ジブリの絵職人「男鹿和雄」展兵庫県立美術館

夕方5時頃まで横尾忠則の公開制作を見た後、やっぱりここまで来たんだから本編の男鹿和雄展(2009.12.8~2010.2.7まで)も見とかなくっちゃ!ということで、見てきました(笑)。

夕方にもかかわらず、人が続々と入っています。この日は夜間拝観日で、夜の8時まで開館していたからです。
入場制限までしていて、私たちが行った時は入場まで20分待ちでした。

会場の見取り図です。とくにジブリのコーナーと立体「トトロの森」で穴からトトロの寝姿を覗けるコーナーが大渋滞してました。
男鹿和雄さんは、1972年から背景美術の仕事をされ、1987年からジブリの美術の仕事に携わり、「となりのトトロ」や「もののけ姫」など、ジブリの多くの作品の美術監督を務められたそうです。
ジブリ作品だけでなく、「あしたのジョー2」や「幻魔大戦」など、昔よく見た懐かしのアニメの多くもこの人が手がけていたのをこの展覧会で知りました。
今回の展示数は約600点!
アニメの背景だけを見る機会などは滅多にないのですが、どれも細かい描写で、しかも色使いが大変美しい!
とくに光のコントラストの描写が際立っていて、絵に透明感がでています。
アニメの背景などは、量と早さが要求されると思われるのですが、これだけの量をこの品質で作り上げているなんて、さすが職人技!と感心しました。
ジブリアニメの質が高い理由の一つは、このような背景美術の力も大きいのだと気付かせてくれた展覧会でした。
家に帰ると、タイミングよく「崖の上のポニョ」をやっていました。
この展覧会を観た後では、背景にばっかり目がいって(笑)。
「ポニョ」の背景もとってもきれいでしたよ

スポンサーサイト