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神奈川 箱根 星の王子さまミュージアム

 昨日は久しぶりに青空が見える快晴だったので、早起きして出かける前に近くの公園の桜を見てきました。
 
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 ほぼ満開です。
 昼ぐらいになると、ここもお花見客でいっぱいになるのでしょうね^^

 と、のんびりしてしまいましたが、箱根の星の王子さまミュージアム今年の3月末で閉園するといつも遊びに行かせていただいているブロガーさんからお聞きしたので、先日行ってきました。
 
 こんなにギリギリになったのは、実は2月の下旬にこのミュージアムを目的の1つとして、東京・箱根旅行に行ったのです。
 そしたらなんとその日は臨時休園していて見学できず-_-+
 もう既に前売り券も買っていたので、3月の中旬に再度このミュージアムのためだけに箱根まで行ったという訳です。
 HPで休館日の確認をして、1か月も前から新幹線の切符も取って用意しているのに、たいした理由もなく臨時休園なんてしてほしくないわ!と怒りながらも仕方なく、わずか1か月の間に2回も箱根に行ってしまいました^^;

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 星の王子さまが出迎えてくれるミュージアムの入口に着くと、なんと大行列!
 閉園間際ということで、皆さん見に来られたのかもしれませんね。

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 この辺りはローズガーデンのようなのですが、バラの季節ではなく残念。
 花が全盛期の時期はきれいでしょうね。

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 フランスの街並みっぽい建物が並んでいます。

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 窓からひょっこり王子さまが^^

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 左側の赤いお店の奥は実はトイレになっていて、トイレから出てくる人がお店から出てきたように見えるという演出です。
 楽しいですよね^^
 右の緑色のお店が、展示ホールと映像ホールの入口になっています。

 展示ホールには、星の王子さまの作者であるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリについての写真や資料が多数展示されていました(ほとんど写真不可)。

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 それを読んでいると、星の王子さまの物語はほとんど作者の実体験によるお話なのかもと思いました。
 星の王子さまにとっての「特別なバラ」のモデルは、妻のコンスエロではないかという説があるようで、実生活ではサン=テグジュペリとコンスエロは同居と別居を繰り返していたそうです。
 でも最後まで別れることはなかったそうですけどね。
 もしかすると、あの物語は奥さんへのラブレターだったのかもしれませんね^^

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 残念ながらバラは咲いていませんでしたが、このクリスマスローズが王子さまにとっての特別なバラのように見えました^^

 レストランで星の王子さまにちなんだ食事ができるとのことで行ってみたら、11時過ぎの時点で食事の受付は既に終了していて、カフェ部門も3時からの予約を今受け付けているとのことで食事もスイーツも断念。
 食事をしようと思ったら、まずレストランで受付をしてから見学すべきだったのですね。
 グッズ売り場も大混雑していて、レジは長蛇の列。
 こちらも断念。

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 食事やグッズは購入できませんでしたが「大切なものは目に見えない」というキツネの言葉を胸にミュージアムにお別れをしました。
 でも、閉園後、あれらの資料はどうするのかな?
 結構、貴重な資料だと思うのですが。
 そのうち星の王子さまの展覧会が開催されたりして(笑)

星の王子さまミュージアム (2023年3月31日で閉園)
 住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原909 TEL:0460-86-3700
 開園時間:10時~18時(入園は17時まで)

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静岡 2023年可睡斎ひなまつり 

 暖かくなりましたね~。
 桜の開花も近くなってきましたが、3月といえばやっぱりお雛さま。
 静岡県の可睡斎では、3月いっぱいまでひなまつりが開催されています。
 うちが行ったのは、ちょうどお雛さまの時期だったのですが、いつもの如く、記事にするのは遅れています^^;
 でも、まだ楽しめますので書いておきますね^^

