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2012.05.22 *Tue*

京都 泉屋博古館 「ガンダーラの美術とシルクロードの絵画」

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 昨日(5/21)の金環日食、皆さん見られましたか?
 大阪は雲が多かったのですが、雲の合間から見ることができました。
 あっという間でしたが、きれいでしたね。
 うちは夫がタイミングよく写真を撮ってくれました。
 なかなか上手に撮れてますよね

 ところで、一昨日終わってしまった泉屋博古館 「ガンダーラの美術とシルクロードの絵画」('12.3.17~5.20まで。入館料730円)の紹介をさせていただきます。

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 この展覧会は、泉屋博古館の名誉館長で、京大時代にインド・アフガニスタン・パキスタンの仏教遺跡を調査した考古学者の樋口隆康さんのコレクションと、シルクロード美術の保存と蒐集を行った平山郁夫の作品とコレクションを紹介した展覧会となっています。

 絵画よりレリーフなどの考古学発掘品のようなのが多かったです。
 小さいですが、彫りの細かい物が多く、フムフムと見てしまいました。
 勉強になったのは、ギリシア神話の神々の変化です。
 ギリシア神話のヘラクレスが仏教では金剛力士像として表されているのは有名ですが、天空を支えるアトラスが、仏塔などの基壇を支える膝立ちの像で表されているのを初めて知りました。
 また、ポセイドンの子のトリトンは、波を操る時に法螺貝を吹くのですが、それが元になってガンダーラでは伎芸天の役割を担っているんですって。
 面白いですよね。

 面白いといえば、ギリシア神話のケンタウロスは上半身が人間で下半身は馬なのですが、今回展示されていたケンタウロス像は足が蛇の尻尾でした。
 それも足が2本なので2本の蛇。
 どう変化して蛇足のケンタウロスになったのでしょうね。

 ギリシア神話ではないのですが、インド神話のシヴァ神の次男のスカンダの名前はイスカンダル(アレクサンダー大王)から転じたという説があるそうです。
 スカンダは、仏教では韋駄天、倶摩羅天とされているので、もしかするとアレクサンダーが韋駄天として伝わっているかもしれません。
 騎乗術に長けていたアレクサンダーは確かに速かったでしょうね

 今回の平山郁夫の絵画の目玉は、前期は「仏教伝来」(左チラシの上)、後期は「建立金剛心図」(右チラシの上)でしょう。
 私は後期に行ったので「建立金剛心図」の方だったのですが、この作品は、魔が釈迦の悟りを妨害しようと釈迦を誘惑する場面を描いたものです。
 この誘惑を退け静かに瞑想を続けた後、夜が明けると同時に釈迦は悟りを開きます。
 お釈迦さまの体が黄金に輝き、4隅にいる魔もその光を受け金色に輝いているということは、悟りの瞬間なのでしょう。
 その一瞬を見事に捉えた神々しい良い絵だなと思いました。
 描き方も、彫ったような線があり、それがちょっと立体感のような効果を生み出してました。
 この作品は、東京国立近代美術館の所蔵品なので、また機会があれば注目して見てみてくださいね

 この絵に華を添えていたのは、2-3世紀のライオン像です
 このライオン、ちょっと眉がたれていてかわいかったですよ。

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 この日、ちょうど平山郁夫の奥さんの平山美知子さんの講演会がありました。
 平山郁夫が被爆経験から体調に自信をなくし、元気なうちに自分の代表となるような作品を生み出したいという想いから生まれた「仏教伝来」、この作品が入選しシルクロードに奥さんと一緒に旅するようになり、そこで見た遺跡の荒廃を止めたいと思いから文化財の保護に力を注いだということを奥さん自身からお話を聞き、よりリアルに平山郁夫の考えが伝わってきました。
 シルクロードを歩き回った平山夫妻ですが、アフガニスタンやパキスタンなど昔は一般人は旅行に行けなかったらしく、どうやって行けばいいのかと相談した相手が初めに紹介した樋口隆康さんだったそうです。
 それで今回のコラボ展示になったのだなと納得。

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 この日は、樋口隆康さんもいらっしゃっていました(写真右)。
 樋口さんは93歳だそうですが、とてもそんなお年には見えないぐらいピンとしっかりしてられます。
 杖もつかずにかくしゃくと歩かれるんですからすごいですよね。
 美知子さんもすごくしっかりした手の生命線をしてられます。
 やっぱり、若い時から良く歩いて足腰をしっかりさせておくと、元気で長生きできるんでしょうね。
 
