平木浮世絵美術館UKIYO-E TOKYO「江戸の英雄」展('10.2.26Fri)

前回、夫が東京に来た時、平木浮世絵美術館UKIYO-E TOKYOの「江戸の英雄」展の前期展示を観て、すごく良かった!!と言っていたので、是非観たいと思い、ららぽーと豊洲までやってきました


この展覧会は、~2/28までだったので、ぎりぎり後期展の最終近くに間に合いました。
前期と後期では、作品全部の総入れ替えだったので、夫は大喜びです。
私は後期だけなので、羨ましくもあり、妬ましくもありです(笑)。
でも、この展覧会、めちゃめちゃいい~!

「江戸の英雄 初公開博覧亭コレクション」(入館料500円)、幕末の絵師が描いた武者絵ばかり展覧会で、私の好みにジャストミートです

私の最も好きな浮世絵師の月岡芳年の作品が15点も展示されてました。
今回は武者絵ばかりなので、芳年の作品の中でも迫力のある題材ばかりです。
日本では目にする機会が少ない芳年の残酷絵も数点でてましたよ。
芳年の作品をまとめて観れただけでもうれしかったのですが、今回いいなと思ったのは、豊原国周と歌川国貞の作品です。
展示されてた国周の役者絵は、顔アップの作品が多く、それもみな眉目秀麗。
かっこいい~

国貞の役者絵もかっこいいのですが、こちらは顔アップではなく、立ち姿のプロマイド風のが多く、美しい

(このブログの3枚目の写真は国貞の作。ハンサム)
幕末の頃に生きてたら、どちらの浮世絵を買うか大いに悩んでたことでしょう(笑)。
いや、今でも悩むなぁ~(笑)。
国芳の作品も約30点でてました。
国周や国貞のシュッとしたハンサムを見た後では、国芳の絵は濃い、濃い(笑)。
でも、迫力ある国芳の絵はインパクトがあり、やっぱり人の目を惹きます。
それに、この人は躍動感の表現が面白いし、すごい!
なんかどの役者絵も、主人公が大暴れしてるように見えてしまいます。
(このブログ2枚目の写真は国芳の作。弁慶が大暴れしてるでしょ?笑)
国芳自身が、豪放磊落な性格だったのかもしれませんね。
前回、お土産にこの展覧会の図録を買ってきてくれたのですが、これがコンパクトにまとめてあり、解説もしっかりと書いてあるのに値段が1500円で、かなり良かったです。
こんな良い内容の展覧会の入館料とこの図録をあわせても2000円だなんて、本当にうれしい限りです

最近、図録も拝観料も高くなってきてるので、他の美術館も見習って欲しいものです。
好きな浮世絵をゆっくり、じっくり観れて、とても良い美術館であり、良い展覧会でした

また来たいと思います
平木浮世絵美術館UKIYO-E TOKYO
住所:東京都江東区豊洲2-4-9 TEL:03-6910-1290
開館時間:11時~18時(入館30分前まで) 休館日:月曜(祝日の場合は翌日火曜)
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