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 可睡斎は何回か行っていて記事にもしているので、お寺についての詳しいことは省きますが、徳川家康公ゆかりの禅寺です。
 今年の大河ドラマは家康公についてなので、最寄り駅の袋井駅などでもポスターを貼って盛り上がっていました^^

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 今回のひなまつりで一番楽しみにしていたのが、この外階段の雛飾りです。
 この雛飾りは日にち限定なので、それに合わせて見に行きました。
 なんせ2月に4日間(2023年は2/18、2/19、2/25、2/26)3月に3日間(2023年3/3、3/4、3/5) と、3か月で7日間しか見れない貴重な飾りです。
 それも雨天中止です。
 新幹線を予約して行ったので、お天気が大丈夫かとヒヤヒヤしましたが、おかげさまで見ることができました^^

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 仁王さんとお雛さまが一緒に見れるなんて、なんか不思議な感じです。

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 いつも私たちは下からお雛さまを見上げますが、お雛さまたちからは私たちはこんな感じに見えているのかも^^

 左側に少し見えるブルーシートは、2022年の台風15号の影響でがけ崩れが起こってしまったそうで、工事現場の応急処置のようです。
 その復旧工事費を現在クラウドファンディングで募っているとのことで、うちも気持ちばかりですが寄付させていただきました。
 早く元通りになると良いですね。

 雛飾りは外階段だけではありません。
 お堂の中もいっぱい飾られているので、拝観料500円を納めてお寺の中に入ります。
 所狭しといろんなお雛さまが飾られています。
 
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 こちらは平安時代の披露宴だそうですよ。
 楽しそうです^^

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 可睡斎のオリジナル雛もありました。
 お雛さまというよりは、祈祷中の風景という感じですが厳粛ですね。

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 お庭にも飾られていました。
 こちらは夏に風鈴が飾られていた場所ですね。(その時の記事はこちら)
 お人形を飾るとまた雰囲気が変わります。

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 ハート型の雛壇です。
 現代の発想ですね。

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 そしてメインの瑞龍閣の大広間に飾られた32段1200体のお雛さまです。
 圧巻です!
 以前、見た時にあまりにたくさんありすぎて、上の方のお雛さまのお顔が見えなかったので、今回は双眼鏡を持って行きました。
 用意周到でしょ?(笑)
 双眼鏡を使うと、上の方でもお顔がよく見える!
 当り前ですが、一体一体全部お顔が違っていて、首が痛くなるぐらい眺めました(笑)

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 今年は家康公の人形も展示されていました。
 左に少し見えているのは、つまようじで作られた建物で、高柳智雄さんという方が作られそうです。
 細かいところまで精密に作られていました。
 可睡斎や各地のお城があり、うちの地元の大阪城や、この前、横を通った伊賀上野城もありましたよ。

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 可睡斎は牡丹もきれいで、毎年、ひなまつりの期間に室内で牡丹が見れます。
 山口玲煕さんの絵に艶やかな牡丹、花鳥風月の世界で風流ですね~。

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 雛人形の他にも帯飾りの展示など、今回もいろいろ楽しませていただきました。
 可睡斎のひなまつり、何回行っても楽しいです。
 桜も良いですが、桃の節句の催しもまだまだおすすめですよ^^
 
可睡斎ひなまつり('23.1.1~3.31まで)
 住所:静岡県袋井市久能2915-1 TEL:0538-42-2121(受付8時~17時まで)
 拝観時間:8時~17時(閉館)

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三重 伊賀上野日帰り旅行⑦ 旧小田小学校本館

 崇廣堂に向かう途中、同じ並びになにやらカッコイイ門がありました。
 
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 三重県立上野高等学校です。

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 門の外から見てみると、校舎もカッコイイ。
 説明書きの看板があり、それによると、この校舎は三重県第三尋常中学校の校舎として明治33年(1900年)に建てられ、現在上野高校の明治校舎と呼ばれている木造建築物で、三重県の有形文化財に指定されているそうです。

