奈良 飛鳥散策② 岡寺とその周辺('10.5.15 Sat)
高松塚古墳や壁画館を見学した後、岡寺に向かって歩きました。
さすが飛鳥、歩いているといろんな史跡に巡り合えます。

前方に大きな古墳らしきものを発見。
「天武・持統天皇陵」です。
壬申の乱で有名な天武天皇と、その后で次の天皇になった持統天皇のお墓です。
鎌倉時代に盗掘され、その際の記録から、墳形は八角形で五段築成、周囲に石段をめぐらしていることがわかっているそうです。
石室の中には、天武天皇の棺と持統天皇の骨臓器が納められているんですって。
持統天皇は、天皇としては初めて火葬されたとのことで、棺ではなくお骨だけが埋葬されているそうです。
こんな風に、なにもかもわかっている陵墓の方が少ないですよね。
当時、絶大な権力を持っていた天武・持統天皇ですから、陵墓も凝っていて立派です。

次は「亀石」です。
目的はわかりませんが、川原寺の所領の境界を示す標石ではないかという説があるそうです。
亀というか、蛙というか、河童というか(笑)。
のんびりした顔で、和みますよね
。

左の写真は、橘寺を遠方より見た写真です。
聖徳太子誕生の地で、聖徳太子自身が創建したお寺だそうです。
このお寺の境内には、善相と悪相の二面石があります。
5/9までこのお寺の宝物館である聖倉殿の特別公開をしていたのですが、行った日(5/15)はもう終わっていたので、また特別公開している時に来ようということで拝観はしませんでした。
右の写真は、川原寺(かわらでら)です。
天智天皇の時代、斉明天皇の冥福を祈って建てられたお寺と考えられているそうです。
当時は、飛鳥寺(法興寺)、薬師寺、大官大寺(大安寺)と並ぶ飛鳥の四大寺に数えられ、塔や金堂、講堂などがある立派なお寺だったそうですが、火災などにあい、現在では境内にある瑪瑙(白大理石)の礎石と公園内の復元基壇が当時を忍ばせてくれるだけです。
白鳳時代の川原寺とは違いますが、中金堂跡付近に建つ弘福寺(ぐふくじ)は川原寺の法灯を継ぐ寺院で、9世紀に真言宗のお寺になり、本堂と弘法大師の開山堂が今もあります。
なぜか、奥はお食事処になっているみたいですが。

そして着いたのが、目的地の岡寺です。
岡寺は正式名「龍蓋寺(りゅうがいじ)といい、寺伝によるとおよそ1300年前、天智天皇の勅願によって義淵僧正が建立されたとなっているそうです。
義淵僧正は法相宗の祖なので、岡寺もその系統のお寺で江戸時代までは興福寺の末寺だったのですが、江戸時代以降は長谷寺の末寺となり、真言宗のお寺になったそうです(岡寺のHPより引用)。
仁王門を入ったところで、入山料300円を支払います。

少し登っていく感じで歩いていくと、楼門や開山堂、本堂が見えます。

こちらが本堂です。
本堂には如意輪観音さまがいらっしゃいます。
こちらの「如意輪観音坐像」は、奈良時代末の制作で、日本三大仏の一つであり、日本最大の塑像だそうです。
ご本尊は普段から拝めるのですが、平成22年4月1日~5月31日まで、普段公開していない内々陣のご本尊様の脇にある扉が開扉され、すぐ近くから拝ませていただくことができます。
私たちも拝ませていただいたのですが、本当に近い、もう少しでご本尊の手に触れることができそうなぐらい近くて、感激しました。
大きいです!
しっかりしたお顔立ちで、なんか安心感がありました。
本堂を出た後も、来て良かった~という感動がありました
。
その余韻にひたりながら、もう少し境内も歩いてみましょう。

写真左は十三重の石塔です。
写真右は、奥之院の石窟です。
奥に仏さまがいらっしゃいました。

少し上ったところに、三重宝塔もありました。
景色もよく、アザミや他の花もきれいです。

花の下に、如意輪観音さまがいらっしゃいました。
穏やかな表情で、見ているこちらもにっこり、ほっこり
。
悠然と穏やかで、花々も美しいお寺でした。
とっても良かったですよ
。
岡寺
住所:奈良県高市郡明日香村岡806 TEL:0744-54-2007
入山時間:8時~17時(12月~2月は16時半まで)
さすが飛鳥、歩いているといろんな史跡に巡り合えます。

