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映画「ヴィクトリア女王 世紀の愛」('10年3本目)

梅田のガーデンシネマでは、水曜日、映画が1000円で観れるので、仕事が終わった後行ってきました。

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 7つの海を支配し、イギリスで最も輝かしい時代をつくりあげたヴィクトリア女王の若き日を描いた映画です。

 「世紀の愛」かどうかはわかりませんが、今まで観たイギリス王家の映画(「ブーリン家の姉妹」、「エリザベス」、「エリザベス ゴールデンエイジ」、「クイーン」)の中で、女性としても一番幸せな女王だったと思います。
 夫のアルバート公と結婚に至るまでいろいろあったとはいえ恋愛結婚をし、1人で大英帝国を治めなければならないところをアルバート公と二人三脚という形をとったため、ヴィクトリアの重責もだいぶん軽減されたことと思います。
 やっぱり重責を担うには、1人より2人の方がいいですものね
決断は女王がするとしても、心から信頼できる人が傍にいるというのは絶対的は安心感がありますもの。

 私心がなく(初めはあったけど)、能力もあり、それでいてヴィクトリアを愛してくれるという理想的な男性(アルバート公)を得られたのは、やはりヴィクトリアの魅力のせいなのでしょう

 映画の中のヴィクトリアは、誠実な人柄であることが端々にみうけられます。
 そして、考え方が良識的で公正。変に偏った「固さ」というものがありません。
 だから、いろいろ悩みながらも夫を自分の補佐役として認め政治に参加させ(はじめは政治に関わらせなかった)、周りにも味方を増やしていくことができたのだと思います。
 大英帝国を「太陽の沈まない帝国」と言われるまで繁栄させたのは、もしかしたらヴィクトリア女王のこの「度量の深さ」だったのかもしれません。
 (9人の子どもの肝っ玉母さんだし。)
 
 原題は「The Young Victoria」。
 「世紀の愛」より、原題のままにしといた方が良かったような。
 と思ったら、「クイーンヴィクトリア 至上の恋」という映画がありました。
 それにあわせたんですね、今回のサブタイトルは。
 「至上の恋」の方はまだ観ていないのですが、観てみたいな~。
 (女王も年を取ると、かわいいエミリー・ブラントが貫禄のあるジュディ・デンチになるのね。笑)

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 映画の中の衣装や宝石類も見所の一つということで、映画に使われた衣装が飾られていました。
 ドレス、小さ~い。エミリー・ブラント、やっぱり細いんですね。
 ルパート・フレンドも思ったより小柄なんだ~。

 製作はマーティン・スコセッシ。豪華ですが、華美でなく、コンパクトに作られていたと思います。きれいな映画でした。

ヴィクトリア女王 世紀の愛 2009年 イギリス・アメリカ ギャガ ジャン=マルク・ヴァレ監督 104分
 アルバートってヴィクトリア&アルバート美術館のアルバートだ!と不意に思い出した、Ms.れでぃの勝手な映画採点:72点
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