 小説家の横山利一もこの学校で学んだそうで、その旨が書かれた石碑もありました。

 向かって右後方には伊賀上野城も見えます。
 こんな堂々とした門や校舎がある学校で学べると、なんか誇らしげな気持ちを持てそうです^^

 学校についての説明書きの看板に、旧小田小学校本館というところも明治の建物があり、近くみたいだったので見に行くことにしました。

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 行く途中、伊賀上野城の城壁と天守閣が見えました。
 今回お城には行きませんでしたが、立派な城壁ですし、きれいなお城ですね。

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 途中、道に迷いながら着いたのが、旧小田小学校本館です。
 ステキな洋館です。
 建物は木造洋風二階建て、寄棟造りで、明治14年(1881年)に建てられ、現存する小学校校舎としては三重県内では最古のもので、三重県の有形文化財に指定されているそうです。

 こちらは中に入れるようで、入館料300円を支払って見学しました。

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 1階は昔の教室の復元や、古いピアノ、オルガン、玩具などが置いてあり、一部を除いて触ることができます。
 教室の机も、年代に応じてなのか形が違っていて面白いです。

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 2階に上がると、廊下やポーチに面した窓に色ガラスが嵌め込まれ、時間の移ろいにより廊下の床に反射した色が変わりきれいでした^^

 また、2階は京都の学校歴史館と同じように、昔の教科書などが展示されています。
 こちらは成績表など、より個人的な資料が展示されていて具体的です。
 送辞、答辞、告辞などもありましたよ。
 この小学校は統廃合により廃校となってしまったようで、廃校になる1~2年前の送辞では、小田小がなくなっても小田小魂を持ってこれからもお互い頑張ろうというような内容が書かれていて、当時の子どもたちの前向きな気持ちを感じました。

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 建物の外観だけでなく、卒業生の気概なども残されている旧小田小学校本館でした^^

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 行きは伊賀鉄道を使いましたが、帰りはJR伊賀上野駅からです。
 駅舎を撮ろうとしたらすごく横長で、全景は撮れませんでした^^;

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 加茂駅までこの電車に乗って、大阪に帰りました。
 1両編成だったので、座れなかったらどうしようと、ちょっとドキドキしました(笑)

 さて、これで伊賀上野日帰り旅行記はおしまいです。
 今回は伊賀上野の観光のメインになるようなお城や忍者屋敷には行きませんでしたが、松本零士さんのラッピング電車に乗り、お雛さまを見て、美味しいものを食べて、歴史的建造物を見て、盛り沢山な1日になり楽しかったです。
 また行きたいと思った伊賀上野でした^^

 長くなってしまいましたが、このシリーズはこれでおしまいです。
 お付き合いくださってありがとうございました^^
 
旧小田小学校本館(伊賀市文化都市協会HP)
 住所:三重県伊賀市上野丸之内78-1 TEL:0595-24-6090
 開館時間:9時~16時30分
 休館日:火曜日(祝日除く)、年末年始(12/29~1/3)

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三重 伊賀上野日帰り旅行④ 赤井家住宅「硝子雛展Ⅶ」

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 美味しいランチを食べた後に向かった先は、武家屋敷の赤井家住宅です。

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 こちらでは「硝子雛展Ⅶ」('23.2.3~2.12まで。入場無料)が開催されていました。
 今はもう終わっているのですが、この展覧会を観に、今回伊賀上野に行ったのです。
 
 全国各地で活躍されてるガラス作家34名による約100点のお雛さまの展示です。
 この展覧会、良かった~♡

 写真撮影OKだったので、ごくごく僅かですがお見せしますね。
 ピント甘々のところは見逃してくださいね(笑)

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 武家屋敷の和室の中に、小さなガラスのお雛さまがオシャレに並んでいます。