前方に大きな古墳らしきものを発見。
「天武・持統天皇陵」です。
壬申の乱で有名な天武天皇と、その后で次の天皇になった持統天皇のお墓です。
鎌倉時代に盗掘され、その際の記録から、墳形は八角形で五段築成、周囲に石段をめぐらしていることがわかっているそうです。
石室の中には、天武天皇の棺と持統天皇の骨臓器が納められているんですって。
持統天皇は、天皇としては初めて火葬されたとのことで、棺ではなくお骨だけが埋葬されているそうです。
こんな風に、なにもかもわかっている陵墓の方が少ないですよね。
当時、絶大な権力を持っていた天武・持統天皇ですから、陵墓も凝っていて立派です。

次は「亀石」です。
目的はわかりませんが、川原寺の所領の境界を示す標石ではないかという説があるそうです。
亀というか、蛙というか、河童というか(笑)。
のんびりした顔で、和みますよね



左の写真は、橘寺を遠方より見た写真です。
聖徳太子誕生の地で、聖徳太子自身が創建したお寺だそうです。
このお寺の境内には、善相と悪相の二面石があります。
5/9までこのお寺の宝物館である聖倉殿の特別公開をしていたのですが、行った日(5/15)はもう終わっていたので、また特別公開している時に来ようということで拝観はしませんでした。
右の写真は、川原寺(かわらでら)です。
天智天皇の時代、斉明天皇の冥福を祈って建てられたお寺と考えられているそうです。
当時は、飛鳥寺(法興寺)、薬師寺、大官大寺(大安寺)と並ぶ飛鳥の四大寺に数えられ、塔や金堂、講堂などがある立派なお寺だったそうですが、火災などにあい、現在では境内にある瑪瑙(白大理石)の礎石と公園内の復元基壇が当時を忍ばせてくれるだけです。
白鳳時代の川原寺とは違いますが、中金堂跡付近に建つ弘福寺(ぐふくじ)は川原寺の法灯を継ぐ寺院で、9世紀に真言宗のお寺になり、本堂と弘法大師の開山堂が今もあります。
なぜか、奥はお食事処になっているみたいですが。

そして着いたのが、目的地の岡寺です。
岡寺は正式名「龍蓋寺(りゅうがいじ)といい、寺伝によるとおよそ1300年前、天智天皇の勅願によって義淵僧正が建立されたとなっているそうです。
義淵僧正は法相宗の祖なので、岡寺もその系統のお寺で江戸時代までは興福寺の末寺だったのですが、江戸時代以降は長谷寺の末寺となり、真言宗のお寺になったそうです(岡寺のHPより引用)。
仁王門を入ったところで、入山料300円を支払います。

少し登っていく感じで歩いていくと、楼門や開山堂、本堂が見えます。

こちらが本堂です。
本堂には如意輪観音さまがいらっしゃいます。
こちらの「如意輪観音坐像」は、奈良時代末の制作で、日本三大仏の一つであり、日本最大の塑像だそうです。
ご本尊は普段から拝めるのですが、平成22年4月1日~5月31日まで、普段公開していない内々陣のご本尊様の脇にある扉が開扉され、すぐ近くから拝ませていただくことができます。
私たちも拝ませていただいたのですが、本当に近い、もう少しでご本尊の手に触れることができそうなぐらい近くて、感激しました。
大きいです!
しっかりしたお顔立ちで、なんか安心感がありました。
本堂を出た後も、来て良かった~という感動がありました

その余韻にひたりながら、もう少し境内も歩いてみましょう。


写真左は十三重の石塔です。
写真右は、奥之院の石窟です。
奥に仏さまがいらっしゃいました。

少し上ったところに、三重宝塔もありました。
景色もよく、アザミや他の花もきれいです。

花の下に、如意輪観音さまがいらっしゃいました。
穏やかな表情で、見ているこちらもにっこり、ほっこり

悠然と穏やかで、花々も美しいお寺でした。
とっても良かったですよ

岡寺
住所:奈良県高市郡明日香村岡806 TEL:0744-54-2007
入山時間:8時~17時(12月~2月は16時半まで)
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