横尾忠則の公開制作in兵庫県立美術館

2010年2月2日、3日、5日、6日、兵庫県立美術館のアトリエ1において、横尾忠則さんが兵庫県のY字路の絵を公開製作をすると聞いて、2/5に行って来ました。
横尾さんは作品を制作するのが早いとは知っていましたが、4日間で1枚完成させるのかなと思っていたら、もう既に2枚の絵が置いてあります。
なんと1日1枚描かれていたのです!
3日目のこの日は、横尾さんは10時過ぎぐらいに登場。神戸芸術工科大教授の山崎均さんとトークの後、11時ぐらいから新しいキャンバスにて制作開始されました。

白いキャンバスに黒い下地を大胆に塗っていきます。
会場があまりにもシーンっと静かなので、CDをかけてという横尾さんのリクエストでBGMに映画音楽がかかります。

真っ黒くなったキャンバスに、白い絵の具で輪郭線を描いていきます。

なんの迷いもなく、軽快に筆を運ばれます。

お昼休憩の後、会場に戻ると席がなかったので2階から鑑賞。
だんだんとY字路の風景が見えてきました。今回のモデル地は、兵庫県の江本町というところだそうです。

今日はここで終了。まだ未完成で、明日(2/6)続きを描かれるそうです。
描いてる時は気付かなかったのですが、もしかして、これは逆さ絵!?

制作終了の後、山崎さんとのトークと質疑応答。全て終了は17時頃でした。
横尾さんがデジカメで会場を撮影。もちろん私たちも横尾さんを撮影。
お互い撮りあいっこして、みんな笑顔でお開きになりました(笑)。
横尾忠則といえば、グラフィックアート的な絵が多いと思っていたので、今回はオーソドックスな油絵でちょっと意外に思えました。
「伝統を踏まえない作品は、アマチュア芸術になる可能性がある」との横尾さんの言に、絵画の伝統を大事に考えている人なのだなということを知りました。
このY字路の作品は、シリーズ化するかもしれないとのこと。
またいつかこれらの作品を見てみたいな~。
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