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 きれいですよね~。

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 これなんか手を広げてかわいいと思いません?^^

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 お庭をバックに。

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 黒と金でゴージャスなお雛さまです。

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 こちらは、お花に見えますが、お花の部分を下にして立てるとお雛さまになります。
 お雛さま以外の時期でもそのまま飾っておけるアイデア雛です^^

 写真はありませんが、お雛さまの頭の部分がトンボ玉になっていて、チョーカーやペンダントとしても使えるというのもありましたよ。
 お雛さまとしても、アクセサリーとしてもステキでした♡

 これらのお雛さまは全て購入できるようになっていて、私が行った日は会期終了の前日だったので、だいぶん売れて展示数も減っているとのことでした。
 
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 どれも本当にかわいくきれいでした。
 値段も2万円台のものが多く、比較的お手頃価格です。
 欲しいなと思うものがたくさんあったのですが、目移りして選びきれず今回は見送りました^^;
 この展覧会は毎年開かれていて、今回で7回目だそうです。

 かわいくきれいなガラスのお雛さまに囲まれて、華やかな気持ちになれる展覧会でした。
 できればまた来年も行きたいです^^
 
赤井家住宅
 住所:三重県伊賀市上野忍町2491-1 TEL:0595-51-7578
 開館時間:9時~17時
 休館日:水曜、年末年始(12/29~1/3)

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三重 伊賀上野日帰り旅行② 上野天神宮

 伊賀上野では'23.2.3~3.3まで、街のいろんなところにお雛さまが飾られます

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 ガラスが反射してお雛さまの写真は撮れなかったのですが、楽器店の前にビクターのシンボル犬のニッパーくんを発見。
 ニッパーくんは実は忍犬だったのですね(笑)
 
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 それらを見ながら向かった先は、上野天神宮(菅原神社)です。
 やはり地元の神さまにご挨拶をしとかなくてはね^^

 こちらの神社は、菅原道真公を御祭神として、古く上野村に祀られていた九社(くしゃ)神社を相殿として祀っているそうです。

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 楼門です。
 すごく立派ですね。

 獅子・狛犬の写真を撮ったのですが、1体が逆光で全然写っていませんでした-_-;

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 代わりに神馬の写真です。
 新しい石碑で修復記念とあったので、まだそんなに年数が経っていないのかきれいでしたよ。

 写真はありませんが、天神さんなので牛も数体いらっしゃいました^^

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 こちらは鐘楼です。
 楼門といい、鐘楼といい、神社というよりはお寺にあるような佇まいです。
 楼門と鐘楼は県指定有形文化財だそうです。

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 まだ新しく見える拝殿も立派でした。

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 社務所で御朱印をいただきました。
 さすがは菅原道真公の天神さま、しっかりとした楷書の美しい字です。
 そこに松尾芭蕉の処女作「貝おほい」奉納の社と書いてありました。
 「貝おほい」は、芭蕉が最初に作った自撰の俳諧発句合(はいかいほっくあわせ)の題名で、中に俳諧で身を立てる決意が示されているそうです。
 実物は見ることができませんが、記念碑があるようです。
 でも、それに気付いたのは神社を出てからだったので、石碑を見つけることができませんでした。
 俳人の山口誓子謹書の石碑だそうで、せっかくなので見たかったのに残念。

 秋祭りの上野天神祭ではだんじりやお神輿が出るとのことで、町のいろんなところにだんじりを保管する蔵がありました。
 だんじり行事はユネスコの無形文化遺産に登録されているそうです。
 賑やかなのでしょうね^^

 上野の町の基礎を築いた藤堂高虎により藤堂藩の祈願所とされ、人々から大切にされてきた神社にお参りできて良かったです^^ 

上野天神宮(菅原神社)
 住所:三重県伊賀市上野東町2929 TEL:0595-21-2940
 社務所:8時30分~17時

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Author:Ms.れでぃ
主に関西で開催されている展覧会を観に行っています。
ゆるゆる感想を書いていきたいと思います。
ローカルネタになりますが、訪問していただけるとうれしいです。

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