 最近、平山郁夫の展覧会を観る機会が多いですが、ただ単に絵を見せるというより、平山郁夫の考え方・平和への想いを伝えようとする展覧会が増えてきているような気がします。
 平山郁夫が止めたかった遺跡の荒廃も、世界が平和になれば止まるでしょう。
 誰もが平和を願っていると思うのですが・・・。

 日本の広範囲で見れる次の金環日食は300年後だそうです。
 その時には今よりもっと平和になってて欲しいなぁ。
 もちろん世界中が平和にね
 
泉屋博古館
 住所:京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24 TEL:075-771-6411
 開館時間:10時半~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌日代替休)、展示替期間、展覧会の会期中にも臨時休館日がある場合有り。

2012.05.19 *Sat*

京都 清水三年坂美術館 「印籠百展」

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 ブログをまた休んでしまってすみません。
 あっという間に日が経ってしまい・・・というのが、いつもの言い訳です(笑)。
 明日で終了の展覧会を急いで紹介をさせていただきますね。

 清水三年坂美術館で開催されている「印籠百展」('12.2.24~5.20まで。入館料500円)です。

 こちらの美術館の展覧会は、本当に毎回美しい工芸品を観せて頂けるのですが、今回も素晴らしかったです!

 印籠って、手のひらサイズの大きさで、それほど大きくはないのですが、その小さな容器に漆工、螺鈿(らでん)、截金(きりがね)、蒔絵(まきえ)、七宝など、工芸技法の粋がギュッとつまっている感じで、本当に美しく、その作りの精緻さに感嘆してしまいます。

 元々印籠は、3段から5段の筒のようなものを積み重ねているため、それを留めるための緒締めと根付がセットになっています。
 根付だけでも凝った物が多いのですから、根付や緒締めが付いた印籠が芸術品だというのは納得ですよね。
 ですが、明治以降、洋装の普及により印籠の需要も減り、印籠の制作技術も途絶えたそうです。
 寂しく、惜しいことですよね。

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 どれも美しかったのですが、チラシのやや左上にある蝶の印籠は、飯塚桃葉(いいづかとうよう)の「群蝶図蒔絵印籠」です。
 金と銀の蒔絵、螺鈿、截金などの技法が使われており、華やかで美しいです。

 チラシには載ってませんが、無銘の作品の「籠目牡丹図蒔絵印籠」も金地に金の蒔絵、白い牡丹は螺鈿、鼈甲(べっこう)、葉っぱに緑石が使われ、上品で美しかったです。

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 白黒チラシ右の菊の印籠は、柴田是真の「菊尽蒔絵印籠」です。
 菊の質感がいいですね。
 中のもう一層が赤で統一されておりきれいでした。

 チラシには載っていませんが、是真の「餅花を持つ寿老人蒔絵印籠」は円筒形で、寿老人と大黒さんが踊っていて、ユニークな作品でした。

 小さな印籠の中に物語が感じられる作品もあり、どの作品がというより全ての作品が良かったです。
 この展覧会は明日(5/20)までです
 紹介が遅れましたが、おススメの展覧会です。
 お見逃しなく

 そうそう、印籠といえば、京博で開催されている陽明文庫展のミニチュア銀細工の中にも、ケースに入った印籠があるんですよ。
 京博に行かれる方は探してみてくださいね

清水三年坂美術館
 住所:京都市東山区清水3-337-1 TEL:075-532-4270
 開館時間:10時~17時(入館16時半まで) 休館日:月・火(祝日開館)、展示替期間、臨時休館あり

2012.05.09 *Wed*

大阪 平成24年造幣局通り抜け

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 GWも終わり、新緑やツツジがきれいですが、私のブログではまだ桜の季節です(笑)。
 もう公開期間は終了しているのですが、前回の記事と桜つながりで、今年の造幣局の通り抜けの桜を少しだけですが見ていただきましょう

 今年の桜は129品種354本だそうです。

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 左が「八重曙」、右が「平野撫子」です。

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 こちらは左が「大提灯」、右が「数珠掛桜」です。

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 可憐な「鐘馗」は満開でした

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 こちらは「須磨浦普賢象」です。
 花色が黄緑色で、開花終期には花弁の基部から赤色に変色していくそうです。
 ちょっと変わっているでしょ?
 だいぶん赤くなってきているので、終期になっているのでしょうね。

