奈良国立博物館 「春日大社若宮国宝展」
昨年末に、奈良国立博物館で開催されている「春日大社 若宮国宝展―祈りの王朝文化―」展('22.12.10~'23.1.22まで。観覧料1600円)を観てきました。

2022年に春日大社の摂社である若宮神社の社殿の建て替え(御造替)が完了しました。
御造替(ごぞうたい)は、社殿の建て直しだけでなく神宝や調度品なども新調される行事で、今回の展覧会は御造替の完成を記念しての開催です。
古来は春日大社の御造替も20年に一度の式年造替で、造替時には神宝の新調も古代の宝にできるだけ近付ける復元新調で現代の匠が製作されます。
展覧会では、若宮神社に奉納された品々や神宝の復元模造の数々が展示されていました。

会場入り口にあったのがこちらです。
真ん中の青の燈籠が「瑠璃燈籠(るりとうろう) 模造」で、後ろにかかっているのが「御翠簾(ごすいれん)」で、過去の御造替の時に作られたものだそうです。
鎌倉時代の瑠璃燈籠が展示されていましたが、青い長ビーズで作られていて凝っているなとは思いましたが、灯りをともすとこんな風に見えるとは思いませんでした。

御翠簾の両横の獅子と狛犬は、若宮神社の前にいらっしゃったのを近年下げられたそうです。
小さいですが風格がありました。

会場では古来の宝物と復元模造の品々を一緒に展示されていたので、製作当初の輝きはこういった感じだったのかというのがよくわかりました。
小さな刀など装飾がすごくきれいでした。
ところで、若宮神(天押雲根命あめのおしくものみこと)は春日大社本殿に祀られている四神の御子神として誕生された神さまだそうで、五穀豊穣、学問の神として信仰され、仏教の文殊菩薩さまと同一視されていたそうです。

こちらの「文殊菩薩立像」は、御子神らしく若々しく美しかったです。
春日大社の若宮社はそれほど大きくないので、こんなに国宝があるとは思いませんでした。
御子神ということもあってか、それほど大きなサイズの宝物ではありませんでしたが、美しい細工が施されているものが多かったです。
復元模造により、当時の雅な美しさも体感できた展覧会でした。
奈良国立博物館
住所:奈良市登大路町50番地 TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9時30分~17時 休館日:月曜(月曜祝日の場合は開館し、翌日休館)、年末年始(12/28~1/1)
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鎌倉時代の瑠璃燈籠が展示されていましたが、青い長ビーズで作られていて凝っているなとは思いましたが、灯りをともすとこんな風に見えるとは思いませんでした。


御翠簾の両横の獅子と狛犬は、若宮神社の前にいらっしゃったのを近年下げられたそうです。
小さいですが風格がありました。

会場では古来の宝物と復元模造の品々を一緒に展示されていたので、製作当初の輝きはこういった感じだったのかというのがよくわかりました。
小さな刀など装飾がすごくきれいでした。
ところで、若宮神(天押雲根命あめのおしくものみこと)は春日大社本殿に祀られている四神の御子神として誕生された神さまだそうで、五穀豊穣、学問の神として信仰され、仏教の文殊菩薩さまと同一視されていたそうです。

こちらの「文殊菩薩立像」は、御子神らしく若々しく美しかったです。
春日大社の若宮社はそれほど大きくないので、こんなに国宝があるとは思いませんでした。
御子神ということもあってか、それほど大きなサイズの宝物ではありませんでしたが、美しい細工が施されているものが多かったです。
復元模造により、当時の雅な美しさも体感できた展覧会でした。
奈良国立博物館
住所:奈良市登大路町50番地 TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル)
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