも聞いてみてくださいね

万葉劇場もなかなか凝ってましたよ。
人形と映像による歌劇「額田王」、「柿本人麻呂」、アニメ「万葉のふるさと」があるみたい
ですが、私たちが観たのは「柿本人麻呂」でした。
映像がきれいで、漢字が舞い踊ってました。
人麻呂人形の手の動きもスムーズで、この頃のロボットはすごいですね。
とはいっても、平城京遷都1300年祭の「平城京歴史館」のロボットには負けてますが、そこは美女とおじいさんの差ということにしておきましょう(笑)。
この万葉劇場は上映時間が決まっているのですが、もし時間が合えば是非見てみてくださいね




万葉文化館の庭は、「飛鳥池工房遺跡」になっています。
館内では、「富本銭と飛鳥池遺跡の工房関連遺物」展を開催しており(~6月13日まで。5月31日(月)~6月3日は展示替えのため休館)、敷地内で発見された日本最初の鋳造貨幣とされる富本銭の実物などが展示されていました。

飛鳥池工房遺跡は、7世紀後半から8世紀初頭にかけての工房跡の遺跡だそうです。
遺跡からは、金・銀・銅・鉄・漆などの細工品や富本銭などが発見されており、当時最先端技術を持った工房であったことがわかっているそうです。
すごいですね。
いろいろ楽しめ、勉強になる万葉文化館でした

今西誠進堂
住所:奈良県高市郡明日香村岡 TEL:0744-54-5288
営業時間:9時~17時 定休日:火曜
明日香民族資料館
住所:奈良県高市郡明日香村飛鳥 TEL:0744-54-4577
開館時間:9時~17時(2月1日~末日までは9時~16時半) 休館日:水曜
奈良県立万葉文化館
住所:奈良県高市郡明日香村飛鳥10 TEL:0744-54-1850
開館時間:10時~17時半(入館17時まで) 休館日:水曜(水曜が祝日の場合は翌日)、年末年始、展示替日
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