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 大体、2回に1回ぐらいしかきれいに咲いていない「鎌足桜」、今年は当たりでした

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 今年の桜の「小手毬」です。
 ちょっと終わりかけでしたね。

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 今年は最終日に行ったのですが、いつまでも寒くて通り抜けの桜もどうかなと思っていたのですが、意外にきれいに咲いていました。
 この通り抜けの期間を決める人ってさすがです

 天候が不順でも、ちゃんと美しく咲く桜に健気さを感じた今年の造幣局の通り抜けでした

 あともう1ヶ所桜をテーマにした展覧会が開催されていて行きたいのですが、行けるかなぁ。
 行きたいなぁ

造幣局の通り抜け
 住所:大阪市北区天満1-1-79 TEL:050-5548-8686(ハローダイヤル8時~21時。平成24年は3/16~4/23まで)
 開催期間:'12.4.17~4.23まで 通り抜け時間:平日10時~21時、土・日9時~21時

2012.05.03 *Thu*

虎屋京都ギャラリー 「山岸泉琳の世界」展('12.4.29 Sun)

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 虎屋京都ギャラリーさんの展覧会は、4/30までだったので、もう終了しているのですが、良かったので紹介させていただきますね。

 開催されていたのは、「日本画家 山岸泉琳の世界 <春景>」展('12.3.24~4.30まで。入場無料)です。

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 山岸泉琳さんという画家のお名前は、今回初めて知ったのですが、案内はがきの絵を見て一目で観に行きたい!と思いました。
 実際に見てみると、淡く繊細で美しい~

 今回は桜をモチーフにした絵がメインだったのですが、表現できないような微妙で繊細な色使いが桜のイメージとピッタリ合っています。
 桜の花びらは、本物の花びらを貼ってあるのかなと思うような繊細さです。
 ですが、画全体としてはデザイン的でもあります。
 現在の琳派を目指してらっしゃるとのことで、なるほどと思いました。

 今回の絵は、お部屋に飾るとちょうど良いような大きさです。
 春に山岸さんの絵を飾って毎日眺めれれば和めるだろうなぁ。
 あっ、うちは山岸さんの絵が似合うような家ではなかった(笑)。
  
 過ぎ行く春を追いかけたくなるような展覧会でした
 良かったです。

虎屋京都ギャラリー 
 住所:京都市上京区一条通烏丸西入 TEL:075-431-4736
 開館時間:11時~17時 (不定期開催)

2012.05.01 *Tue*

梅田 阪神百貨店 「池田あきこ原画展&まるごと猫フェスティバル」展('12.4.29 Sun)

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 この前(4/29)、最初に行ったのは梅田の阪神百貨店で開催されている「池田あきこ原画展-ダヤンのアベコベアの月」展('12.4.25~5.1まで。入場料500円)です。
 今回の展覧会は、2010年に刊行された「ダヤンのアベコベアの月」の原画を含めた約100点の作品が展示されていました。

 看板の絵を少し拡大してみましょうね。

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 う~ん、まだ小さいですね。
 もう少し大きくしてみましょう。

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 ダヤンとジタンのツーショットです
 横にいるバニラちゃんらしき猫さんは切れてしまいましたが。

 やっぱりダヤンはかわいいですね。
 でも、私のお気に入りはジタンなんですけどね

 「アベコベアの月」の他に、「ダヤンの誕生日」なども展示されていました。
 何回見てもかわいいですね。

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 会場の外には大きなダヤンのぬいぐるみが。
 ダヤンというよりかは、うさぎのマーシィに似てるかな。

 さすがに人気の展覧会、チラシの棚は既に空っぽでした。

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 池田あきこ展と同時に、「まるごと猫フェスティバル」も開催。
 猫をモチーフにした猫グッズっがいっぱいで、見てるだけでも楽しいです。
 でもレジはすごい行列になってましたけどね。

 この展覧会は、今日(5/1)までです
 あまりのかわいさにテンションあがりまくりの展覧会でした。
 楽しかったですよ

阪神百貨店
 住所:大阪市北区梅田1-13-13  TEL:06-6345-1201
 時間:10時~20時(最終日は17時まで。入場は各閉場の30分前まで)


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Ms.れでぃ

Author:Ms.れでぃ
関西を中心にお話します。
基本的には、遊びに行って、お昼を食べて、おみやげに家で食べれるものを買って帰るというパターンになっています。
ローカルネタになりますが、訪問していただけるとうれしいです。



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